計量カップがない時の代用品は?米や水、料理に使う粉類のはかり方を紹介
料理やお菓子を作ろうとしたけど、計量カップが手元にない!そんな時は、キッチンスケールやペットボトルなど家にある物で代用しましょう。水や調味料といった液体、米や薄力粉、砂糖などを計量する時に、計量カップの代わりに使えるグッズやはかり方を紹介します。いざという時に活用してください。
計量カップがない時に代用できる物
一般的な計量カップの体積は200ml(200cc)です。最初に計量カップの代用として使える物を紹介しますので、キッチンにあるか確認してみましょう。また紙コップやペットボトルなど身近な物も使えるので、なるべく荷物を減らしたいアウトドアでの調理シーンにも活用できます。
はかり(キッチンスケール)
はかり(キッチンスケール)があれば、重さをはかって換算できます。
計量カップは体積(ml、cc)をはかるのに対し、はかりは重さ(g)をはかる物です。体積と重さの割合(比重)は物によって異なり、同じ1カップでもはかる物によって重さは異なります。
水などの液体は、比重が1(体積と重さの数字が同じ)の物が多いです。例えば水1カップ(200ml)は200gです(米や粉などは次章以降に解説)。
紙コップ
紙コップの容量が分かれば、計量カップの代用ができます。一般的なサイズの紙コップは満杯で200ml入る物が多いですが、製品によって異なるので包装などのラベル表示で確認しましょう。
ペットボトル
ペットボトルは、ボトル本体だけではなくキャップも計量に使えます。
ペットボトル本体は500ml、1L、2Lなど容量が決まっています。ただし高さや横幅といったサイズは統一されていないので、容量はラベルで確認してください。ペットボトルによっては、ラベルに100ml~500mlまで100ml単位で目盛りが記載されていることもあるので、より正確にはかりたい場合は目盛り付きのペットボトルを選びましょう。
一方、ペットボトルのキャップは、どのサイズのボトルでも大きさが統一されています。目安はキャップ1個につき7~7.5ml。少量をはかる時に代用できます。
計量スプーン
計量カップがない時、はかりたい物が少量ならば、大さじや小さじなどの計量スプーンも活用できます。計量スプーンは、大さじ15ml、小さじ5ml 。1カップ(200ml)なら、大さじ13+小さじ1です。
計量スプーンは複数サイズ、特に大中小の3本セットになっていることが多いです。
・大サイズのスプーン:大さじ1(15ml)
・中サイズのスプーン:小さじ(5ml)
・小サイズのスプーン:小さじ1/2(2.5ml)
・中サイズのスプーン:小さじ(5ml)
・小サイズのスプーン:小さじ1/2(2.5ml)
小サイズのスプーン=小さじではないので、注意してください。
おたま
計量カップがない時は、調理器具のおたまでも代用できます。
おたまの大きさには規定はなく製品により違いはありますが、大体50mlの物が多いようです。おたま2杯で100ml、4杯200mlと考えれば目安になるでしょう。
調理によく使うおたまで計量できれば、計量カップを出す必要がないので便利です。これを機に、自分の家にあるおたまの容量を調べておいても良いかもしれません。
米を計量カップを使わずに代用品ではかるには?
一般的な計量カップと米用の計量カップは容量が異なるため、別の方法で1合分の米を計量する方法を知っておくと役立つでしょう。
1合分の米の容量と重さ
米の量は「合」という単位で表すことが多いです。米の種類によっても異なりますが、目安は米1合=容量約180ml(cc)、重さ約150g。米用計量カップは1合=180ml です。
一般的な計量カップ(200ml)と米用の計量カップは異なるので注意してください。
【代用品別】米1合の目安
計量カップがない場合、紙コップやペットボトルなどの代用品が使えます。米1合をはかる目安は以下の通りです。
代用品 | 米1合分の目安 |
はかり | 重さ150g |
紙コップ | 200mlの紙コップなら、ふち1cm下ぐらいまで |
ペットボトル | 500mlのペットボトル1/3程度(500mlペットボトル満杯で約3合) ペットボトルのキャップで24杯(キャップ1杯7.5ml程度)
|
計量スプーン | 大さじ(15ml)12杯小さじ(5ml)36杯 |
おたま | 50mlのおたまなら、3と2/3杯程度 |
ご飯を炊く時の米と水の割合
ご飯を炊く際、計量カップを使わずに米と水の割合ではかる方法も。普通米の場合、体積の割合は米:水=1:1.2 が目安です。無洗米は多めの水が必要で、無洗米:水=1:1.3 です。
米が収穫されてからの期間によっても、必要な水の量は異なります。新米は水分量を多く含んでいるので水を少なめ(1.1倍程度)にし、逆に古米は少し水を多め(1.3倍程度)にしましょう。
計量カップや他の容器がない場合、指を使って水を計量する方法もあります。人差し指の第一関節まで米を入れ、続いて米の上から人差し指の第一関節まで水を入れます。ただしこの方法は人によって誤差が出やすく、あまり正確とは言えません。炊き上がりが多少やわらかく(または固く)なっても良いという場合に試してみてください。
計量カップの代用品で粉や液体をはかる方法
続いて、身近にある小麦粉や砂糖、食塩、牛乳、油、酒、しょうゆ、みりんといった食品について、計量カップがない時の計量方法を紹介します。計量スプーンやはかりなどを使う時の目安にしてください。
粉・砂糖・食塩をはかる方法
粉は種類によって、体積と重さの割合は異なります。重さの目安は以下の通り。
種類 | 計量カップ(200ml) | 大さじ(15ml) | 小さじ(5ml) |
小麦粉 | 100~110g | 9g | 3g |
砂糖(上白糖) | 110g | 9g | 3g |
食塩 | 240g | 15g | 5g |
粉を計量スプーンなどではかる際は、押し込まずにふんわりと入れ、箸などで平らにしたすりきりの状態にしましょう。押し込むと粉の密度が高くなり、本来よりも重く計量されてしまいます。
水、しょうゆなどの液体をはかる方法
液体は体積と重さの割合(比重)が1に近い物が多く、計量カップがなくても重さから計算しやすいです。例えば、水200g→200ml=1カップというように、体積と重さが同じなので覚えやすいでしょう。
ただし液体でも、物によって比重は異なります。特に使う機会の多い油やしょうゆ、みりんなどは確認しておくのがおすすめです。
重さの目安は次の通り。
種類 | 計量カップ(200ml) | 大さじ(15ml) | 小さじ(5ml) |
水、牛乳、酒、酢 | 200g | 15g | 5g |
油 | 180g | 13g | 4g |
しょうゆ、みりん | 230g | 18g | 6g |
計量カップがない時は代用品で乗り切ろう!
計量カップがない時は、紙コップやペットボトルなどで代用できます。米や料理に使う調味料、粉類のはかり方を確認しておけば、いざという時に活用できるでしょう。ただし、代用品によっては誤差が出る場合もあるので、正確にはかりたい場合は計量カップを使うのがおすすめです。
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