フライパンで揚げ物をするコツ!少ない油で手軽に調理&片付けも楽々
家に揚げ物用の鍋や天ぷら鍋がなくても、フライパンを使って少ない油で揚げ物ができます。後片付けも比較的楽になり、油を使う量を節約できるなどのメリットもあります。調理の際は食材が焦げ付かないよう、油の温度を一定に保つのがコツ!この記事では、フライパンで揚げ物をするコツや注意点を紹介します。
- フライパンで揚げ物をするメリット3つ
- 食材を入れやすく調理がしやすい
- 少ない油で調理できる
- コツをつかめば簡単!フライパンで揚げ物をする際のポイント4つ
- ①食材は薄くして水分を切っておく
- ②油の量は食材の厚みの半分程度にする
- ③焦げていないかこまめに確認する
- ④油の温度を一定に保つ
- フライパンを使って少ない油で揚げ焼きする4つのコツ
- ①油はフライパンの底から2cm程度まで入れる
- ②温度は180℃にする
- ③ひっくり返す時以外は食材を触らない
- ④仕上げは強火にしてカリッとさせる
- フライパンで揚げ物をする際の注意点
- 深さのあるフライパンを使う
- コーティング加工が施されたフライパンは使わない
- 油の温度を高温にしすぎない
- IHコンロは説明書を確認しておく
- フライパンで揚げ物をするコツを覚えて調理しよう
フライパンで揚げ物をするメリット3つ
フライパンで揚げ物をすると、少ない油で調理ができて、後片付けも手軽に済むというメリットがあります。
食材を入れやすく調理がしやすい
フライパンは天ぷら鍋に比べて口径が広い場合が多く、食材を入れやすい調理器具。口径が広いため、調理中に食材同士がくっつくのを防げる、揚げ具合がよく見えるなど、調理しやすいのもメリットです。
少ない油で調理できる
フライパンで揚げ物をすると、少ない油で調理できます。食材が半分浸かるくらいの油の量で良いため、鍋を使う場合と比べて調理後の処理も楽。キッチンペーパーや新聞紙で油を拭き取るだけなので、凝固剤なども使わなくて済みます。また、比較的短時間で調理できるため、電気代やガス代が節約できることも。
揚げ物で使った油の捨て方については、こちらで紹介しています。
コツをつかめば簡単!フライパンで揚げ物をする際のポイント4つ
フライパンで揚げ物を上手く作るためには、あらかじめ食材を薄く切っておくのがポイント。また、油の量が少ないと温度が上がり過ぎたり、フライパンと食材が接して焦げやすくなるため、油の温度にも注意しておきましょう。
①食材は薄くして水分を切っておく
フライパンで揚げ物をする時は、少ない油で調理するため、食材に火が通りやすいよう薄く切る、または小さく成形します。衣も薄くすると火が通りやすいでしょう。食材に水気が残っていると、揚げている途中で水分が出てしまう原因に。あらかじめ水気をしっかり切っておくのが、美味しく仕上げるコツです。
②油の量は食材の厚みの半分程度にする
フライパンで揚げ物を調理する際、油の量は食材の厚みの半分程度入れます。厚みのあるものを揚げたい場合は、フライパンの底から3cmほど油を入れててください。
③焦げていないかこまめに確認する
油が少ないと、フライパンと食材が触れて焦げやすくなります。また、油の温度が高すぎることも焦げの原因に。揚げる前に油の温度をチェックし、揚げている最中も焦げていないかこまめに確認しましょう。
温度 | 目安 | 適した食材 |
低温(150~160℃) | 菜箸を油に付けると箸の先から細かい泡が静かに出る | 根菜類や火の通りにくいもの |
中温(170~180℃) | 箸全体から泡が出続ける | コロッケや天ぷら、とんかつなど揚げ物全般 |
高温(190~200℃) | 箸全体から多量の泡が勢いよく出る | 魚介など水気の多いものや二度揚げ用 |
④油の温度を一定に保つ
美味しい揚げ物を作るためには、油の温度を一定に保つのもポイントです。温度が低くなりすぎるとべちゃっとした仕上がりになり、高すぎると油ハネや焦げの原因になります。温度を一定にするコツは、食材を少量ずつ揚げること。一度にたくさん食材を入れると、油の温度が下がってしまうためです。
フライパンを使って少ない油で揚げ焼きする4つのコツ
フライパンで揚げ物を作ると油の量が少なく済むため、手軽に調理ができて後片付けが楽になるのが魅力です。さらに油の量を少なくして作る「揚げ焼き」は、より手軽に揚げ物を楽しめる調理法。揚げ焼きで美味しく調理するコツを紹介します。
①油はフライパンの底から2cm程度まで入れる
揚げ焼きの場合、油はフライパンの底から1~2cm程度まで入れます。中火で片面を揚げ焼きして、衣が十分に固まってからひっくり返して焼きましょう。
②温度は180℃にする
揚げ焼きの油の温度は中温(180℃)にします。菜箸を油に入れた時に、箸全体から泡が出続けるようになったら食材を入れましょう。油が少ないため、油ハネしやすく食材が焦げやすいので注意します。調理中のフライパンの上にかぶせて油ハネを防ぐ「オイルスクリーン」を使うのもおすすめです。
③ひっくり返す時以外は食材を触らない
揚げている間、ひっくり返す時以外は食材を触らないようにします。焦げ付くのが心配で何度も食材を触ると、衣が剥がれてしまうことも。衣が剥がれると旨みが逃げたり、食感が悪くなったりします。菜箸でひっくり返しにくいものはフライ返しを使いましょう。
④仕上げは強火にしてカリッとさせる
仕上げは強火にして、表面をカリッとさせます。数回ひっくり返しながら、両面をしっかり揚げると、サクサクとした食感に。
フライパンで揚げ物をする際の注意点
深さのあるフライパンを使う
揚げ物をする時は、深さのあるフライパンを使います。浅いフライパンだと油ハネしやすく、ハネた油で火傷したり、キッチンが汚れてしまったりすることも。なお、深さに加えて厚みのあるフライパンだと、蓄熱性が高く油の温度が下がりにくいので、揚げ物に向いています。
コーティング加工が施されたフライパンは使わない
テフロンなどコーティング加工が施されたフライパンは、揚げ物には使用できません。高温で熱した油によって表面のコーティングが剥がれやすくなり、フライパンが劣化してしまうためです。
油の温度を高温にしすぎない
フライパンで揚げ物をする際は、高温にしすぎないよう注意します。少量の油を加熱しすぎると温度が上がり続け、発火する恐れも。油が十分温まったら、弱火から中火にしておきましょう。
IHコンロは説明書を確認しておく
IHコンロを使って揚げ物をする場合は、説明書を確認しておきます。揚げ物に使える鍋が限定されていたり、ガスコンロとは調理法が違ったりするケースも。また、フライパンの形によっては、温度センサーが反応しにくい場合もあるので注意しましょう。
フライパンで揚げ物をするコツを覚えて調理しよう
フライパンで揚げ物をすれば調理や後片付けも楽になり、油の量を節約できます。記事で紹介したポイントや温度の目安も参考にしてみましょう。
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フライパンは素材やコーティングによって、特徴やお手入れの手軽さなどが異なります。フライパン選びのコツを紹介した記事も参考にしてみてください。