【種類別】新鮮なレタスの選び方|鮮度を保つ方法やおいしく調理するコツも
新鮮なレタスの選び方を知っていると、長持ちさせやすく、おいしく楽しめる期間も長くなります。サニーレタスやサラダ菜など、品種によって新鮮なものの選び方は異なるので、ポイントを押さえておきましょう。レタスの種類別の選び方や保存方法、調理方法のコツを紹介します。
【品種別】新鮮なレタスの選び方
一般的にレタスといえば丸い「玉レタス」が代表的ですが、「サラダ菜」や「グリーンリーフレタス」など、さまざまな種類があります。味や食感はもちろん、新鮮でおいしいレタスの選び方も品種によって異なります。芯や葉の見分け方などのポイントを紹介するので、レタスを購入するときの参考にしてみてください。
玉レタス
玉レタスは店頭でよく見かける、丸い形状のレタスです。一般的にレタスというと、玉レタスのことを指します。
<新鮮な玉レタスの特徴と選び方>
①葉がみずみずしく、ハリがある
②色は淡い緑色で白くない
③葉の巻きがゆるく、ふんわりとしている
④手で持ったときに見た目より軽く感じる
⑤芯が白く、伸びすぎていない
⑥芯の切り口が10円玉程度で大きすぎない
①葉がみずみずしく、ハリがある
②色は淡い緑色で白くない
③葉の巻きがゆるく、ふんわりとしている
④手で持ったときに見た目より軽く感じる
⑤芯が白く、伸びすぎていない
⑥芯の切り口が10円玉程度で大きすぎない
CHECK!このレタスは新鮮?
このように芯の切り口が赤く変色したレタスは、鮮度が良いとは言えません。赤い色は、レタスの中に含まれるポリフェノールが空気に触れて酸化している証拠です。食べられないわけではないですが、収穫してから日が経っている可能性があります。
そして全体的に葉が詰まってずっしりと重さがあり、芯のサイズが大きいと、葉が固かったり、苦みがあったりします。選ぶ際は、手にとって重さと芯の大きさも確認してみましょう。
そして全体的に葉が詰まってずっしりと重さがあり、芯のサイズが大きいと、葉が固かったり、苦みがあったりします。選ぶ際は、手にとって重さと芯の大きさも確認してみましょう。
1/2玉のレタスは芯の高さもチェック!
半分にカットされたレタスは、芯の高さもチェックしてみてください。目安はレタスの半分を超えない高さです。これ以上の高さになると成長が進みすぎて、苦味や葉の固さを感じるかもしれません。
カットされたレタスは切り口から酸化や乾燥が進みやすい傾向があります。長持ちさせたい場合は、半分にカットされたレタスよりも1玉丸ごと購入するのがおすすめです。
たっぷりのレタスもペロリと食べられる、人気のサラダはこちらの記事を参考にしてください。
サラダ菜
サラダ菜は玉レタスの仲間です。濃い緑色で葉が厚く、やわらかいのが特徴。ちぎってサラダやメインの付け合わせに使われることが多いレタスです。
<新鮮なサラダ菜の特徴と選び方>
①葉がみずみずしく、ハリがある
②葉が濃い緑色をしている
③全体がふわっとしていて軽い
①葉がみずみずしく、ハリがある
②葉が濃い緑色をしている
③全体がふわっとしていて軽い
鮮度が落ちると葉が黄色くなり、しなびてしまいます。
グリーンリーフレタス
葉が巻いていないリーフレタス(葉レタス)のうち、葉が緑色をしているのがグリーンリーフレタスです。葉先がヒラヒラとしているのが特徴的。サラダだけではなく、食材を巻いて食べるのにも向いています。
<新鮮なグリーンリーフレタスの特徴と選び方>
①葉がみずみずしく、ハリがある
②色は濃い緑色で鮮やか
③葉先の縮れ(ヒラヒラ)が細かい
④芯の切り口が10円玉大
①葉がみずみずしく、ハリがある
②色は濃い緑色で鮮やか
③葉先の縮れ(ヒラヒラ)が細かい
④芯の切り口が10円玉大
葉先が縮れているものの方が新鮮で、食感も良く感じられます。
サニーレタス
リーフレタス(葉レタス)の一種で、葉先が濃い紅色をしているものがサニーレタスです。グリーンリーフレタスと同様にサラダに使ったり、サンチュの代わりに焼肉を巻いたりして食べるのがおすすめです。
<新鮮なサニーレタスの特徴と選び方>
①葉がみずみずしく、ハリがある
②葉先の紅色・葉の中間の緑・芯の白の3色のコントラストがはっきりしている
③葉先の縮れ(ヒラヒラ)が細かい
④芯の切り口が10円玉大
①葉がみずみずしく、ハリがある
②葉先の紅色・葉の中間の緑・芯の白の3色のコントラストがはっきりしている
③葉先の縮れ(ヒラヒラ)が細かい
④芯の切り口が10円玉大
葉のコントラストがはっきりしているか、またグリーンリーフレタスと同じく葉先がしっかり縮れているかをチェックしましょう。
レタスの鮮度を保つ保存方法
みずみずしさが特徴のレタスは水分が多いので、乾燥に気を付けるとおいしさを保ちやすくなります。長持ちさせる保存のコツや使い方を知っておきましょう。
ラップやポリ袋でしっかり覆う
レタスは90%以上が水分なので、新鮮なシャキッとした食感を残すためには乾燥対策が必要です。全体をラップやポリ袋でしっかりと覆い、芯の部分を下にして冷蔵庫で保存しましょう。
カットされているレタスは、切り口が酸化しやすいです。レモン汁か酢をつけてキッチンペーパーで覆っておくと、酵素の働きが抑制されるため変色を防げます。その上からラップやポリ袋で包み、切り口を下にして保管するのがおすすめです。
<保存期間目安>
3~5日
3~5日
芯に小麦粉をつける
レタスの芯に小麦粉をまぶしておくと、小麦粉が水分の蒸発を防ぐ蓋になるため、みずみずしさを保ちながら長持ちさせやすくなります。芯を2~3mmカットし、切り口に小麦粉をまぶします。ポリ袋などでしっかり覆い、冷蔵庫で芯を下にして保存しましょう。
<保存期間目安>
2週間
2週間
成長点を壊す
芯にある成長点につまようじを刺し込むと劣化を防げます。成長点とは、葉から養分を集めようとする細胞のこと。葉から養分が減ると劣化してしまうので、成長点を壊しておくと葉の部分に養分が残って鮮度を保てるようになります。
芯の部分につまようじを3~4ヵ所ほど等間隔に垂直に刺し、奥までギュッと刺し込みましょう。100均などで販売されている専用グッズを使うのもおすすめです。
<保存期間目安>
2週間
2週間
外側の葉から使う
レタスを使うときは外側の葉から1枚ずつ剥がして使うのも長持ちさせるポイントです。芯を残しておくことで鮮度を保てます。
また、レタスは金属に触れると切り口が酸化しやすくなります。包丁やナイフで切るのではなく、使う分の葉だけを手で剥いでいくと良いでしょう。
ちぎったレタスは冷凍保存する
レタスは冷凍保存もできます。レタスをすぐに使い切れなさそうな場合は、早めに冷凍保存しておくと約1ヵ月もちます。
<レタスの冷凍保存方法>
1. 葉を1枚ずつ水洗いし、キッチンペーパーなどで水気をしっかりととる
2. 食べやすい大きさに手でちぎる
3. なるべく重ならないように保存容器や保存袋に入れる
4. 容器や袋をアルミホイルで包み、冷凍庫へ入れる
1. 葉を1枚ずつ水洗いし、キッチンペーパーなどで水気をしっかりととる
2. 食べやすい大きさに手でちぎる
3. なるべく重ならないように保存容器や保存袋に入れる
4. 容器や袋をアルミホイルで包み、冷凍庫へ入れる
短時間で冷凍した方が鮮度を保ちやすくなります。冷蔵庫に急速冷凍機能がある場合は利用すると良いでしょう。
使う際に自然解凍すると、レタスから水分が出てべちゃっとしてしまいます。自然解凍は避け、凍ったままの状態で炒めものやスープに入れる調理が向いています。
<保存期間目安>
2週間~1ヵ月弱
2週間~1ヵ月弱
レタスをおいしく食べるコツ
最後にレタスをおいしく食べるための下ごしらえや、調理のポイントを紹介します。ぜひ、毎日の食卓の中に取り入れてみてください。
たっぷりの冷水に浸ける
レタスを冷水に浸けると水が細胞に入り込み、シャキっとした食感になります。変色を防いだり、アクを除去したりする効果もあります。ただし長時間浸けると水に栄養が溶け出してしまうため、5分程度の短時間で行いましょう。
手でちぎる
手でちぎると切断面が粗くなり、表面積が広がります。サラダに使う場合はドレッシングが絡みやすくなり、おいしさがアップします。包丁やナイフを使うと切り口が酸化するので、手でちぎって新鮮なレタスを味わいましょう。
レタスを使ったサンドイッチを作るならこちらをチェック。
短時間で加熱する
レタスを加熱するときは短時間でサッと調理するのがポイント。レタスは火が通りやすいため、加熱しすぎるとシャキッとした食感が損なわれてしまいます。調理の際は、最後に入れると良いでしょう。
新鮮なレタスの選び方を知って献立に取り入れよう
新鮮なレタスを選んで保存方法に気を付ければ、レタスを長くおいしく楽しめます。シャキッとした食感に仕上がるように、下ごしらえや調理のコツも取り入れてみてください。
毎日の食卓のお買い物は、スーパーのチラシをShufoo!(シュフー)でチェックするのがおすすめです。シュフーチラシアプリでは、レタスを使ったサラダレシピを検索できます。