2025年(令和7年)厄年年齢早見表|本厄の過ごし方と厄払い・縁起物も解説
厄年は平安時代から存在していたと考えられている、歴史の長い風習です。特に、本厄にあたる年齢は人生の転機を迎えることが多い時期なので、環境や体調の変化に気を付けようという昔の人の教訓が込められていると言われています。厄災が多く降りかかるとされる科学的な根拠はありませんが、ついつい気になってしまう方も多いのでは?本厄の概要と年齢、厄年にやると良いことやしてはいけないこと、厄払いの方法について解説します。
- 厄年とはどんな年? 本厄・前厄・後厄の違い
- 厄年は災いが起こりやすいと言われる
- 本厄を中心とする3年間を厄年と呼ぶ
- 男女で違う!本厄の年齢と見方
- 本厄は女性に4回、男性に3回訪れる
- 本厄の年齢は「生まれ年」ではなく「数え年」で見る
- 【男女別】2025年(令和7年)の厄年年齢早見表
- 本厄の過ごし方とやってはいけないこと
- 【過ごし方①】身の回りのことを見つめ直すきっかけにする
- 【過ごし方②】健康に気を付ける
- 【過ごし方③】親しい方を招き食事会をする
- 【やってはいけないこと】何でも本厄のせいにする
- 本厄が不安なら、厄払いで心を落ち着けて
- 厄払いとは
- 厄払いの受け方
- 厄払いでの注意点
- 厄除け・厄落としと厄払いの違い
- 本厄におすすめの縁起物
- お守り代わりにもなる縁起物
- 本厄の方を気遣う贈り物
- 本厄は自分自身を見つめ直すチャンスの年
厄年とはどんな年? 本厄・前厄・後厄の違い
厄年とは、体調や環境に災いが起こりやすいとされている年のこと。厄年には何が起こりやすいのか、併せて本厄・前厄・後厄との違いについて解説します。
厄年は災いが起こりやすいと言われる
「厄」には災いや災難という意味があり、厄年とは体調や環境に災いが起こりやすいと言われる年のことです。結婚や引っ越しなどは、できるだけ避けたほうが良い行動として挙げられることがあります。
実際に、厄年にあたる年齢には仕事や家庭で大きな変化が起こりやすく、体にも疲れが出やすい傾向に。そのため、「普段より用心すべき年」という昔の人の知恵とも考えられています。厄年は生涯のうちに何度か訪れますが、そのうち最も注意が必要な年齢を「大厄」と呼び、数え年で男性は42歳、女性は33歳の年にあたります。
本厄を中心とする3年間を厄年と呼ぶ
厄年は、本厄を中心にその前年の前厄、翌年の後厄を含めた3年間です。単に本厄のことを厄年と言う場合もあります。
前厄は厄の前入りの年であることから「厄入り」とも呼ばれ、変化の兆しが現れやすい年。本厄は最も厄が表れるとされる年です。後厄は厄が薄れていくとされる年で「厄晴れ」とも呼ばれます。
男女で違う!本厄の年齢と見方
本厄の年齢は男女で異なります。それぞれの本厄の年齢と、厄年の年齢の見方を見ていきましょう。
本厄は女性に4回、男性に3回訪れる
本厄は女性に4回、男性に3回訪れます。以下がそれぞれの厄年(太字は大厄)の年齢です。
・女性→19歳・33歳・37歳・61歳
・男性→25歳・42歳・61歳
・男性→25歳・42歳・61歳
なお2025年に本厄を迎えるのは、女性では2007年、1993年、1989年、1965年生まれ、男性では2001年、1984年、1965年生まれの方です。
本厄の年齢は「生まれ年」ではなく「数え年」で見る
本厄の年齢は、現在の年齢ではなく、数え年で見ます。通常使われている生まれ年(満年齢)とは、生まれた年を0歳とし、誕生日を迎えるごとに1歳年をとるとする数え方です。一方、数え年は生まれた日を1歳とし、元旦を迎えるごとに1歳足していきます。そのため本厄を見る場合は、満年齢+1歳と考えると良いでしょう。ただし、早生まれの方が誕生日前に見る場合は、満年齢+2歳になるので注意が必要です。
【男女別】2025年(令和7年)の厄年年齢早見表
本厄・前厄・後厄の年齢を、男女別にわかりやすく一覧で紹介します。年齢は数え年、括弧内は2024年においての生まれ年と干支を表しています。
<女性の厄年早見表>(※は大厄)
前厄 | 本厄 | 後厄 |
---|---|---|
18歳(2008年/ねずみ) | 19歳(2007年/いのしし) | 20歳(2006年/いぬ) |
32歳(1994年/いぬ) | 33歳※(1993年/とり) | 34歳(1992年/さる) |
36歳(1990年/うま) | 37歳(1989年/へび) | 38歳(1988年/たつ) |
60歳(1966年/うま) | 61歳(1965年/へび) | 62歳(1964年/たつ) |
<男性の厄年早見表>(※は大厄)
前厄 | 本厄 | 後厄 |
---|---|---|
24歳(2002年/うま) | 25歳(2001年/へび) | 26歳(2000年/たつ) |
41歳(1985年/うし) | 42歳※(1984年/ねずみ) | 43歳(1983年/いのしし) |
60歳(1966年/うま) | 61歳(1965年/へび) | 62歳(1964年/たつ) |
本厄の過ごし方とやってはいけないこと
本厄にはできるだけ避けたほうが良いと言われる行動もありますが、意識しすぎずに過ごしたほうが良い結果につながることも。ここでは、本厄のおすすめの過ごし方を紹介します。
【過ごし方①】身の回りのことを見つめ直すきっかけにする
本厄では、結婚や引っ越し・転職など、人生の転機になるような行動はできるだけ避けたほうが良いと言われることがあります。しかし、意識しすぎてやりたいことを諦めると、後悔してしまう可能性も考えられます。
本厄は見方を変えると、人生の節目の年。本厄をきっかけに将来のことを考えたり、環境を整えたりすれば、人生が良い方向に変化する可能性もあるでしょう。本厄にとらわれすぎず、やりたいことは自分がベストだと思ったタイミングで行動に移すのがおすすめです。
【過ごし方②】健康に気を付ける
本厄にあたる年は、体の変化や体調面での不安を感じやすいと言われます。体に負担をかけないように心がけることが大切です。また、環境の変化によるストレスで気分が沈みがちになることもあるかもしれません。日頃からバランスのとれた食事や、適度な運動を意識し、休日は趣味を楽しむなど、心身ともにリフレッシュできることを取り入れていきましょう。
【過ごし方③】親しい方を招き食事会をする
三重県の中部から南部にかけての地域には、厄年に親しい方を招待してもてなす「厄祝い」という行事があります。厄年まで無事に過ごせたことを喜び、感謝を込めてお祝いするものです。厄祝いの風習にならって、本厄に親しい方を招き食事会を開いてみてはいかがでしょうか。
【やってはいけないこと】何でも本厄のせいにする
悪いことが起こると、「本厄だから」とネガティブ思考に陥ってしまうことも。しかし、本厄は災いばかり起こる年ではなく、人生の変化が起こりやすい時期と考え、しっかりと変化を受け入れていくことが大事です。落ち込んでばかりいないで適切に対処すれば、反対に人生が好転するきっかけにもなり得ます。
また、本厄を気にしすぎて不安が大きくなり、日々の生活でも心が落ち着かなくなってしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。不安を感じたら、まずは気分転換を心がけてみましょう。実際に悪いことが起こってしまったら、厄払いを受けるのがおすすめです。
本厄が不安なら、厄払いで心を落ち着けて
神社で厄払いを受けることで、本厄への不安が和らぐかもしれません。最後に、一般的な厄払いの方法と神社でのマナー、似た言葉である厄除けや厄落としとの違いを紹介します。
厄払いとは
厄払い(厄祓い)とは、邪気を振り払うために神社で祈願祈祷を受けることを言います。もともと旧暦では現在の節分(2月2日)が大晦日にあたり、年が明けるまでに厄を払うという意味で、元旦から節分までに済ませるのが良いとされてきました。しかし現在では特に日は定められておらず、一年中祈祷を受けつけています。
厄払いの受け方
祈祷を行っている神社なら、どこで受けても構いません。迷った場合は、厄払いのご利益があると言われる神社や、転職・引っ越しなどを控えているなら方位除けの祈祷を選ぶと良いでしょう。もし本人が行くのが難しい場合は、代理での祈祷を受けつけている神社もあります。
基本的に予約は必要ありませんが、正月から節分にかけてなど、大きな祭りが開催される日は受け入れ人数を制限していることがあるので、事前に電話やネットで確認しておくと安心です。
当日は、神社の御祈祷受付所に行き、受付用紙に記入して順番を待ちます。祈祷料は3,000円〜10,000円ほどで 、もし「お気持ちで」と言われたら5,000円ほどを渡すのが相場です。
厄払いでの注意点
服装は普段着で構いませんが、露出を控えて清潔感のある身だしなみを心がけましょう。服装に迷ったら、男女ともに黒や紺など暗い色のスーツを選ぶのがおすすめ。ネクタイは落ち着いた色・柄を着用し、靴は男性なら革靴、女性は低めのパンプスを選びます。スーツがなければ男性はジャケット、女性は膝下丈のワンピースなど、フォーマルを意識した服装にすると失敗しません。
なお、社殿には靴を脱いで上がることが多いので、靴下やストッキングを着用します。神社やお寺によっては、服装についての案内を出している場合もあるため、チェックしておくと安心です。
祈祷を受けてその年を無事に過ごせたら、感謝を伝えるためにお礼参りに行くことを推奨します。
厄除け・厄落としと厄払いの違い
厄払いと似た言葉に、「厄除け」や「厄落とし」があります。厄除けとは、主に寺院で祈祷を受けること。災厄から身を守り、邪気が寄り付かないよう予防する意味合いで行います。祈祷の受け方は、基本的には神社での祈祷と同じ手順です。厄払い・厄除けは厄年だけでなく、人生の節目や不運が続いた時に受けても構いません。
厄落としは、厄を祓い落とすために、自ら困難な状況を作ってこれ以上災いが起こらないようにとする風習のことを言います。昔は、普段大切にしているものや身に着けているものに厄を移し、わざと落としたり捨てたりしていました。現在では、寺院や神社で祈祷を受けて厄を落とすのが一般的です。
本厄におすすめの縁起物
本厄の方に贈り物をするなら、長生きに通じる長いものなどの縁起物がおすすめ。健康器具や癒しアイテムを贈って、相手の体調を気遣う気持ちを伝えるのも良いでしょう。
お守り代わりにもなる縁起物
本厄の方への贈り物には、お守り代わりにもなる縁起物が適しています。昔から長生きに通じるとされている長いものは縁起が良い贈り物です。男性にはベルトやネクタイ、女性にはネックレスやスカーフなどが適しているでしょう。
他には、蛇は脱皮をして再生することから、蛇などのうろこ模様をあしらった財布や名刺入れなども縁起が良いとされています。また、青海波(せいがいは)と呼ばれる波の文様のハンカチなども、波のように穏やかで平和な暮らしへの願いが込められているのでおすすめです。
本厄の方を気遣う贈り物
相手の健康を気遣う贈り物や、疲れを癒してくれるグッズもおすすめです。マッサージグッズや入浴剤、アロマグッズなどが良いでしょう。年配の方には、万歩計などの健康器具を贈るという選択肢もあります。
本厄は自分自身を見つめ直すチャンスの年
本厄は災いが降りかかる年ではなく、いつも以上に身の回りに気を配りたい年ということです。ネガティブなことばかりにとらわれず、自分の体や心に向き合うことで福を呼び込むきっかけになるかもしれません。自分を見つめ直す機会ととらえて、前向きに過ごしましょう。
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