【二日酔い対策】飲む前・飲む時・飲んだ後の予防方法やおすすめの食べ物
公開日：2023.09.20
お酒を飲みすぎた翌日に表れる二日酔いの症状。少しでも早く改善したい、飲む前に予防しておけば良かったと後悔しないために、二日酔いの原因と対策と併せて、二日酔いに効く食べ物や飲み物について紹介します。タイミングごとの対策を知り、適切に二日酔いを予防・改善しましょう。
二日酔いが起こる原因
二日酔いの原因は許容量を超えた飲酒です。お酒を飲みすぎると血中の有害物質「アセトアルデヒド」の濃度が上がり、二日酔いの症状が表れます。アルコールが分解される過程で発生する「アセトアルデヒド」は肝臓で処理されますが、一度に分解できる量は限られています。この分解処理が追いつかなくなることで、二日酔いになってしまうのです。
二日酔いの主な症状には、頭痛・吐き気・胃腸症状・睡眠障害・感覚や認知機能の低下などが挙げられます。
二日酔い対策【お酒を飲む前】
二日酔いを防ぐには、お酒を飲む前・飲む時・飲んだ後と、タイミングごとの対策をするのがおすすめ。飲む前には、あらかじめ何か食べておく、栄養ドリンクを飲むなどの対策が効果的です。
食べ物を胃に入れる
お酒を飲む際は、事前に食べ物を胃に入れておきましょう。空腹の状態でアルコールを摂取すると、刺激で胃の粘膜が荒れたり、アルコールの吸収速度が上がったりして悪酔いするおそれがあるためです。胃に食べ物を入れておけば、アルコールの分解も早くなります。
ただし、脂の多い揚げ物やお菓子などは逆に胃の負担になるので、飲む前にはタンパク質を多く含む豆乳やヨーグルトなどを選んでください。タンパク質は、肝機能を活性化させる効果が期待できます。
肝臓の働きを助ける栄養ドリンクを飲む
胆汁の分泌を促す効能のある栄養ドリンクを飲むのもおすすめです。肝機能を高めることで、アルコールの代謝を促進することができます。
ウコンやシジミ成分など、肝機能の改善効果が期待できる医薬品・医薬部外品のドリンクを選びましょう。コンビニやスーパーなどで手軽に購入できるので、飲酒前にはぜひチェックしてみてください。
二日酔い対策【お酒を飲むとき】
お酒を飲む時は、水を一緒に飲む、食事と一緒に楽しむなど、ペースを考えて飲むことが大切です。飲む時に心がけたい二日酔い対策を紹介します。
こまめに水を飲みながらお酒を飲む
お酒を飲む時は、水（チェイサー）も一緒に飲むようにしましょう。お酒と一緒に水分を摂ると体内のアルコール濃度が下がり、アルコールの吸収が緩やかになるので酔いが回りにくくなります。また、アルコールには利尿作用があるため、気がつかないうちに脱水状態になっていることも。その点でも、こまめに水を飲むことは大切だといえます。
お酒1杯に対して水も1杯飲むようにすると効果的です。酔いが回ってきたと感じたら、水の量を増やし、肝臓がアセトアルデヒドを分解できるように調整しながら飲むように心がけます。
食事をしながら飲む
アルコールの回りが緩やかになるように、食事をしながらお酒を飲むのも効果的。空腹状態でアルコールを摂取すると、吸収が速まってしまうためです。
タンパク質を含む枝豆や豆腐、タンパク質だけでなくアルコールの分解を助けるタウリンも含むタコ・イカ、脂質も含むことから胃の粘膜を保護するチーズなどは、お酒のお供として特におすすめです。
一気飲みは避けてゆっくり飲む
お酒はできるだけゆっくりしたペースで楽しむようにしましょう。早いペースでアルコールを体内に入れると、吸収・分解が追いつかなくなってしまいます。
一気飲みはアルコールを急激かつ大量に体に入れるため、ひどく酔うおそれがあります。二日酔いだけではなく急性アルコール中毒のように危険な症状が出るリスクもあるので、一気飲みは避けてください。また、数種類のお酒を交互に飲む“ちゃんぽん”と呼ばれる飲み方も同様に、アルコールの吸収・分解が追いつかなくなる原因になりやすいと言われています。
二日酔い対策【お酒を飲んだ後】
お酒を飲んだ後は十分に水分補給をして、酔いが覚めるまでゆっくり過ごしてから眠るようにします。飲んだ後にできる二日酔いの対策を見ていきましょう。
水分を十分に補給する
飲んだ後もアルコールの利尿作用で脱水状態になりやすいため、十分な水分補給を心がけてください。脱水状態のまま寝てしまうと、二日酔いの原因になりかねません。
飲み物は水でも問題ありませんが、より体に吸収されやすいスポーツドリンクもおすすめです。アルコールの分解には糖分も必要です。その点でもスポーツドリンクは飲んだ後に適したドリンクと言えます。
酔いが覚めてから眠る
お酒を飲んだ後は、ある程度酔いを覚ましてから眠るようにしましょう。睡眠中はアルコールの分解が遅くなるため、飲んだ後すぐに寝てしまうと二日酔いになりやすいと言われています。酔いが覚めるまでは水分を補給しながらゆっくり過ごし、アルコールの分解を促してください。
二日酔いに効く食べ物・飲み物
対策をしても二日酔いになってしまった時には、食べ物や飲み物で体調を立て直しましょう。コンビニやスーパーで手軽に購入できる二日酔いにおすすめの食べ物・飲み物を紹介します。速攻で吐き気や頭痛などを解消するには、必要な栄養素を選んで摂取することがポイントです。
【食べ物】シジミや豚肉が入った「味噌汁」
味噌汁はアルコールの利尿作用で失われやすい水分と塩分を同時に補給できる食べ物。特に、肝臓の働きを助けるオルニチンが含まれているシジミの味噌汁がおすすめです。
その他にも、疲労回復に欠かせないビタミンB1を豊富に含む豚肉が入った豚汁も効果的です。カップ味噌汁ならコンビニで手に入るので、飲み会の帰りに購入しておくと良いでしょう。
【食べ物】ビタミン・ミネラルが豊富な「果物」
ビタミン・ミネラル・水分が豊富な果物も二日酔いに適しています。ビタミンやミネラルはアルコールを分解する過程で多く消費されるため、不足したこれらの成分を補うのに果物は効果的と言えるでしょう。果物はアルコールの分解や代謝の促進効果が期待できる糖質も一緒に摂取できます。さっぱりとしていて二日酔いでも食べやすいので、あらかじめ用意しておくのがおすすめです。
【飲み物】コーヒー・紅茶などの「カフェイン飲料」
二日酔いで頭痛がつらい時は、コーヒーや紅茶などのカフェインを含む飲み物で緩和させると良いでしょう。カフェインは血管を収縮させる作用を持ち、頭痛を軽減すると言われています。
ただし、ブラックコーヒーは胃に刺激を与える可能性もあるので注意が必要です。できるだけ胃に負担をかけないよう、牛乳や豆乳を入れて飲んだり、カフェラテや紅茶などマイルドな飲み物を選んだりしてみてください。
【飲み物】ビタミンや水分補給に「野菜・果汁100%ジュース」
水分と合わせてビタミン・ミネラルを補給できる野菜ジュースや果汁100%ジュースも効果的です。ただし、これらの飲み物には糖質が含まれるので飲みすぎに注意しましょう。ある程度の糖質はアルコールの分解や代謝の促進効果が期待できるため有効ですが、なかには糖質が高いものもあります。パッケージに記載された成分表を確認してから摂るようにしましょう。
トマトは飲酒後の血中アルコール濃度を低下させると言われています。また、トマトに含まれるGABAは弱った肝臓を助ける作用があります。トマトジュースを紹介したこちらの記事もチェックしてみてください。
タイミング別の二日酔い対策をして楽しくお酒を飲もう
二日酔いの症状は、アルコールが分解される過程で発生する「アセトアルデヒド」の処理が追いつかなくなることが原因です。飲む前・飲む時・飲んだ後と、タイミングに合わせて対策すれば二日酔いのリスクも抑えられます。
あらかじめ二日酔いに効く食べ物や飲み物を準備しておくには、Shufoo!（シュフー）で近くのスーパーのお買い得情報をチェックおくのがおすすめです。
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