見切り品とは?賢く活用して節約&食品ロスを削減しよう
スーパーやドラッグストアなどで目にする見切り品。見切り品の購入は通常価格よりもお得なだけでなく、食品ロスの削減にもつながります。この記事では、見切り品の定義や購入するメリット、上手に活用する方法を紹介します。食費の節約や食品ロスの削減につながる可能性のある見切り品を活用してみましょう。
- 見切り品とはどのようなものか
- 見切り品とは「見切りをつけている商品」
- 「おつとめ品」「わけあり商品」との違い
- 見切り品=粗悪品というわけではない
- 見切り品を購入するメリット
- 食費を節約できる
- 食品ロス削減につながる
- 見切り品はどこで買える?場所ごとの賢い使い方
- スーパー:見切り品コーナーを把握し、総菜などは夕方以降を狙う
- コンビニ:会計の際にレジ横などをチェック
- 食品ロス対応の通販サイト:共同購入もおすすめ
- 見切り品専門店:使い切れる分だけを買う
- 見切り品の賢い活用術
- 生鮮食品は当日の料理に使うか、速やかに冷凍保存する
- 比較的長く保存できる食品を買う
- 大量消費レシピを活用する
- 見切り品は節約&食品ロス削減につながる!上手に活用しよう
見切り品とはどのようなものか
スーパーでよく見かける「半額」「●%OFF」などの値引きシールが貼られた商品を「見切り品」と呼びます。どのような商品が見切り品になるのか、また、混同されがちな「おつとめ品」や「わけあり品」との違いについて説明します。
見切り品とは「見切りをつけている商品」
見切り品はその名のとおり、店側が「早く売ってしまいたいため、見切りをつけて値段を下げる」商品のことです。値下げの理由は、賞味期限または消費期限が迫っている以外に、季節限定商品、規格外の商品、旧パッケージの商品であることなどが挙げられます。
これらの理由により、店側が早く売ってしまいたい場合、見切り品として値段を下げて販売されることがあります。
「おつとめ品」「わけあり商品」との違い
見切り品と同じように値引きをされている商品には、おつとめ品・わけあり商品もあります。おつとめ品とは、大量仕入れなどの理由により店側の努力で販売価格を安くできた商品です。わけあり商品とは、外装に傷や凹みなどがあり見た目が悪い状態で、中身には問題ないものを指します。
どちらも通常より安価で売られる商品という意味では見切り品と同じですが、見切り品とは違って賞味期限・消費期限には問題がない商品が多いのが特徴です。
見切り品=粗悪品というわけではない
見切り品が安い理由は、見切りをつけた理由によって異なります。店側は早く売ってしまいたいと思っているため、安価な値段をつけて見切り品としています。
季節商品や旧パッケージの見切り品は、賞味期限・消費期限まで余裕があることも。見切り品は決して商品が粗悪なわけではないため、安くなっている理由を確認すれば有効活用できるでしょう。
見切り品を購入するメリット
食品などは購入してすぐに食べる場合、なるべく賞味期限・消費期限が短い見切り品を買うことで、食品の廃棄を減らし、環境を守ることにつながります。
食費を節約できる
見切り品は品質に問題があるわけではないので、もし賞味期限・消費期限が迫っていても、買ってすぐに食べたり使ったりするのであれば全く問題ありません。むしろ通常よりも安価で商品を購入でき、食費の節約につながると言えるでしょう。
食品ロス削減につながる
商品は売れ残ってしまうと廃棄せざるを得ないため、環境問題にもつながります。令和2年度の日本での廃棄食品は、年間522万トン※にも及びます。
見切り品の購入は、食品ロスの削減になります。SDGsに注目が集まっている今、手軽にできる社会貢献の一つにもなるでしょう。
環境省・農林水産省が推奨する「てまえどり」は、「すぐ食べる商品であれば陳列棚の手前から取ろう」という取り組みです。ぜひ実践してみてください。
食品ロスを減らす方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
なお見切り品が購入できるのは、スーパーやコンビニだけではありません。最近では「ワケあり食品専門店」「もったいない市場」などと銘打った見切り品専門の店舗が増えてきています。次の章では、見切り品が買える場所を詳しく紹介します。
見切り品はどこで買える?場所ごとの賢い使い方
見切り品は具体的にどのような場所で売られているのでしょうか。見切り品を売っている場所と、値引き時間、賢い買い方を紹介します。
スーパー:見切り品コーナーを把握し、総菜などは夕方以降を狙う
生鮮食料品が多いスーパーでは、見切り品がよく売られています。肉や魚は値引きシールが貼られていることが多く、野菜や果物などは、見切り品のコーナーやワゴンにまとめて陳列されている場合が多いです。
お惣菜やお弁当は当日中を消費期限としている商品も多いため、夕方くらいから値下げが始まります。夕方〜閉店までの時間帯を狙ってみると良いでしょう。
スーパーでの値引きタイミングについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
コンビニ:会計の際にレジ横などをチェック
コンビニの見切り品は、レジ横にまとめて置かれていることが多いです。店舗によってはお弁当やおにぎりの棚に値引き商品が並んでいる場合もあります。買い物や会計の際、チェックしてみてはいかがでしょうか。
セブン-イレブンでは消費期限が近い商品にシールが貼られており、電子マネーnanacoで支払うとポイントが付与されます。
食品ロス対応の通販サイト:共同購入もおすすめ
売れ残った商品や賞味期間の近い商品をお得に購入できる通販サイトもあります。大量買いしたいものや重いもの、保存がきくものは、通販サイトを活用してみるのも良いでしょう。
ただし、店舗と違って実際に商品を見られないため、値引きされている理由をしっかり確認することが大切です。ケース単位で売られている場合も多いので、他の家族や友人、親戚などと共同購入するのもおすすめです。
見切り品専門店:使い切れる分だけを買う
最近では賞味期限切れ商品を扱う専門店があり、そこでも見切り品を購入できます。基本的にほとんどの商品が、通常販売されている価格よりも安価で買えます。
種類も豊富で思わずたくさん買いたくなってしまいますが、使い切れる分だけを買うのが賢い買い方です。
見切り品の賢い活用術
せっかくお得に食料品を購入しても、使い切れなければ意味がありません。見切り品を賢く活用するには、保存方法や消費の仕方を知っておくことが大切です。
生鮮食品は当日の料理に使うか、速やかに冷凍保存する
肉や魚、野菜などの生鮮食品の見切り品は、消費期限が間近に迫っていることが多くあります。当日の料理に使うならもちろん問題ありませんが、すぐに使わない場合は、買い物から帰ってきたら速やかに冷凍保存しましょう。
比較的長く保存できる食品を買う
小麦粉やパン粉、缶詰など、保存期間が長いものも見切り品コーナーに出ていることがあります。ストックとして買えるような見切り品は、賞味期限のチェックを忘れずに。
普段の買い物で少し多めに買い置きしておき、いざという時は非常食にも使える備蓄方法「ローリングストック」について紹介している記事も、ぜひチェックしてみてください。
大量消費レシピを活用する
食材は冷凍保存の他、大量消費レシピを活用するのもおすすめです。安く購入した見切り品の白菜や大根が、冷蔵庫の中でしなびてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。そんな時は、大量消費できるレシピを探してみてください。
ニンジンを大量消費できる「にんじんしりしり」や、大根、白菜の大量消費レシピをこちらの記事で紹介しています。
見切り品は節約&食品ロス削減につながる!上手に活用しよう
見切り品とは、さまざまな理由で値下げとなっている商品のこと。値下げされているからといって品質に問題があるわけではなく、上手く活用すれば食費の節約や食品ロスの削減にもつなげられるでしょう。冷凍保存したり、大量消費できるレシピで料理したりすれば、見切り品で購入した食材を余らせることなく使い切れます。
お買い物の際は、あらかじめShufoo! (シュフー)でお買い得商品をチェックしましょう。大量消費レシピをシュフーチラシアプリで検索するのもおすすめです。