冬場のガス代節約方法5選。お風呂の入り方など生活で見直すポイントは?
水温が低くなる冬は、ガス代が高くなる…という家庭も多いのでは。少しでもガス代を抑えられるように、ガス代の節約方法をチェックしてみましょう。この記事では、2人以上世帯の月平均のガス代や、冬場にガス代が高くなる理由、お風呂やキッチンのガス節約術、支払い方法や契約の見直しによる節約方法を紹介します。
月平均のガス代と冬場のガス代が高くなる理由
まずは、2人以上世帯の月平均のガス代を見てみましょう。特に冬場のガス代が高くなる理由も解説します。
2人以上世帯の1ヵ月の平均ガス代
総務省の「家計調査2021年12月」※によると2人以上世帯の1ヵ月間の平均ガス代は4,852円です。
※参考:総務省家計調査2021年12月
ガスの種類と料金の計算方法
家庭に供給されているガスは、都市ガスとプロパンガス(LPガス)の2種類です。どちらも月々の料金は、基本料金+従量料金(単位料金×ガス使用量)で計算されます。
都市ガスは、ガス事業者の拠点などからガス管を通り各家庭に供給されている、ガス事業法に基づいた公共インフラです。地域で多少の金額差がありますが、月額料金が大きく変わることはありません。
プロパンガスは、ガスボンベを各家庭に設置し、そこから直接供給されます。LPガスとも呼ばれています。火力が強いですが、都市ガスよりも料金が高めです。ガス会社ごとに料金は異なります。
夏よりも冬の方ガス代が高い理由
冬は水温が低いため、夏に比べてガス代が高くなります。東京都水道局によると、令和2年度の都庁付近の水温は、8月は平均26.9度であるのに対し、1月の平均は8.4度でした。
水温が低いほど湯を沸かす時間もかかるため、ガスの使用量も増えます。つまり、冬のシャワーには夏の倍以上のガス代がかかっているのです。
また、同じ温度でも、夏と冬では体感温度が異なります。夏には熱く感じられる40度の湯が、冬はぬるく感じる場合も。それにより、冬場は湯の設定温度が上がり、結果としてガス代が高くなります。
【お風呂】ガス代の節約方法
追い焚きの使用回数を減らしたり、節水を心がけることで、ガス代を節約できます。お風呂のガス代の節約方法をチェックしましょう。
追い焚きをなるべくしない、回数を減らす
追い焚き機能は、ガスの消費量が大きいです。資源エネルギー庁の発表では、追い焚き回数を1日1回少なくすることで、年間約6,190円のガス代を節約できると試算されています。
追い焚きをなるべくしない、または回数を減らすために、浴槽にフタをしたり、保温シートを使ったりして、お湯の温度を下がりにくくすると良いでしょう。できるだけ家族で入浴する時間帯を合わせ、間隔を空けすぎないようにするのもポイントです。
節水を心がける
シャワーを17分間使い続けると、その合計水量は浴槽に湯を張ったときの量(約200L)と同じくらいになります。
そのため、資源エネルギー庁では、シャワーの時間を1日1分短くするだけで年間約2,070円のガス代が節約できるというデータを出しています。
そのため、資源エネルギー庁では、シャワーの時間を1日1分短くするだけで年間約2,070円のガス代が節約できるというデータを出しています。
また、節水シャワーヘッドを使うのもおすすめです。節水シャワーヘッドは、1分間に使用する湯の量を約半分に抑えられるため、ガスの力で温める湯の量も半分に減り、節約につながります。
髪や身体を洗う際にシャワーを流しっぱなしにせず止めるようにすると、水とガスの両方が節約できます。節水について詳しく知りたい人は、こちらの記事をチェックしてみてください。
【キッチン】ガス代の節約方法
野菜の下ゆでのように、少量や短時間の調理の場合は、ガスよりも電子レンジを使う方が節約できます。他にも食器を洗う際に湯の設定を低温にしたり、食器洗い乾燥機を導入したりすることで節約につながることも。
ガス代を節約できる調理家電・器具を使う
資源エネルギー庁では、電子レンジを上手く活用することで年間約3,000円ガス代が節約できると試算しています。野菜を下ゆでするときなどは、電子レンジを使うと良いでしょう。
ガス代を節約できる調理器具は、他にもたくさん!
・加熱時間を短縮できる圧力鍋や保温鍋
・熱伝導力が高い鍋やフライパン
・電気ケトル など
・加熱時間を短縮できる圧力鍋や保温鍋
・熱伝導力が高い鍋やフライパン
・電気ケトル など
なるべく低い温度のお湯で食器を洗う
湯沸かし器の設定温度が高いほどガスを多く消費します。資源エネルギー庁の調べによると、湯沸かし器の設定温度を40度から38度に下げるだけで年間約1,430円のガス代が節約できるというデータも。お風呂と同じ設定温度のままではなく、できるだけ低温で食器洗いをしましょう。
食器洗い乾燥機を導入する
資源エネルギー庁は、40度のお湯で食器洗いをした場合と、食器洗い乾燥機を使用した場合を比較すると、食器洗い乾燥機を使った方が年間約8,570円の光熱費を節約できると発表しています。設置可能であれば、食器洗い乾燥機の導入も検討してみましょう。
【契約見直し】ガス代の節約方法
支払い方法や、ガス会社を見直すことでガス代を節約できるケースもあります。契約の見直しによるガス代の節約方法を紹介します。
支払い方法を見直す
ガス代をクレジットカード払いにするとポイントが加算され、結果節約につながる場合もあります。例えば、ポイント還元が1%のクレジットカードを利用すると、ガス代が1%分安くなったと言えるでしょう。
また、事業者によっては口座振替割引を行っているところもあります。クレジットカード決済ができない事業者もあるため、契約を見直す際には支払い方法もチェックしておくのがおすすめです。
契約中のガス会社を見直す
契約中のガス会社を見直すのもガス代節約の一つの方法です。2017年4月に都市ガスの全面的自由化が始まり、現在もガス料金の低価格化やサービスの多様化が行われています。一度他社のガス料金もチェックしてみましょう。
家族のライフスタイルに合ったプランを扱うガス会社や電力会社が見つかる可能性もあります。また、ガスと電気をセットで契約できる事業者も。セット契約にすると、ガス代・電気代を大幅に節約できるかもしれません。
ガス代の節約方法を知り、実践してみよう
ガス代はお風呂の追い焚きの頻度を減らしたり、食器洗い時の温度を低く設定したりすると節約できます。節水シャワーヘッド、電子レンジや圧力鍋、食器洗い乾燥機を活用することも節約につながります。
また、ガス会社や支払い方法を見直すことで、ガス代の節約ができるケースも。今回紹介した節約方法を参考にしながら、自分達に合うガス代の節約方法を実践してみると良いでしょう。
今回紹介した節約方法により、電子レンジや節水シャワーヘッド、食器洗い乾燥機などの購入を考えている人は、まずはShufoo!(シュフー)でホームセンターや家電量販店のチラシをチェックしてみてください。
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