みかん|保存方法の工夫で最後まで美味しく! 長持ちさせるマル秘テクニックも
みかんは購入しやすく、大量買いすることも多いため、「できるだけ長持ちさせたい」と考える人も多いはず。保存には常温、冷蔵、冷凍などいくつか種類があり、それぞれメリットがあります。みかんの保存方法や、長持ちさせるテクニックを紹介します。正しく保存して美味しく長持ちさせましょう。
- みかんの保存方法の種類と消費期限の目安
- ①5~8℃の常温で保存する:1~3週間
- ②冷蔵庫の野菜室で保存する:2~4週間
- ③冷凍庫で保存する:1ヵ月
- ④みかんが入っていた段ボールを利用して保存する:3週間
- みかんを美味しく長持ちさせるためのマル秘保存テクニック
- みかんのヘタを下向きにする
- カゴなどで小分けにする
- 季節の湿度に合わせて保存方法を工夫する
- 甘くて美味しいみかんの見分け方
- 皮:ツヤのある濃いオレンジ色で、ブツブツが多い
- ヘタ:軸が細く、黄色で小さい
- 形:平べったい
- みかんの豆知識
- みかんは低カロリーで栄養もたっぷり
- みかんの漢字は「蜜柑」で、蜜のような甘さが由来
- 1日に食べるみかんの数は2個程度を目安に
- 正しい保存方法でみかんを美味しく長持ちさせよう
みかんの保存方法の種類と消費期限の目安
みかんは、常温以外にもさまざまな保存方法があり、それぞれ消費期限が異なります。
まずは、みかんの保存方法とそれぞれの賞味期限を見ていきましょう。
まずは、みかんの保存方法とそれぞれの賞味期限を見ていきましょう。
①5~8℃の常温で保存する:1~3週間
みかんは湿気や高温に弱い果物。常温環境で育っているので、高温多湿を避けつつ、常温で保存するのが望ましいです。賞味期限の目安は、約1~3週間と言われています。
常温で保存する場合は5~8℃の涼しいところを選びましょう。湿度の高い場所や直射日光が当たる場所だと、傷みやすくなるので注意してください。
また、腐っているものやカビが生えているものを一緒に保存すると、他のみかんも傷みやすくなります。そのため複数のみかんを一緒に保存する場合は、状態が悪いものがないかこまめにチェックすることが大切です。
②冷蔵庫の野菜室で保存する:2~4週間
常温での保存が難しい季節は冷蔵庫で保存する方法があります。ただし、冷蔵庫で保存すると乾燥しやすかったり、味が落ちやすくなったりしてしまいます。
通常の冷蔵庫内よりもわずかに温度が高い野菜室での保存がおすすめです。そのまま冷蔵庫に入れると、みかんの水分が抜けて干からびてしまうので、ペーパータオルや新聞紙で1つずつ包み、数個まとめてポリ袋に入れてから保存します。
冷蔵庫の野菜室で保存した時の賞味期限の目安は、約2~4週間です。
③冷凍庫で保存する:1ヵ月
常温や冷蔵よりも、さらに長期間保存したい時におすすめなのが冷凍保存です。皮ごと冷凍する方法と、皮を剥いた状態で冷凍する方法の2種類があります。
【皮ごと冷凍する手順】
- 軽く水洗いして表面に付いた汚れを落とし、ペーパータオルで水気を拭き取る
- 霜が付かないよう、ラップでしっかりと包む(ラップの端をねじると密着しやすい)
- 冷凍保存用の袋に入れて冷凍する(袋に入れる時袋の空気を抜く)
食べる時は室温で30~40分ほど置いて、自然解凍するのがおすすめです。早く食べたい時は、水道水やお湯につけると解凍時間が短縮できます。
【皮を剥いた状態で冷凍する手順】
- 皮を剥いてからそのままラップで包む
- 冷凍保存用の袋に入れて冷凍する
皮を剥いた状態で冷凍すると、解凍せずにそのまま食べられます。冷凍保存の賞味期限は約1ヵ月が目安です。
④みかんが入っていた段ボールを利用して保存する:3週間
みかんが入っていた段ボールを保存に使うこともできます。ただし、買ってきたときの状態のままで放置するのは避けましょう。傷んでいるみかんと一緒に置くと他も傷みが早くなってしまいますし、みかんには湿気も大敵です。まずみかんをチェックして、傷んでいるものがあれば除けておきます。それが終わったら、一度すべてのみかんを取り出して新聞紙の上に並べ、段ボールと一緒に乾かします。
次に、乾いた段ボールに新聞紙を敷き、ヘタを下にしてみかんを並べてください。みかん同士の間隔をあけるのがポイントです。みかんを並べ終わったらその上に新聞紙を敷き、また同じように並べる…といったように繰り返していきます。
段ボールで保存する場合は、1週間に1回は必ずみかんの位置を入れ替え、傷んでいるものは取り出すようにしてください。下に並べてあるみかんの方が腐りやすいため、下から食べるとみかんを無駄にしません。
段ボールで保存した時の賞味期限の目安は約3週間です。
みかんを美味しく長持ちさせるためのマル秘保存テクニック
みかんはカビや圧力などのダメージに弱いので、保存する時にヘタを下向きにするなど、ちょっとしたコツを意識することがポイントです。ここでは、みかんを美味しく保存するためのコツを紹介します。
みかんのヘタを下向きにする
みかんはヘタを下向きにして保存すると乾燥を防げるのでシワシワになりにくくなります。またヘタを下にすると圧力によるダメージも抑えられます。傷みを防いで美味しい状態で保存できるので、ぜひ試してみてくださいね。
カゴなどで小分けにする
みかんの保存で大切なのは、通気性を良くして圧力をかけないこと。小分けにしてカゴなどに入れると通気性がアップします。小分けにする際は、みかん同士を重ねないようにすると圧力がかからず、傷みにくくなります。
また、小分けにするとカビが生えているみかんを発見しやすくなりますし、他のみかんにまでカビが生えててしまう事態を防ぎやすくなりますよ。
季節の湿度に合わせて保存方法を工夫する
みかんを保存する時は、季節ごとの気候に合わせるのもポイントです。例えば冬場は温度が低いので、玄関など暖房をつけない場所で常温保存すると良いでしょう。みかんは湿気に弱いので、冬場でも通気性の良いカゴに入れるなどして、風通しの良い状態を保つようにしてください。
また冬以外の季節、特に高温で湿気も多くなる夏場は、冷蔵庫の野菜室などで保存することをおすすめします。
甘くて美味しいみかんの見分け方
美味しいみかんは皮や軸、ヘタの色や大きさなどで見極められます。ここでは、それぞれチェックしたいポイントを紹介します。
皮:ツヤのある濃いオレンジ色で、ブツブツが多い
皮のオレンジ色が濃いみかんは果肉部分が熟していて、甘みが増していることが多い傾向にあります。それに加え、皮の表面にツヤがあって皮自体が浮いていないものが理想です。皮が浮いているものは、果肉の水分が皮に吸われている可能性が高いので、避けることをおすすめします。
その他、油泡と呼ばれるブツブツが皮表面に多いのも、そのみかんが美味しい証拠です。油泡が多いみかんは枝の先端近くに生えていたものが多く、糖度が上がりやすいと言われています。
ヘタ:軸が細く、黄色で小さい
みかんの皮の色がほぼ同じで判断しづらい時は、軸を見るのがおすすめです。ヘタの中心にある軸が細いものほど美味しいとされています。軸が細いのは、栄養がより多く送り込まれていた枝になっていた証拠です。
また、ヘタの色やサイズも見逃せないポイントです。果肉が熟しているみかんは、ヘタが黄色くなる特徴があります。ヘタが緑色のものはまだ熟している途中なので、黄色になるまで待ちましょう。その他、みかんはヘタのサイズが小さいほど鮮度が良いとされています。
形:平べったい
みかんの実は、成熟するにつれて横に成長していきます。真ん丸な形よりも、平べったいみかんが甘いと言われていますので、スーパーなどで購入する際は形も確認してみてはいかがでしょうか。
みかんの豆知識
みかんはビタミンCが多く含まれていて低カロリーなので、日々の生活やダイエットなどに積極的に取り入れていきたい果物です。ここではみかんの栄養素や「食べ過ぎると手が黄色くなる」という噂の真相など、ちょっとした豆知識を紹介します。
みかんは低カロリーで栄養もたっぷり
みかんは小さいサイズの柑橘類を指す言葉で、スーパーなどで見られる一般的なみかんは温州みかんとされています。そんなみかんには多くのビタミンCが含まれていて、肌荒れや風邪予防の効果が期待できると言われています。また、みかんの果肉が包まれている袋には、便秘改善に役立つとされるペクチンが含まれています。
みかんのカロリーは大きさによって変わりますが、100gあたり45~50kcalと、とてもヘルシー。りんごやバナナなど、他の果物と比較すると低カロリーです。
みかんの漢字は「蜜柑」で、蜜のような甘さが由来
みかんの漢字表記は「蜜柑」です。みかんは室町時代に中国から伝わりました。当時の日本にあった柑橘類とは違い、みかんは蜜のように甘みが強かったため、「蜜柑」という漢字になったと考えられています。
1日に食べるみかんの数は2個程度を目安に
低カロリーで栄養豊富なみかんですが、食べすぎには注意したいものです。厚生労働書が提唱する「食事バランスガイド」によれば、1日に食べるみかんの量は2個程度とされています。
カロリーの摂りすぎにならないよう、上手に保存しながら適量を楽しみましょう。
なおみかんを食べ過ぎると、手や足が黄色っぽく見える柑皮症(かんぴしょう)になりやすいと言われています。
なおみかんを食べ過ぎると、手や足が黄色っぽく見える柑皮症(かんぴしょう)になりやすいと言われています。
これは、みかんに含まれるカロテンの多量摂取により起こる症状で、皮膚が黄色くなるのはカロテンが角質に沈着しやすいのが原因です。体内のカロテン量を減らせば元の色に戻りますが、みかんを食べすぎないように注意してくださいね。
正しい保存方法でみかんを美味しく長持ちさせよう
みかんは環境や季節に合わせて正しく保存すれば、カビが生えにくく長持ちする果物です。美味しく保存するには、ヘタを下向きにする、小分けにするなどのコツがあります。正しい保存方法でみかんを長持ちさせて、美味しく食べましょう。
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