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食パンの正しい保存方法。冷凍したパンをふわふわに解凍するコツも！

食パンの正しい保存方法。冷凍したパンをふわふわに解凍するコツも！

公開日：2022.12.19

食パンの消費期限は短く、開封後は期限内であってもパサパサになりがち。正しい保存方法を守って、おいしさを長持ちさせましょう。この記事では、食パンのおいしさを長持ちさせる方法や保存方法、冷凍した食パンをふわふわに解凍するコツや、おいしい焼き方などを紹介します。

食パンをおいしく長持ちさせるコツ
しっかり密閉して保存する
保管場所に気を付ける
冷蔵庫では保存しない
食パンの保存方法｜常温と冷凍どちらが良い？
2～3日以内に食べ切れそうなら…カビを防いで常温保存
2～3日以内に食べ切れないなら…なるべく早めに冷凍保存
冷凍した食パンをおいしく食べる【解凍・焼き方のコツ】
そのままサンドイッチに：自然解凍
時短でふわふわに：電子レンジ
表面はサクっと、中はしっとり：トースター
表面はカリカリ、中はしっとり：フライパン
正しい保存方法で食パンをおいしく食べよう

食パンをおいしく長持ちさせるコツ

食パンは水分を多く含むため、傷みやすい食べ物です。消費期限内であっても、保存方法によっては水分が飛び、乾燥してパサついてしまう原因に。少しでも長く、食パンをおいしく食べるためのコツを紹介します。

しっかり密閉して保存する

食パンには水分が多く含まれているため、乾燥しないように密閉して保存します。乾燥して水分がなくなると、パサついたり硬くなったりと食感や風味が落ちてしまいます。袋の口を留めているプラスチック製のバッグクロージャーや、袋留めクリップでは十分に密閉されないため、開封後はそのまま袋に入れておくのは避けましょう。例え消費期限内であっても、保存方法が適切でなければ、風味は落ちやすくなります。食パン専用の保存容器や保存袋を使うのもおすすめです。

保管場所に気を付ける

食パンは水分を多く含むためにカビが発生しやすいので、湿気が少ない直射日光が当たらない場所で保存します。温度が高く、湿気の多い夏は特に注意が必要です。開封してから2～3日で食べ切れない場合には、早めに冷凍保存しましょう。冷凍保存の方法は次章で紹介します。

冷蔵庫では保存しない

食パンを冷蔵庫で保存するのはおすすめできません。冷蔵庫内は乾燥しているため、水分が抜けて食パンに含まれるデンプンの劣化が進み、パサパサになってしまいます。食パンは常温保存か冷凍保存をしましょう。ただし、食パンを使ってサンドイッチを作った場合には、中に入れた具材の劣化を防ぐために冷蔵庫で保管してください。

食パンの保存方法｜常温と冷凍どちらが良い？

食パンを最後の1枚まで美味しく食べられるよう、正しい保存方法を知っておきたいもの。買ってきてから数日は常温保存が可能ですが、食べ切れない場合には、すぐに冷凍保存すると、おいしい状態をキープしたまま保存が可能です。ここからは、食パンのおいしさを保つ方法を見ていきましょう。

2～3日以内に食べ切れそうなら…カビを防いで常温保存

常温保存する場合、しっかり密閉して湿気や直射日光を避けて保存をすれば、2～3日程度はおいしく食べられます。より美味しく食べたい場合は、なるべく早めに食べ切りましょう。消費期限内であっても、常温保存はカビが生えやすいため、次の方法で保存するのがおすすめです。

＜カビを防ぐ常温保存の方法＞
・食パンと食パンの間にキッチンペーパーを挟む：食パンの水分を吸い取って、カビの発生を防止
・フタつき保存容器に食パンを入れ、ウイスキーの入った小皿を添える：ウイスキーのアルコールが蒸発し、カビが発生しにくい状態に

同じくアルコール度数の高いお酒をスプレーで吹きかける方法もあります。アルコールのにおいや成分は、焼いてトーストにすれば飛ぶので安心して食べられます。

2～3日以内に食べ切れないなら…なるべく早めに冷凍保存

食パンの美味しさを保つには冷凍保存がおすすめです。0度以下になると劣化の速度が緩やかになるため、おいしい状態のまま保存が可能に。2～3日以内に食べ切れないと思ったら、なるべく早めに食パンを冷凍保存しましょう。アルミホイルを使用した冷凍保存がおすすめですが、アルミホイルがない時はラップでも保存できます。

【アルミホイルでの冷凍保存の仕方】
空気に触れないように、食パンを1枚ずつアルミホイルで包みます。アルミホイルは水分やニオイを通さず、冷凍のスピードを上げておいしい状態のまま保存が可能です。

【ラップでの冷凍保存の仕方】
①空気に触れないように食パンを1枚ずつラップでピッタリ包む
②ジッパー付きの保存袋に入れる
保存袋に入れることでニオイ移りを防げます。この時に、冷凍焼けしないように袋の中の空気を抜くのがポイントです。

冷凍した食パンをおいしく食べる【解凍・焼き方のコツ】

冷凍した食パンをおいしく食べるためには、解凍方法も大切です。ふわふわの食パンを楽しむなら自然解凍か電子レンジ、トーストにしたいならトースターやフライパンを使いましょう。それぞれのコツもチェックしてください。

そのままサンドイッチに：自然解凍

冷凍した食パンは自然解凍しても美味しく食べられます。常温なら1～2時間、冷蔵庫に移して2～3時間で元のふんわりした状態に戻ります。前の章で、冷蔵庫保存はおすすめしないと紹介しましたが、解凍する際に冷蔵庫に入れるのは問題ありません。朝に食べたいなら、前日の夜に冷蔵庫に移してゆっくり解凍しましょう。自然解凍すれば、サンドイッチなどにも使えます。

時短でふわふわに：電子レンジ

自然解凍している時間がない時には、電子レンジ加熱でふわふわ食感に仕上がります。包んでいたアルミホイルやラップなどをすべて剥がし、耐熱皿に乗せて600Wの電子レンジで30～40秒ほど加熱。加熱が足りなければ、10秒ほど追加で加熱します。また、パンが薄切りなら時間を少なめに調整してください。

表面はサクっと、中はしっとり：トースター

あらかじめトースターを余熱で3～4分程度温めておき、冷凍状態の食パンを入れて短時間で焼き上げます。低温で焼くと水分が逃げるので、高温で焼きましょう。

焼く前に、食パンにスプレーで水をかけておくとパサつきを防げてしっとり焼き上がります。しかし、かけすぎるとべチャッとしてしまうので、パンからスプレーを少し離して全体にかかるぐらいにするのがポイント。4枚切りや5枚切りなど、厚みがあると表面だけが焼けて中が冷たいままになってしまうこともあるので、厚切りの場合は、あらかじめ自然解凍をしておくと中まで熱が通りやすいです。

【時短テクニック】
耐熱皿に食パンを1枚乗せ、600Wの電子レンジで20秒ほど加熱。半解凍状態にしてからトースターで焼き上げると、焼き時間を短縮できます。

表面はカリカリ、中はしっとり：フライパン

冷凍した食パンは、フライパンで焼いても美味しく食べられます。フライパンで食パンを焼くと、トースターに比べてより表面がカリッと焼けるのが特徴です。フライパンには油を引かず、冷凍した食パンを中火で何度かひっくり返しながら焼きます。弱火にすると、中の水分が飛んでパサつきの原因になるので、中火で焦げないように様子を見ながら焼きましょう。また、フタをして焼くと食パンの中の水分を逃さないので、中はしっとりした焼き上がりになります。