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漬物の種類一覧│定番から世界各地のローカル漬物まで紹介

漬物の種類一覧│定番から世界各地のローカル漬物まで紹介

たくあんやぬか漬けなど、漬物は種類が豊富でおいしいだけでなく、乳酸菌がたっぷり含まれていて健康や美容効果も期待できる食べ物です。そんな漬物を日常的に食べているのは、日本だけではありません。漬物の持つ効能効果や世界で食べられている漬物の種類を紹介します。

栄養が凝縮された保存食「漬物」

漬物を盛った皿
日本には古くから漬物文化が根付いており、その種類はバラエティに富んでいます。材料や漬け方には地域ごとの特性もあり、さまざまな味を楽しめます。漬物が持つ栄養や、種類を紹介します。

野菜などを漬け込んで保存性を高めた食品

漬物とは野菜、果物、キノコなどの食材を、塩や酢、醤油や味噌、米ぬかなどに漬け込んで保存性を高めた食品のことです。魚介類や肉類などの漬物もありますが、野菜の漬物が最もポピュラーと言えるでしょう。漬物は、素材の水分が抜けることでビタミン、食物繊維、ミネラルなどの栄養素と旨み成分が凝縮します。

漬物=発酵食品ではない

漬物は発酵食品というイメージがあるかもしれませんが、すべてそうとは限りません。微生物の力で発酵させる発酵漬物の他に、微生物が関わらない無発酵漬物という種類もあります。
<発酵漬物>
発酵漬物の代表はぬか漬けです。発酵漬物は乳酸菌、酵母など多くの微生物によって複雑な風味が生まれ、保存性が高まります。白菜漬けやしば漬けなどは、主に乳酸菌が関与している漬物です。食材を発酵させた乳酸菌を含むものも多く、腸活にも取り入れやすいでしょう。
<無発酵漬物>
短時間で作る浅漬けや、塩分濃度が高くて微生物が育たない梅干しなどの塩漬けは、無発酵漬物です。甘酢漬けも、酸によって微生物が育たないため、無発酵漬物に分類されます。さらに漬け床に味噌や酒粕などの発酵食品を使う漬物も、食材を直接発酵させるわけではないので無発酵漬物の仲間です。

漬物に期待できる効果

きゅうりの漬物を食べる女性
漬物には、乳酸菌をはじめさまざまな栄養素が含まれているものがたくさんあります。漬物に期待できる効果を見ていきましょう。

腸内環境の改善

発酵させて作られた漬物には乳酸菌が含まれています。乳酸菌は腸内環境を改善する効果があり、漬物の持つ乳酸菌は「植物性乳酸菌」で、生きて腸まで届きやすいと言われています。また、水に溶けない不溶性の食物繊維も豊富です。不溶性食物繊維は腸内で善玉菌のエサになり、繁殖を支援します。腸がきれいになると美肌効果も期待できるでしょう。
発酵食品については、こちらの記事が参考になります。
菌活については下記の記事をチェックしてみてください。

ダイエットのサポート

漬物は、ダイエットにも効果的と言われています。加熱処理をせず野菜を漬けている漬物を食べれば、野菜本来の栄養素をそのまま摂取可能です。なかでも発酵させて作られる漬物は、発酵の過程で野菜のビタミンやミネラルが増えます。ビタミンやミネラルは代謝に必要な栄養素であるため、漬物を食べることで代謝アップにつながります。
その他、ぬか漬けに含まれるビタミンB1は、糖質を効率良くエネルギーに変換して痩せやすい体へと導く効果も。さらにカリウムは体内の余分な水分を排出して、むくみ予防に効果的です。
また、漬物は栄養価が高いのにカロリーは低めであることもポイント。漬物の種類でカロリーは異なります。例えば、キムチなら1人前(40g)で10.8kcal、たくあんなら1人前(40g)で15kcalほどです。

世界の漬物の種類

保存食として生まれた漬物は、日本だけでなく世界中で食べられています。それぞれの気候や風土によって、味わいや作り方も異なる世界の漬物の種類と特徴を紹介します。

日本の漬物

さまざまなぬか漬け
日本は漬物大国であり、漬物の種類はかなり豊富です。ローカルな漬物では、京都産の野菜を使った京漬物や、いぶした大根をぬか床に漬けた秋田のいぶりがっこなどが有名。ご飯のお供としてだけでなく、お茶うけとしても親しまれています。日本の代表的な漬物の種類一覧は以下のとおりです。
■発酵漬物
漬物の種類 代表的な漬物 特徴
ぬか漬け    ・ナスのぬか漬け
・キュウリのぬか漬け など
ぬか床に漬け込んで作る漬物。
ぬか床とは米ぬかに塩や水を混ぜて乳酸発酵させたもの。ほど良い酸味が特徴。
たくあん    ・本干したくあん
・いぶりがっこ など   
大根を天日干しして塩と糠に漬けて作る漬物。
日本の代表的な漬物の1つ。
しば漬け    ・しば漬け
・キュウリのしば漬け など
しその葉とともに塩漬けした漬物。
あざやかな紫色と酸味が特徴の京都を代表する漬物。
■無発酵漬物
漬物の種類 代表的な漬物 特徴
浅漬け 大根の浅漬け
キュウリの浅漬け など
調味液に短時間野菜を漬け込んで作った漬物。
野菜本来の味が楽しめる。
醤油漬け 福神漬け
松前漬け など
調味料や香辛料を加えた醤油に漬け込んで作る漬物。
生臭さなどを消す消臭作用がある。
粕漬け 奈良漬
わさび漬 など
酒粕やみりん粕に漬け込んで作る漬物。
ほのかな甘みと塩気が楽しめる。
麹漬け べったら漬け など 一度塩漬けにした野菜を麹で漬けて作る、甘みのある漬物。
麹自体は発酵食品で、健康食品としても注目されている。
ぬか床について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

韓国の漬物

皿に盛ったキムチ
韓国の代表的な漬物はキムチ。韓国の食卓には欠かせない漬物です。キムチの種類は数十種類あると言われています。唐辛子、ニンニク、果物、アミ(甲殻類の節足動物)、イカ、小魚などと野菜を漬け込んで乳酸発酵させて作るのが特徴です。キムチ以外にも、味噌を使った「チャガチ」、塩漬けした「チャンヂ」、浅漬けの「コッチョリ」などもあります。

中国の漬物

白い皿のザーサイ
中国も日本と同じく漬物の種類が豊富な国です。中国では漬物をそのまま食べるだけではなく、蒸し物や炒め物、スープに入れたり、薬味にしたりします。搾菜(ザーサイ、ザーツァイ)などは日本でもポピュラーな漬物。代表的な種類は下記のとおりです。
漬物の種類 特徴
搾菜(ザーサイ、ザーツァイ) からし菜を塩漬けにし、香辛料に漬け込んだ四川省の漬物。
泡菜(パオツァイ) 根菜類を生姜、唐辛子、花椒などと塩漬けにした四川省の漬物。
酸菜(サンツァイ) 乳酸発酵した白菜の漬物。中国の東北地方で食べられる。
醤菜(ジャンツァイ) 野菜、豆腐、卵黄、肉や魚などを味噌漬けしたもの。
糖醋漬菜(タンツゥージーサァイ) 野菜などを甘酢で漬けた漬物。

インドの漬物

インドのアチャール
インドにはアチャールという漬物があります。玉ねぎやニンジン、キュウリ、キャベツなどの野菜を、唐辛子や香辛料、酢、マスタードオイルで漬けたもので、ネパールでも食べられています。カレーに添えられることも多い漬物です。

タイの漬物

タイのパッカドーン
タイの代表的な漬物は、パッカドーンです。高菜の仲間の菜っ葉を塩漬けして作られ、野沢菜の古漬けのような酸味のある味わいが特徴。そのままで食べるより、卵と炒めたり、スープに混ぜたりと調味料的な感覚で使われています。食感は高菜漬けに良く似ているので、日本人も親しみやすいでしょう。

ミャンマーの漬物

ミャンマーのラペソー
東南アジアのミャンマーも漬物をよく食べる国として知られています。そのため、漬物の種類は豊富。発酵させたお茶の葉っぱを豆類やトマト、キャベツ、唐辛子、ニンニクと合わせた「ラペソー」や青マンゴーを米のとぎ汁と薄塩で乳酸発酵させた「レイエチェ」、タケノコの塩漬け「ミエチェ」などがあります。

ドイツの漬物

ドイツのザワークラウト
ヨーロッパでは塩漬けにした野菜を乳酸菌により発酵させたピクルスが有名です。なかでもキャベツの酢漬け「ザワークラウト」はドイツ発祥の漬物。ソーセージなどの付け合わせとして食べられることが多く、ビタミンCが豊富です。

イタリアの漬物

イタリアの漬物
イタリアで薬味や調味料として使われるケッパーの塩漬けも、漬物の一種です。花のつぼみであるケッパーを乳酸発酵させています。ケッパーを塩漬け後に塩抜きして、酢漬けにして作られます。フランスやスペイン、北アフリカでも作られていますが、シチリア地方の島々で作られるケッパーが香り高く有名です。

スペインの漬物

スペインの漬物
スペインの代表的な漬物は、ギンディージャ。スペイン北部で栽培される青唐辛子の酢漬けで、バルのつまみの定番です。辛さは控えめで、ししとうに似たマイルドな辛味と酸味が特徴です。

種類豊富な漬物を食生活にプラスしよう

いろいろな漬物
健康や美容にも効果が期待できる漬物は、種類が豊富です。ご飯のお供やお茶うけにするのはもちろん、料理に調味料や薬味として取り入れると、調理の幅が広がるかもしれません。世界各地で親しまれている漬物にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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