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世界の美味しいパン図鑑|種類と特徴を学ぼう。食パンも国によって違う?

世界の美味しいパン図鑑|種類と特徴を学ぼう。食パンも国によって違う?

食パン、クロワッサン、ロールパン、ベーグル…。定番の食事パンから惣菜パン、甘い菓子パンまで、世界中で食べられているパンの種類はとても豊富です。日本やフランスを始め、世界各国を代表する人気のパンの種類や、美味しく保存する方法を紹介します。個性豊かな美味しいパンの世界をのぞいてみませんか?

【日本】パンの種類と特徴

現在、日本ではさまざまな種類のパンが食べられていますが、パンが日本に渡ってきたのは安土桃山時代。ポルトガル人が伝えたと言われています。朝の食卓に欠かせない食パンや、日本生まれのパンを紹介します。

食パン

カットされた食パン
食パンは定番の食事パンで、学校給食や朝食メニューに欠かせない存在です。そのまま食べる以外にも、トーストやサンドイッチにして食べる方法もあり、レパートリーが豊富。北海道では、「角食(かくしょく)」と呼ばれることもあります。

あんぱん

二つに割られたあんぱん
あんぱんはパンの中にあんこを入れた、日本を代表するパンです。明治2年創業の老舗パン屋、木村屋によって考案されました。水分が少なく硬いパンが多かった当時、木村屋は日本にパン食を普及させるために試行錯誤してパン作りを続けました。そして、酒饅頭の製法をヒントにして誕生したのがあんぱんです。

メロンパン

3つのメロンパン
パン生地の上にクッキー生地を乗せて焼き上げたパンです。見た目がメロンのようだから「メロンパン」と呼ばれたという説や、海外から来日したパン職人がシュトロイゼンクーヘンというドイツ菓子をヒントに日本で作ったという説など、由来には諸説あります。表面がさっくり、中はふんわりの美味しさです。

ジャムパン

いちごのジャムパン
ジャムパンもあんぱんと同じく、木村屋が作った日本発祥の菓子パンです。ビスケットの生地にジャムを挟んで焼く作業からヒントを得て、パン生地でいちごジャムを包み、焼き上げたのが始まり。現在では、さまざまな味のジャムで作られており、バリエーションが豊かです。

【フランス】パンの種類と特徴

日本でも人気のクロワッサンやバゲットは、フランス生まれ。フランスのパンは、パリッと歯触りの良いものや、たっぷりバターが使われているものが多く見られます。

バゲット

並べられたバゲット
バゲットは、日本ではフランスパンと呼ばれています。フランスの家庭でよく食べられており、素材は小麦粉、水、塩、パン酵母のみ。長さによってバゲット・バタール・フィセルと名前が変わり、バゲットは「杖」、「棒」という意味を持ちます。表面の切れ込み(クープ)がよく開き、そり返っているのが美味しいと言われています。

クロワッサン

皿に乗ったクロワッサン
バターをパンの生地に何度も織り込んで作るクロワッサン。生地とバターの層がサクサクした食感を生み出します。由来は諸説ありますが、もともとオーストリアのパンで、トルコ軍を撃退した記念に、トルコの国旗に使われている三日月型のパンを焼いたのが始まりと言われています。

ブリオッシュ

5個のブリオッシュ
ブリオッシュはバター、卵、砂糖、バターを使ったやわらかな食感が楽しめるリッチなパンです。17世紀初めにノルマンディー地方に生まれ、お菓子として考えられた時代もあります。フランスでは、新年を祝って特別なブリオッシュを食べる習慣があります。

パンドミ

手作りのパンドミ
パンドミはフランス語で「中身のパン」と言う意味を持つパンです。形は食パンに似ていますが、バターや砂糖などをあまり使用しないので、日本の食パンよりしっかりした食感です。やわらかく適度な噛みごたえと、豊かな小麦の風味を感じられます。

【ドイツ】パンの種類と特徴

ドイツは、ライ麦の収穫が盛んな地域。ドイツで作られるパンは、「黒パン」というライ麦を多く使ったものが有名です。ドイツのパンを見ていきましょう。

ライ麦パン

スライスされたライ麦パン
ドイツを代表するパンのライ麦パン。寒冷地のドイツでは、寒い土地でも育つライ麦を中心にパンを作っています。ライ麦の含有量が多い黒パンは、ドイツパンと呼ばれています。ライ麦はグルテンを含まないので、ずっしりと目が詰まった仕上がりのパンになり、噛むほどに味わい深いのが特徴です。

白パン

ドイツのブレッチェン
白パンは、ふわふわとやわらかく小麦の芳醇な香りを楽しめます。ドイツでは「ブレッチェン」と呼ばれており、テーブルパンとして食べられています。

プレッツェル

3つのプレッツェル
プレッツェルは、特徴的な結び目の形をしたドイツ発祥のパンです。太い部分はもっちり、細い部分はカリッとした2つの食感を楽しめます。光沢感のある茶色の生地も特徴的。プレッツェルにはさまざまな形があり、代表的なものはハートのような形をしています。

【イタリア】パンの種類と特徴

イタリアでは、地中海で採れるオリーブオイルやドライトマトなどの食材を使ったパンが有名。日本でも食べられているフォカッチャは、イタリア発祥のパンです。ここでは、イタリアのパンを紹介します。

フォカッチャ

3種類のフォカッチャ
イタリアで人気の平たいパン、フォカッチャ。イタリア語で「火で焼いたもの」という意味があり、焼き上げる前に生地にくぼみを作るのが特徴です。オリーブオイルの風味と岩塩の塩気がアクセントで、ドライトマトなどの具材を入れることもあります。ピザの原型とも言われ、イタリアでは大きなスクエア型に焼いて、切り分けて食事パンとして食べられています。

グリッシーニ

グリッシーニとソース
グリッシーニは、スティック状のパンです。カリカリとした食感が特徴で、細長い形状から「ブレッドスティック」と呼ばれることもあります。グリッシーニは、食べやすい大きさに折るのが正しい食べ方。そのままかじることは、マナー違反と言われています。手で折って、好みのディップソースなどに付け食べてみてください。

パニーニ

板の上に乗ったパニーニ
パニーニは、ミラノで生まれたイタリア風サンドイッチ。日本でいう惣菜パンに当たります。パニーニは「小さいパン」という意味で、小さな丸型のパンに生ハムやチーズなどの具を挟み、波型の鉄板で焼いて食べます。しま模様が特徴的で、パニーニにはイタリアの伝統的なパン「チャバタ」がよく使われています。

【イギリス】パンの種類と特徴

イギリスのパンには、日本でも親しまれている山型パン・イギリスパンや、スコーンなどがあります。イギリスと日本における、スコーンの製法や食べ方の違いも紹介します。

イングリッシュマフィン

カゴに入ったイングリッシュマフィン
伝統的なイギリスパンであるイングリッシュマフィン。しっとりした噛みごたえのある食感が特徴です。イングリッシュマフィンは表面にコーングリッツ※が塗られています。トーストすると、カリッと香ばしい食感になります。
※コーングリッツ:乾燥とうもろこしの皮と胚芽を取り除いて粉砕したもの。パンやマフィンなどの材料に使われます。

スコーン

旗が立っているスコーン
味や食感はレシピによって異なるものの、スコーンは冷たいバターと小麦粉を使用して作るのでサクサクした食感になります。また、パン酵母ではなくベーキングパウダーで作るのがポイント。日本ではスコーンといえば甘いイメージが強いですが、イギリスでは砂糖を入れずに作り、クロテッドクリームやジャムを付けて食べます。
スコーンは、ホットケーキミックスでも作れます。下記の記事では、ホットケーキミックスを使ったスコーンの作り方を紹介しているのでチェックしてみてください。

イギリスパン

スライスされた山型パン
イギリスパンは、日本ではイギリス食パンや山型パンとも呼ばれています。生地に蓋をせずに発酵させるので、てっぺんが山のような形になっているのが特徴。見た目は日本の食パンに似ていますが、バターや砂糖を使わないのであっさりした味わいです。イギリスではスライスしてからトーストし、バターやジャムを塗って食べます。

【西ヨーロッパ・北欧】パンの種類と特徴

西ヨーロッパや北欧からは、カフェで見かけるような甘いパンを紹介します。

デニッシュ

ブルーベリーのデニッシュ
デニッシュはウィーンで生まれ、デンマークで広まったパンです。デニッシュのふわふわ・サクサクの食感は、生地にバターを乗せて織り込む製法により生まれます。クロワッサン生地の製法と似ており、店によってはデニッシュとクロワッサンは同じ生地を使う場合も。デニッシュは甘め、クロワッサンは甘さ控えめと生地を使い分けている店もあります。

シナモンロール

3つのシナモンロール
スウェーデン生まれのシナモンロールは、北欧や中央ヨーロッパでも人気のパンです。日本では、シナモンパウダーを練り込んだ生地をうず巻き状に焼いた形がポピュラーですが、形状もトッピングも国によってさまざまです。

【アメリカ】パンの種類と特徴

日本でも人気のドーナツは、アメリカ生まれのパンです。お菓子のように思えますが、作り方によっては酵母菌を使用し発酵させるため、パンの仲間です。他にもアメリカのパンの種類を見ていきましょう。

ロールパン

皿に乗ったロールパン
ロールパンは、バターや卵を生地に練り込み、伸ばした生地をロール状に巻いて焼き上げたパンです。アメリカの家庭ではよく目にするテーブルパンで、バターがたっぷり入ったロールパンをバターロールと呼びます。

ベーグル

重なったベーグル
ドーナツ型のベーグルは、アメリカのパンと言われていますが、実はユダヤ人の間で食べられていたもの。アメリカに移住したユダヤ人が、アメリカ人に作り方を伝えたと言われています。一度お湯で茹でてから焼くのが特徴で、もっちりとした食感です。卵や牛乳を使わないため低カロリー・低脂質で、アメリカだけでなく日本でも人気があります。

ドーナツ

おいしそうなオールドファッションドーナツ
ドーナツは、アメリカで誕生したパンです。ドーナツには、酵母で発酵させるものと、ベーキングパウダーを入れて作るものがあります。ベーキングパウダー入りのドーナツはさっくりしており、ケーキドーナツと呼ばれることもあります。

パンを美味しく保存する方法(常温・冷凍)

冷凍庫にパンをしまう人
パンは乾燥すると固くなり、風味が落ちてしまいます。ここでは、美味しさを保てるパンの常温保存方法、冷凍保存方法と上手な解凍・焼き方のコツを紹介します。

購入した翌日までに食べるなら常温保存がおすすめ

購入した翌日までに食べ切れるなら、常温保存がおすすめです。パンを常温保存する場合は、直射日光が当たらない涼しい場所に置きましょう。パンの美味しさを損うのは「乾燥」です。保存袋の口をしっかり閉めて、水分が外に逃げないようにするのがポイントです。
夏場は、室内の温度が高く劣化しやすいため早めに食べましょう。なお、冷蔵庫でパンを保存するのはおすすめできません。冷蔵庫内の温度はパンに含まれるデンプンの劣化が進みやすく、密閉して保存したとしても風味が落ちやすいからです。

冷凍保存の方法と解凍・焼き方のコツ

パンを冷凍するときは、密閉するのがポイントです。パンを1個ずつラップやアルミホイルで包み、密閉できる保存袋に入れ空気を抜いてから冷凍庫に入れます。密閉すると冷凍庫内のニオイ移りを防げます。食パンは、食べたい厚さにスライスしてから冷凍しましょう。冷凍したパンは2週間ほど持ちます。
<冷凍するときの注意点>
ほとんどの菓子パン・惣菜パンは冷凍可能です。しかし、冷凍すると食感が変わるもの、解凍して味が落ちるものは避けたほうが無難です。イモ類(マッシュした状態を除く)・ゆで卵・生のフルーツ・生クリームは食感が変わりやすいので注意が必要です。
<焼き方>
具材が入っていないパン
解凍せずにアルミホイルに包んだまま、オーブントースター(200℃)で焼きます。焼き時間はパンの種類により8~12分程度ですが、時々様子を見ながら焼いてください。
中にあんこなどの具材が入ったパン
必ずアルミホイルをはがしてから500Wの電子レンジで30~40秒ほど加熱して半解凍状態にし、オーブントースターで5~6分焼くと美味しく食べられます。
※火花が散って危険なので、アルミホイルで包んだまま電子レンジで加熱しないでください。
下記の記事では、食パンの保存方法を詳しく紹介しています。

世界のパンを知り、パン生活を楽しもう

パンを食べている子供
世界にはさまざまなパンがあり、作り方や材料でその国の歴史なども感じられます。いつも食べていたパンも、特徴や種類を知ることで味わい方も変わるかもしれません。
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