「秋バテ」とはどんな症状？効果的な対策と解消におすすめの食材を紹介
公開日：2023.08.18
夏バテとよく似た症状が出る「秋バテ」とは、9月以降に体のだるさや食欲不振に悩まされる状態のこと。夏の間に溜まった疲れや、秋の寒暖差が原因と言われています。胃腸を整えて栄養を摂ったり、十分な睡眠を確保したりすると症状を和らげることができます。秋口まで不調が続くようであれば、この記事を参考に対策してみてください。
秋バテとは？主な症状を紹介
秋バテとは夏の暑さが少しずつ和らぎ、過ごしやすくなった時期に起こる症状のこと。夏バテほど耳にしない言葉ですが、最近では認知されるようになってきています。以下のような、夏バテと似た症状が出るのが特徴です。
<秋バテの症状>
・疲労がとれない
・体がだるい
・めまいがする
・やる気が出ない
・頭痛がする
・食欲がない など
・疲労がとれない
・体がだるい
・めまいがする
・やる気が出ない
・頭痛がする
・食欲がない など
知っておきたい！秋バテの3つの原因
秋バテの原因は、夏の暑さによって蓄積した疲労や、秋の寒暖差であることが多いでしょう。また、冷たいものを摂りすぎて消化機能が弱るなど、食生活が原因となっている場合もあります。
夏に溜まった疲れ
秋バテの原因のひとつは、夏に溜まった疲れです。暑い夏は体温を調節するために、体はたくさんのエネルギーを使います。夏の猛暑を乗り越えた体には疲労が溜まっていて、回復しないまま秋に突入すると秋バテの原因になります。
秋の寒暖差や急激な気圧の変化
寒暖差も秋バテの一因です。秋は1日の寒暖差が激しく、朝晩は冷え込むのに、昼間は夏のように暑い日も多いもの。急激な気温の変化に対応しようとして、体は多くのエネルギーを消費します。
秋は台風などの影響で気圧の変化も大きい季節です。寒暖差に加え気圧の変化により、自律神経が乱れて不調につながります。
栄養不足
栄養不足が秋バテを引き起こすこともあります。暑い夏は食欲がわかず、あっさりした食事を取ることも多くなりますが、秋になっても同じ食生活を続けると栄養不足の原因に。
また、冷たい食べ物や飲み物も内蔵が冷え、消化機能の低下を招きます。消化機能が低下すると、食欲も減退し栄養のある食事が摂りにくくなるでしょう。栄養が不足すると、免疫機能が低下し秋バテにつながってしまいます。
季節の変わり目を元気に過ごす！秋バテに効果的な対策4選
秋の寒暖差や栄養不足が引き起こす秋バテ。胃腸を整えたり、体を温めたりすると秋バテ対策につながります。秋を元気に過ごすためにも、効果的な対策をチェックしておきましょう。
①胃腸を整える
秋バテの対策には胃腸を整えるのがおすすめです。胃腸が整うと食欲が回復し、十分な栄養が摂れるようになります。疲労回復や胃腸を整える効果がある食材を摂りましょう。特に旬の食材は栄養価が高く、その時期に必要な栄養素も多いので積極的に摂りたいところです。
②十分な睡眠を取る
人間は眠っている間に疲労が解消されるため、睡眠時間をしっかり取ることが秋バテ対策になります。特に就寝後数時間以内に深い睡眠に達すると、成長ホルモンが分泌され、疲労感が回復しやすくなります。
ただし、自律神経が乱れていると熟睡しづらく、不眠や眠りが浅くなりやすい傾向に。自律神経は自分の意識とは無関係に働いていて、日中は活動に適した交感神経が優位に、夜は休息と回復に適した副交感神経が優位になるというバランスで健康を保っています。
しかし、ストレスなどにより交感神経が優位のまま寝ると、熟睡できず浅い眠りになったり、夜中に覚醒したりしてしまいます。熟睡できるよう、気温に合った寝具やパジャマを着る、寝る前にスマホの使用を控えるなどの工夫をしましょう。
眠りとお風呂の専門家による、寝る前ルーティンの解説記事はこちら。
③体を温める
秋バテ対策には体を温めるのも効果的。38～40℃のぬるめの湯船に15分程度浸かると体が温まります。秋は気温差が激しいので、薄手のカーディガンを持ち歩くなど、気温の変化に対応できる服装をするのも良いでしょう。スープなど温かい食べ物を食べることでも、体を芯から温められます。
健康や美容に良いとされる白湯を取り入れるのもおすすめです。作り方などはこちらを参考にしてみてください。
④ツボ押しやマッサージをする
ツボ押しやマッサージも秋バテ解消方法のひとつです。首のうしろにある天柱は自律神経を整えるツボ。押すと疲労回復や頭痛の緩和につながります。
足裏のツボ・湧泉（ゆうせん）は、血行を良くして疲労回復効果が期待できます。また、手の薬指以外の、爪の付け根には神経が集中しているので、押して刺激すると自律神経のバランスを整えてくれるでしょう。
秋バテの解消におすすめ！旬の食材5選
秋バテで疲れた体を立て直すには、食事で栄養を補うことも大切です。山芋やサツマイモなど旬の食材を取り入れましょう。おすすめの食べ方も紹介します。
山芋
山芋の旬は11～1月で、体を元気にする食材として知られています。山芋に含まれる、デンプン分解酵素のアミラーゼが消化を助けるので、秋バテ対策にぴったり。糖質をエネルギーに変えてスタミナをアップさせるビタミンB群や、腸を整える食物繊維も豊富です。
生のまま食べるとアミラーゼが活発に働いてくれるので、短冊切りにしてワサビ醤油をかけたり、すりおろして「とろろ」で食べたりすると良いでしょう。
サツマイモ
10月～1月頃が旬のサツマイモも、秋バテ解消におすすめです。豊富に含まれる食物繊維が腸を整えてくれます。エネルギーのもとになる糖質が豊富で、エネルギー代謝にかかわるビタミンB群も含むので疲労回復につながるでしょう。ポタージュスープにすると体も温まります。
サツマイモの栄養や調理方法についてはこちらの記事でも解説しています。
キノコ類
秋の味覚であるシメジやシイタケといったキノコ類もおすすめの食材。シメジやシイタケには腸を整える食物繊維が含まれています。シメジは疲労回復を助けるビタミンB群も豊富です。味噌汁やスープに入れても食べやすいでしょう。
スーパーで買えるキノコの種類と特徴についてはこちらの記事で紹介しています。
ニンジン
ニンジンは品種により旬の時期が異なりますが、「冬人参」は10〜12月が旬。整腸作用のある食物繊維や、粘膜を健康に保つビタミンAに変換されるβ-カロテンなど、健康に良い栄養素を含みます。油を使って調理すると、β-カロテンが吸収しやすくなります。
油で炒めてサッと作れる、にんじんしりしりのレシピはこちらをチェック！
鮭
鮭の旬も種類により異なりますが、秋鮭の旬は9～11月。鮭にはビタミン類やDHA・EPAといった、健康に良いとされる栄養素が豊富に含まれています。エネルギー代謝を促すビタミンB群によりスタミナアップ、抗酸化作用のあるアスタキサンチンなどにより、免疫機能の低下防止が期待できます。
アスタキサンチンやビタミンなど、脂溶性の栄養素を効率よく摂取できるように、油を使ったソテーやムニエルにして食べるのがおすすめです。
他にも、こちらの記事で消化に良い食べ物をチェックしてみましょう。
秋バテの原因や症状を知って効果的な対策を
秋バテの原因は寒暖差による自律神経の乱れや、消化機能の低下による栄養不足が考えられます。記事で紹介した方法も参考に、秋バテ対策をして季節の変わり目を元気に過ごしてみませんか。秋バテ対策に旬の食材をお得に買うなら、Shufoo!（シュフー）で近くのスーパーの情報をチェックしておきましょう。
また、シュフーチラシアプリなら、スーパーのチラシや旬の食材を使ったレシピを簡単に探せます。アプリのログインやチラシを見るだけでシュフーポイントが貯まり、豪華賞品が抽選で当たるチャンスも！シュフーチラシのアプリダウンロードはこちらから。
また、シュフーチラシアプリなら、スーパーのチラシや旬の食材を使ったレシピを簡単に探せます。アプリのログインやチラシを見るだけでシュフーポイントが貯まり、豪華賞品が抽選で当たるチャンスも！シュフーチラシのアプリダウンロードはこちらから。
この記事に関連するワード
