喉にいい食べ物・飲み物9選｜痛みがあるときに避けたい食品も解説
公開日：2023.12.05
喉に痛みや違和感があるときは、粘膜に負担をかけないためにも喉にいい食べ物・飲み物を選びましょう。特に大根やリンゴには喉にいい成分が含まれ、すりおろせば消化にも良いので体調不良のときにも最適です。喉が痛いときにおすすめの食べ物や飲み物、痛みがあるときに避けたい食品を紹介します。
喉の痛みはなぜ起こる？考えられる3つの原因
喉が痛くなるのは、ほとんどが炎症によるものです。炎症は細菌やウイルスの侵入によって起きる他、喉の乾燥や生活習慣も原因に挙げられます。
①細菌やウイルス
空気中の細菌やウイルスが喉の粘膜に入ると、体内で増殖するのを抑えるために炎症が起こります。炎症により喉の痛みや腫れを感じることが多いようです。
②喉の粘膜の乾燥
喉の粘膜が乾燥すると細菌やウイルスが付着して炎症が起きやすくなります。外気が乾燥する冬やエアコンの効いた室内、鼻づまりがあるときも喉の粘膜が乾燥しやすい傾向に。
以下の記事を参考に、部屋の乾燥対策を実践しましょう。
③喉の酷使や生活習慣
他に喉の痛みの原因として考えられるのは、生活習慣によるもの。大声を出したり、長時間話したりして喉を使いすぎると炎症が起きて喉が痛くなります。喫煙や飲酒、辛いものや熱いものなど、刺激物の摂取も喉の粘膜を傷付けることがあるので注意しましょう。
喉が痛いときの食事の取り方
喉が痛いときは、喉に優しいものを食べると良いでしょう。加えて水分や栄養をしっかり摂ると、不調を遠ざけてくれます。
喉に優しい食品を選ぶ
喉が痛いときの食事は、なるべくやわらかい食品を選びます。豆腐やうどん、ゼリーやヨーグルトなど、なめらかで飲み込みやすい食べ物がおすすめです。また食材を細かく刻む、普段よりしっかり煮込むなど、調理方法を工夫するのも良いでしょう。
喉に優しいものに加えて、消化のいい食べ物もチェックしておきましょう！
水分と栄養を補給する
喉が痛いときは水分や栄養をきちんと摂ることも大切です。空気が乾燥すると喉の粘膜も乾いて、ウイルスが付着しやすくなります。水分をしっかり摂れば喉の粘膜がうるおい、ウイルスが付きにくくなるでしょう。
喉の痛みの原因が細菌やウイルスである場合は、粘膜の健康維持を助けるビタミンCをはじめ、栄養価の高い食事と水分を補給すると治りが早くなる傾向にあります。
不調を感じるときにおすすめ！喉にいい食べ物4選
喉の不調を感じたら、喉にいい食べ物を食事に取り入れてみましょう。大根やリンゴ、レンコンはすりおろすと飲み込みやすくなります。
大根
喉にいい食べ物としておすすめなのが大根。大根に含まれるイソチオシアネートという成分は、殺菌作用や抗炎症作用が期待できます。大根おろしにするとより飲み込みやすく、消化も良くなります。
こちらの記事もチェックして、大根の栄養を効率良く摂りましょう。
リンゴ
リンゴも喉にいい食べ物のひとつ。炎症を癒し、体内を浄化するリンゴ酸が含まれています。強い抗酸化力を持つポリフェノールも豊富です。リンゴは消化もしやすく、すりおろして食べると喉に優しくなります。
おいしいリンゴの選び方もこちらでチェック！
ネギ
ビタミンCが含まれるネギも喉にいい食べ物です。殺菌作用や抗炎症作用が期待できるアリシン・ネギオールという成分も含まれています。刻んでうどんや味噌汁などの食べ物に加えると、手軽に取り入れられるでしょう。
レンコン
レンコンも喉にいい食べ物です。ビタミンCが豊富で、タンニンという成分が含まれていて抗炎症作用も期待できます。レンコンのぬめりには喉をうるおす働きがあるとされ、喉の不調を感じるときにぴったりです。
喉にいい飲み物5選
喉が痛いときは、たっぷり水分も補給しましょう。なおかつ喉にいい飲み物を選べば、症状が緩和されやすくなります。コンビニやスーパーでも手に入るので、喉の不調対策に取り入れてみてください。
ココア
喉にいい飲み物でおすすめなのはココア。テオフィリンと呼ばれる成分が咳を鎮め、喉の痛みを抑えるなどの効果があるとされています。他にもポリフェノールやビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富で、抗酸化作用や整腸作用など、さまざまな健康効果も期待できます。
緑茶
緑茶も喉にいい飲み物とされています。抗菌・殺菌作用があるとされるカテキンが含まれているためです。コンビニやスーパーで売っているペットボトルの緑茶でも構いませんが、よりカテキンが多いのは茶葉から入れた緑茶なので、時間に余裕のあるときは試してみてください。
紅茶
紅茶も喉にいい飲み物のひとつです。テアフラビンという、抗菌作用・抗炎症作用が期待できる成分が含まれています。特にアッサムティーにはテアフラビンが多く含まれています。
なお喉が痛いときは、ミルクティーよりもストレートやレモンティーがおすすめ。紅茶に牛乳を入れると、牛乳のタンパク質とテアフラビンが結び付き、効果が弱まるとされているためです。
ハーブティー
ハーブティーも喉にいい飲み物です。ハーブティーにはさまざまな種類がありますが、喉に不調があるときは消炎作用の期待できるミントティー、抗酸化作用があるとされるカモミールティーなどがおすすめです。
生姜・ハチミツを飲み物に入れるのもおすすめ
生姜やハチミツを飲み物に入れるのもおすすめです。ハチミツには抗菌作用があり、喉の粘膜を保護してくれる上に、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。生姜にも殺菌作用や抗炎症作用があり、血行を良くして体を温めてくれるでしょう。紅茶やハーブティーに生姜やハチミツをプラスすると喉に優しく、風邪予防効果も期待できます。
喉が痛いときに避けたい食べ物・飲み物
喉が痛いときはアルコールや刺激物の摂取を避けたいところです。熱すぎるものや冷たすぎるものも喉への刺激となるので、適温にしてから食べるようにしましょう。
アルコール・炭酸飲料
喉が痛いときはアルコールの摂取を控えましょう。アルコールの刺激が粘膜にダメージを与えかねません。アルコールには利尿作用もあるので、粘膜の乾燥を引き起こし、症状を悪化させる可能性も。また炭酸飲料も喉粘膜の負担となり、喉がイガイガしやすくなるので避けたほうが無難です。
刺激物
香辛料やスパイス、酸っぱいものは喉の炎症を悪化させます。カレーや辛い中華料理などは喉が痛いときに避けたいメニューです。加えて、熱すぎるものや冷たすぎるものも喉に良くありません。熱いスープやアイスクリームなど、食べ物の温度にも注意しましょう。
固い食べ物
固い食べ物も喉の粘膜を傷付ける原因になります。せんべいやバゲット、ナッツなど、また唐揚げなどの固い衣にも注意してください。細かく切る、しっかり煮込むなど調理方法の工夫でもある程度対応できますが、喉が痛いときはなるべく固い食べ物を避けたほうが良いでしょう。
喉にいい食べ物や飲み物を取り入れてつらさを和らげよう
喉に不調を感じるときは、喉にいい食べ物や飲み物を食事に取り入れつつ、粘膜に刺激を与える食品を避けるのがポイントです。喉にいい食べ物・飲み物を取り入れて、喉の違和感やつらさを和らげましょう。
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