生ごみ処理機の「購入助成金制度」とは?申請の条件、交付までの流れも
生ごみを減量できて、ニオイや虫の発生を防げる生ごみ処理機。一部の自治体では助成金制度を導入していて、安く購入することが可能です。生ごみ処理機の購入助成金制度とは何か、申請の流れの一例を紹介します。購入を検討している方は、商品の選び方もチェックしましょう。
- 生ごみ処理機とは?
- 生ごみ処理機の「購入助成金制度」とは?
- 生ごみ処理機の購入助成金制度の申請の流れ
- 申請前のチェック事項
- 助成金申請の流れ【購入前に申請する場合】
- 助成金申請の流れ【購入後に申請する場合】
- 【自治体別】生ごみ処理機の助成金の事例
- 東京都杉並区の事例
- 東京都練馬区の事例
- 神奈川県川崎市の事例
- 生ごみ処理機の選び方【処理方法別】
- バイオ式:騒音や電気代が気になる方、家庭菜園をしている方に
- 乾燥式:すばやい処理機能・コンパクトサイズが欲しい方に
- ハイブリッド式:機能性重視の方に
- 生ごみ処理機を選ぶポイント
- 1. 設置したい場所に適しているか
- 2. 家族の人数に合う容量か
- 3. 投入可能な生ごみの種類が多いか
- 住んでいる地域の、生ごみ処理機の購入助成金制度をチェック!
生ごみ処理機とは?
生ごみ処理機とは、微生物や熱の力で生ごみを減量する機器のこと。製品により性能は異なりますが、家庭から出る生ごみを70~90%削減可能です。ニオイの軽減・虫の発生予防効果もあり、なかには生ごみを堆肥化できる商品もあります。
ごみを粉砕して下水に流すディスポーザーや、ごみを堆肥に変えるコンポスターも、生ごみ処理機の一種と捉える場合もあります。
バイオ生ごみ処理機・自動開閉式ごみ箱・排水口のヌメリ取りなど、便利なお掃除グッズについて知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
生ごみ処理機の「購入助成金制度」とは?
生ごみ処理機の購入に対し、助成金制度を導入している自治体があります。この制度は、生ごみの減量・リサイクル効率アップなどが目的です。自治体により負担額は異なりますが、本体購入金額の3分の1~2分の1以内、限度額を2~3万円としている場合が多いでしょう。この制度を利用すれば、生ごみ処理機を安く購入できてお得です。
生ごみ処理機の購入助成金制度の申請の流れ
生ごみ処理機の購入助成金制度を導入しているか、利用条件、申請の流れは自治体により異なります。事前にチェックしたい項目と、購入前に申請する場合・購入後に申請する場合の主な流れを解説します。
申請前のチェック事項
まずは「生ごみ処理機 ○○(住んでいる市区町村名)」と検索して、自分が住む地域で助成金制度が導入されているかを調べてみてください。導入されている場合は、以下の項目に注目しましょう。
<チェックしたい項目>
・補助金額
・対象者
・対象機器
・提出書類
・申請のタイミング
・補助金額
・対象者
・対象機器
・提出書類
・申請のタイミング
「購入後30日以内の申請のみ対象」「年度をまたいで購入した商品は対象外」など期限を設けている場合や、同一自治体の販売店・自治体指定の販売店で購入した機器しか申請できないこともあります。対象外となってしまわないよう、上記の項目をしっかり見ておきましょう。
助成金申請の流れ【購入前に申請する場合】
商品購入前に、希望者が助成対象に当てはまるかを確認している自治体では、事前申請書の提出が必須です。購入後に申請しても助成金が下りないことがあるので、必ず自治体指定の流れで申請をしましょう。
<流れの一例>
1. 事前申請書に、購入予定金額・購入先・メーカー・設置場所などを記入し、自治体に提出
2. 交付決定後、ごみ処理機を購入
3. 助成金の申請書、ごみ処理機の領収書・保証書、設置後の写真など、指定された書類を自治体に提出
4. 交付決定後は助成金を請求・受取
1. 事前申請書に、購入予定金額・購入先・メーカー・設置場所などを記入し、自治体に提出
2. 交付決定後、ごみ処理機を購入
3. 助成金の申請書、ごみ処理機の領収書・保証書、設置後の写真など、指定された書類を自治体に提出
4. 交付決定後は助成金を請求・受取
自治体に問い合わせをしてから、申請を行うケースもあります。
助成金申請の流れ【購入後に申請する場合】
ごみ処理機の購入後に申請を受けつける自治体では、事前申請は必要ありません。対象者・対象機器などの条件をよくチェックしてから購入・申請に進むことが大切です。
<流れの一例>
1. ごみ処理機を購入
2. 助成金の申請書、ごみ処理機の領収書・保証書、設置後の写真など、指定された書類を自治体に提出
3. 交付決定後、助成金を請求・受取
1. ごみ処理機を購入
2. 助成金の申請書、ごみ処理機の領収書・保証書、設置後の写真など、指定された書類を自治体に提出
3. 交付決定後、助成金を請求・受取
【自治体別】生ごみ処理機の助成金の事例
東京都杉並区・東京都練馬区・神奈川県川崎市の事例を紹介します。自治体ごとの導入事例を参考に、利用を検討してみてください。
※以下は令和5年7月現在の情報です。時期によって情報が変わる可能性があるので、必ず自治体のホームページで最新情報を確認してください。
東京都杉並区の事例
東京都杉並区は、購入・申請の期間を指定しています。また、ディスポーザーやコンポスターは対象外のため、機器の選択に注意が必要です。
補助金額 | 本体購入金額の2分の1、上限2万円(ポイント還元分などは対象外) |
対象者 | 区内在中で、過去5年以内に購入費補助を受けていない方 令和5年4月1日~令和6年3月31日までに生ごみ処理機を購入し、申請を行った方
|
対象機器 | 手動式、電気などの動力を利用する機械式 1家庭、年度内に1基(ディスポーザー・コンポスターは対象外)
|
提出書類 | ごみ減量対策課から配布される申請書、領収書、販売証明書 |
申請のタイミング | 購入後 |
東京都練馬区の事例
練馬区では生ごみ処理機の購入助成金制度はありませんが、生ごみコンポスト容器の購入あっせんを行っています。
<利用の流れ>
1. 申込書に必要事項を記入し、担当者あてに郵送する
2. 申込書が区に到着してから20日ほどで、販売店から商品が配送される
3. 商品を受け取ったら、同封されている払い込み用紙で料金を支払う
1. 申込書に必要事項を記入し、担当者あてに郵送する
2. 申込書が区に到着してから20日ほどで、販売店から商品が配送される
3. 商品を受け取ったら、同封されている払い込み用紙で料金を支払う
気になる方は「練馬区 生ごみコンポスト化容器購入のあっせん」で検索してみてください。
神奈川県川崎市の事例
最後は、コンポスターや密閉容器も対象機器に含んでいる、神奈川県川崎市の事例です。
補助金額 | 本体購入金額の2分の1、上限1万円 (クーポンやポイントを使った場合、値引き後の金額が対象)
|
対象者 | 市内に住所を有し、自分の家で使用するために購入した方 |
対象機器 | 手動式、電気式の生ごみ処理機は1世帯申請1回まで コンポスターや密閉容器など、必要な基材は年間4基まで(毎年申請可能)
|
提出書類 | 指定の申請書、領収書、保証書の写し |
申請のタイミング | 購入後 |
生ごみ処理機の選び方【処理方法別】
生ごみ処理機の処理方法は、主にバイオ式・乾燥式・ハイブリッド式の3種類です。ここでは、各処理方法のメリット・デメリット、価格や向いている方を解説します。
バイオ式:騒音や電気代が気になる方、家庭菜園をしている方に
バイオチップという、微生物を含んだ土のようなもので生ごみを分解するバイオ式は、生ごみを堆肥化できるため家庭菜園をしている方におすすめです。また、電気をあまり使わず静音性も高いので、電気代や騒音が気になる方もチェックしてみてはいかがでしょうか。
<メリット>
・5時間から1日ほどで、量を10分の1以下にできる
・残ったカスは堆肥として使える
・電気をほとんど使わない
・作動音が静か
・5時間から1日ほどで、量を10分の1以下にできる
・残ったカスは堆肥として使える
・電気をほとんど使わない
・作動音が静か
<デメリット>
・屋外にしか置けない場合がある
・バイオチップを入れるため、サイズは大きめ
・バイオチップを定期的に入れ替える必要がある
・屋外にしか置けない場合がある
・バイオチップを入れるため、サイズは大きめ
・バイオチップを定期的に入れ替える必要がある
価格:3万円〜
乾燥式:すばやい処理機能・コンパクトサイズが欲しい方に
熱風で生ごみの水分を蒸発させる乾燥式は処理速度が早いので、時短で処理したい方に向いています。電気ポットくらいのコンパクトサイズもあり、省スペースに収めたい方にも人気です。
<メリット>
・早く処理できる(半日程度~早いものだと5時間以下)
・処理後、可燃ごみとして捨てられる
・コンパクトなものは設置スペースを気にせず選びやすい
・早く処理できる(半日程度~早いものだと5時間以下)
・処理後、可燃ごみとして捨てられる
・コンパクトなものは設置スペースを気にせず選びやすい
<デメリット>
・電気代がかかる
・作動音がある
・処理後に本体の洗浄が必要なタイプの場合、手間がかかる
・電気代がかかる
・作動音がある
・処理後に本体の洗浄が必要なタイプの場合、手間がかかる
価格:約3万円~
ハイブリッド式:機能性重視の方に
ハイブリッド式は、熱風で処理した後にバイオ基剤で肥料化するもので、処理容量・脱臭・節電・静音性に優れています。機能性重視で選びたい方は、ぜひハイブリッド式に注目してみてください。
<メリット>
・生ごみを手早く堆肥化できる
・処理容量1.5kg以上のものがある
・乾燥式よりも消費電力が少ない
・脱臭効果が高い
・作動音が静か
・生ごみを手早く堆肥化できる
・処理容量1.5kg以上のものがある
・乾燥式よりも消費電力が少ない
・脱臭効果が高い
・作動音が静か
<デメリット>
・サイズが大きめ(小さいと機能性が下がることも)
・高価格なものが多い
・サイズが大きめ(小さいと機能性が下がることも)
・高価格なものが多い
価格:約12万円~
生ごみ処理機を選ぶポイント
より使いやすい生ごみ処理機を見つけるには、設置場所や家族の人数も考慮するのがポイントです。ここでは処理方法以外の視点から、生ごみ処理機選びのポイントを紹介します。
1. 設置したい場所に適しているか
屋内に設置したい場合は、場所を取らずインテリアの邪魔にならない、コンパクトサイズが便利です。また騒音やニオイがこもるとストレスになるかもしれないので、静音性や脱臭効果に優れたものがおすすめ。バイオ式は屋外にしか設置できないものが多いため、屋内に置きたい方はよくチェックしましょう。
屋外に置くなら、近隣住民に不快感を与えないよう、ニオイや虫が発生しづらい密封タイプを選ぶことが大切です。
2. 家族の人数に合う容量か
処理容量は、家族の人数から選ぶのがポイント。4人家族が1日に出す生ごみは約1㎏なので、それにあわせて処理容量1㎏ほどの生ごみ処理機が適しています。さらに人数が多い家庭なら、1.5kg以上処理できる大容量タイプが使いやすいでしょう。
ただし、容量が多いとサイズも大きくなります。置き場所が限られている場合は設置できるサイズで、複数回に分けやすい処理速度が早いものを検討してみてください。
3. 投入可能な生ごみの種類が多いか
より多くの種類のごみを処理できる商品は、処理が楽でおすすめです。水分が多いごみ・フライドチキンの骨・貝の殻は避けなければならないものや、大きな生ごみは事前処理が必要な商品は手間がかかります。投入可能な生ごみは、ホームページに記載の商品情報や店舗で確認を。
住んでいる地域の、生ごみ処理機の購入助成金制度をチェック!
生ごみ処理機の購入助成金制度を利用できれば、本体購入金額の何割かを自治体に負担してもらえます。お住まいの自治体で購入助成金制度を導入していたら、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
生ごみ処理機をホームセンターや家電量販店で購入するなら、Shufoo!(シュフー)でチラシを検索!
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ごみの分別方法については、以下の記事で解説しています。
生ごみのニオイを抑えたいときの対策については、こちらの記事をチェック。