コバエ対策は意外と簡単!撃退トラップの作り方や侵入を防ぐ方法を紹介
気温が上がると、どこからともなく現れて家の中で大量発生してしまうこともあるコバエ。特に、気温が20℃以上の間は長期間にわたり発生しやすくなります。この記事では、部屋に入ってきたコバエを退治する方法、大量発生・侵入を防ぐ方法を紹介します。コバエが発生しない環境作りの参考にしてみてください。
コバエってどんな虫?
家の中を飛び回るハエのような小さな虫を「コバエ」と呼ぶことが多いですが、実は「コバエ」という名の虫は存在しません。一般的にコバエと呼ばれる虫は、大きく分けて以下の4種類です。
名 前 | 特 徴 | 主な発生場所 | 好むもの |
---|---|---|---|
ショウジョウバエ | 黄赤色 赤い目
2〜3mm
|
台所・生ゴミの周辺 | 熟した果物や野菜 調味料・酢・アルコール
|
チョウバエ | 黒色 5mm程度
蝶や蛾のように毛で覆われている
夜行性
|
沼地や湿地
風呂・台所・トイレの排水周り
|
湿った場所のヘドロなど |
ノミバエ | 黒褐色 2mm程度
俊敏でノミに似ている
|
生ゴミの周辺 腐敗した植物
動物の排泄物
|
生ゴミや腐敗した動植物
精肉などの食品に産卵することも
|
クロバネキノコバエ | 灰黒色 2mm程度
細長い体型
|
腐敗した植物の周り 観葉植物の腐葉土
|
観葉植物そのものや観葉植物の土に生えるキノコ(真菌類) |
この中でも、最もよく見かけるのはショウジョウバエです。これらのコバエはわずかな隙間から侵入し、大量発生につながります。
コバエが大量発生する原因
部屋に侵入したコバエが大量発生するのは、産卵数の多さや産卵から羽化までの期間が短いことが原因です。一度に30~50個産卵するとされますが、中には一度に100個以上産卵する種類もいます。産卵から約10日ほどで羽化し、2~3日でまた産卵します。そのため、一度コバエが産卵すると、早いサイクルで大量に発生してしまうのです。
コバエの幼虫の活動が活発になるのは、気温が約20度以上の時です。冬でも室内の温度が高いと発生する場合があります。
気温が上がると出てくる蚊への対策は、こちらの記事で解説しています。
コバエ対策|退治方法
コバエを退治するには、調味料を使ってトラップを仕掛ける、殺虫剤で駆除するなどの方法があります。コバエの退治方法を3つ紹介します。
めんつゆ(酢)で撃退トラップを作る
キッチン周りには、殺虫剤の使用は避けたいものです。ショウジョウバエのように調味料を好むコバエには、めんつゆや酢を使ったトラップを仕掛けてみましょう。
<トラップの材料と道具>
・めんつゆまたは酢
・水 少量
・小さいプラスチック容器または空のペットボトル
・中性洗剤
・カッター
・めんつゆまたは酢
・水 少量
・小さいプラスチック容器または空のペットボトル
・中性洗剤
・カッター
<トラップの作り方>
1. 小さいプラスチック容器または、ペットボトルの底から2〜3cmカットしたものを用意する
2. 1の中に水を1cmほど入れ、同量のめんつゆ(お酢)を入れる
3. 2の中に中性洗剤を数滴入れる
4. コバエが発生している場所に置く
※お子さんやペットのいるご家庭は、誤飲を防ぐため手の届かない場所に置いてください。
1. 小さいプラスチック容器または、ペットボトルの底から2〜3cmカットしたものを用意する
2. 1の中に水を1cmほど入れ、同量のめんつゆ(お酢)を入れる
3. 2の中に中性洗剤を数滴入れる
4. コバエが発生している場所に置く
※お子さんやペットのいるご家庭は、誤飲を防ぐため手の届かない場所に置いてください。
コバエの体は水を弾く性質を持っていますが、中性洗剤を入れることで水を弾けなくなります。めんつゆの香りに誘われてトラップの中に入ると体が沈んでいき、最後には死んでしまいます。
スプレータイプの殺虫剤で退治する
コバエを見つけたら、スプレータイプの殺虫剤を使うとすぐに退治できます。ゴミの周辺など、コバエが発生しそうな場所にあらかじめ吹きかけておくのも効果的です。部屋の中にコバエが現れた場合は、ワンプッシュタイプの殺虫剤がおすすめ。コバエの種類によっては効果が期待できない殺虫剤もあるため、コバエの種類に合わせて選びましょう。
捕獲タイプの殺虫剤で退治する
捕獲タイプの殺虫剤は、コバエの好きな香りで誘い出し、中に入った虫を逃さずに退治するタイプです。スプレーのように殺虫剤が周りに付かないため、キッチンでも使用できます。天井から吊るして粘着テープにコバエをくっつかせるタイプもあります。ただし、キノコバエやチョウバエなどには効果が期待できないため、殺虫剤スプレーと併用するのがおすすめです。
コバエ対策|発生を防ぐ方法
コバエが大量発生しないよう、コバエの発生源を知って対策を講じましょう。ニオイがする場所や水回りを探すと、コバエの発生源を見つけやすいです。
ゴミは密封しておく
コバエを寄せ付けないために、キッチンから出た生ゴミなどは密閉してから捨てることが重要。ゴミをそのまま長時間放置すると、ニオイに誘われてコバエが寄ってきます。特に、夏場はニオイが出やすい季節なので気を付けましょう。
こちらの記事では、生ゴミのニオイ対策について紹介しています。
水回りを清潔に保つ
コバエは生ゴミや排水溝のニオイに釣られて寄ってくるため、水回りを清潔にしておけばコバエの発生を防げます。生ゴミを入れる三角コーナーやカビが発生しやすいお風呂場、トイレなどもこまめに掃除しましょう。
こちらの記事では、水回りの水垢や黒ずみをすっきりキレイに落とすお掃除テクニックを紹介しています。
食べ残しを放置しない
食後の食べ残しやテーブルの上にこぼれたソースなどを放置しておくと、ニオイに誘われてコバエが寄り、大量発生につながります。食後はテーブルをキレイに拭き、食器はすぐに洗うようにしましょう。
ペットの排泄物は密封して処分する
コバエはペットの排泄物に卵を産むことがあるため、袋に入れて密閉してから処分しましょう。ペットの餌にもコバエが集まるため、放置せずに食器も清潔に保つことが大切です。
観葉植物はこまめに手入れする
観葉植物の根っこが腐った時にコバエが発生しやすいので、水のやりすぎには注意してください。鉢皿にたまった水はこまめに捨て、定期的に鉢皿を洗うことでコバエの発生を防げます。花瓶の水もこまめに変えるようにしましょう。
コバエ対策|侵入を防ぐ方法
コバエが発生するような要素がないのに部屋にコバエがいるのは、外からコバエが侵入している可能性があります。体が小さいコバエは、網戸や窓、エアコンの室外機の周りなどわずかな隙間からでも室内へ侵入できます。ここでは、コバエの侵入を防ぐ方法を紹介します。
細かい目の網戸に交換する
コバエは一般的な網戸の目よりも小さいため、室内に侵入できてしまいます。一般的な網戸の目は、18~20メッシュ(1.15~1.03mm角)ですが、コバエの侵入を防ぐにはそれより目が小さな24メッシュ(0.84mm角)以上がおすすめです。目が細かい網戸はコバエの侵入対策には効果がありますが、その反面ホコリが付きやすく、風通しが悪くなることも考慮しましょう。
窓・網戸・玄関ドアの隙間を塞ぐ
窓や網戸を閉めても窓枠との間に隙間がある場合は、コバエが侵入してきます。また、玄関のドアには空気抜きのために、数mmの隙間が設けられているものも。市販の隙間テープを使えば、これらの隙間を塞ぐことができます。
エアコンのドレンホース・配管穴を塞ぐ
エアコンの配管用の穴は、専用のパテで隙間を埋め、コバエが入らないようにしましょう。エアコンの室外機にある排水用のドレンホースからも、コバエが侵入する可能性があります。ドレンホースの先に15cmほどカットしたストッキングをかぶせて輪ゴムで止めれば、コバエの侵入を防ぎつつ排水もできます。
アロマオイルで侵入を防ぐ
コバエが嫌いな香りがするアロマオイルを使うのも効果があります。ペパーミント、ユーカリ、ゼラニウム、ローズマリー、ラベンダーなどのアロマオイルを窓や網戸などの侵入経路や生ゴミ周辺にスプレーしておけば、コバエが寄り付かなくなります。
市販の虫よけアイテムを活用する
上記の方法に加えて、コバエの侵入を防ぐ虫よけアイテムを活用する方法も。網戸にスプレーするタイプ、吊り下げるタイプ、侵入経路に塗布するタイプなどがあります。
コバエ対策をして大量発生や侵入を防ごう
コバエ対策には身近なものも活用できます。また、普段からコバエが発生しそうな場所をキレイに保つことで、大量発生を防げます。侵入を防ぐ対策も講じて、コバエのいない快適な環境を作りましょう。
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