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リボーンベジタブル(リボベジ)とは?野菜の再生栽培で節約&サステナブルな暮らしを

リボーンベジタブル(リボベジ)とは?野菜の再生栽培で節約&サステナブルな暮らしを

野菜のヘタや芯を使って水耕栽培・プランター栽培を行い、再収穫を楽しむ「再生栽培(リボーンベジタブル)」。野菜の捨てる部分を活用できて節約にもつながるうえ、それほど手間をかけることなく収穫ができるので、初心者でも挑戦しやすいのが魅力です。再生栽培の意味やメリット、栽培できる野菜の種類や育て方を説明します。

野菜の再生栽培(リボーンベジタブル/リボべジ)とは

ネギと大根の葉の再生栽培
野菜の再生栽培とは、調理後の野菜のヘタや芯を利用し、栽培して収穫することです。再生栽培できる野菜の代表格に豆苗があります。再生した野菜は「再生野菜」または「リボーンベジタブル(reborn vegetable)」、略して「リボべジ」ともいいます。ペットボトルなどの容器を使用する「水耕栽培」と、プランターに植えて土で育てる「土耕栽培」がありますが、いずれも手軽に始められるのが魅力です。
詳しい栽培方法は「再生栽培でできる野菜と育て方」で紹介します。

再生栽培のメリット4つ

野菜を切る人
それでは再生栽培のメリットを詳しく見ていきましょう。再生栽培のメリットは、誰でも簡単に始められ、エコ活動しながら食費も節約できるところです。

1. 初心者でも手軽に始められる

再生栽培には特別な道具や材料は必要ありません。初心者でも手軽に、いつでも始められるのが大きなメリットです。
栽培の方法は野菜のヘタの切り口や根の部分を水につけ、毎日、新鮮な水に取り換えるだけ。種や苗も購入する必要はありません。皿やコップといった身近にある容器を利用でき、キッチンの窓辺など省スペースで栽培できます。

2. ゴミを減らせてエコ活動につながる

次にゴミを減らせるのもメリットです。野菜の根元やヘタは、調理の際に生ゴミとして捨てることが多い部分です。再生栽培ではその部分を再利用するので生ゴミを減らせます。
また家庭で発生する食品ロスの要因には、料理を作りすぎて残してしまうことや、野菜の皮や茎など食べられるところまで切って捨ててしまう「過剰除去」などがあります。再生栽培で野菜の皮や根を利用すれば食品ロス削減にもつながるでしょう。
栽培の際には、牛乳パックや食品トレイなども容器として使えます。収穫後は洗って再利用できるので、エコ活動にもつながります。

3. 料理に彩りをプラスできる

再生野菜で料理に彩りをプラスできるのも魅力です。青ネギやニンジンの葉などを育てておけば、スープや炒め物を調理する際に使えます。

※ただし、家庭で作る再生野菜は市販の野菜のように衛生管理ができないので、生食は避けて火を通してから食べてください。

4. 食費を節約できる

捨ててしまいがちな野菜のヘタや根を利用し、生えてきた葉や茎を食べるので、食費の節約につながることもメリットです。基本的に肥料などは使わず、水だけで育つので栽培コストもほとんどかかりません。収穫1回あたりの節約金額は大きなものではありませんが、積み重ねることで効果が出てくるでしょう。

再生栽培できる野菜と育て方

いろいろな再生栽培
メリットの多い再生栽培ですが、リボベジできる野菜、できにくい野菜があります。初心者なら、豆苗からチャレンジしてみてはいかがでしょう。他にもレタスやネギ、キャベツなど、おすすめの再生野菜の育て方を紹介します。

豆苗

豆苗は簡単に育てられ、すぐに収穫できるので、初めての方におすすめです。
<使用する部位>
根の部分
<育て方>
・豆から5cmほど上のところでカットする
・豆苗の白い根の部分が浸る容器に入れる
・豆が水に浸らないくらいの水位を保ち、毎日水を交換して育てる

レタス

<使用する部位>
芯の部分(株元から10cm程度)
<育て方>
・水を張った容器に入れる
・水の量
 結球レタス:下のほうが5mm~1cm浸かる程度
 リーフレタス:株元が1/3程度浸かる程度
・日光がよく当たる場所に置く
・1週間ほどで新葉が出始める
・十分に育ったら、外側の葉を残して内側の葉を切り出して収穫する
・内側の葉が再生しなくなるまで繰り返して栽培できる

ニンジン

ニンジンはヘタから葉を再生させます。ニンジンの葉は爽やかで独特な香りがあり、スープの具や炒め物などにおすすめです。
<使用する部位>
ヘタ部分(2~3㎝ほどの厚みでカット)
<育て方>
・ヘタは厚め(2~3㎝程度)に切り、水を張った容器に切り口を下にして入れる(水量は切り口が浸る程度)
・毎日水を交換しながら栽培
・数日で葉が伸び始め、10日から2週間ほどで収穫に十分な長さになる

ネギ

ネギがあれば、薬味として少量欲しい時に便利です。白ネギ、万能ネギなど、どんなネギでも再生栽培できます。土に植え替えて大きく育てることも可能です。
<使用する部位>
・根元から5cmほど
<育て方>
・根元を下にして容器に入れ、根が浸かる程度に水を入れる
・ネギが成長して長くなると倒れやすくなるため、深さがあるコップや口の狭い容器がおすすめ
・水を含ませたスポンジに挿すのも良い
・毎日水を交換する
・3~5日ほどで上の部分が伸びて薬味1回分くらいの量が収穫できる

キャベツ

キャベツは、栽培して2、3週間で花芽が出て花も咲きます。土に植え替えて、立派なキャベツを栽培することも可能です。
<使用する部位>
芯の部分(上の部分だけ葉の根元を少し残し、1/4程度にカット)
<育て方>
・葉の根元を残したほうを上にして容器に入れる
・水の量は、5mm~1cmほどの深さに
・水は毎日替え、もし芯にヌメリがついたら水洗いして根腐れを防ぐ
・早ければ数日で新葉が出る

ニンニク

ニンニクは伸びた芽を「ニンニクの芽」として食べたり、根ごとまるまる食べたりできます。土に植え替えれば、ニンニクの球を増やせます。
<使用する部位>
球を1片にばらす
<育て方>
・尖ったほうを上にして容器に置く
・水はニンニクの尻に少し触れる程度に。水で湿らせたスポンジに置くと安定する

液肥を使えば、より栄養価が高い野菜が育つ

液肥を計る人
野菜を栄養価高く育てるためには、水に液肥を混ぜるのがおすすめです。液肥は濃度が決まっていますので、必ず規定量を守りましょう。
<再生栽培できる野菜の栄養素例>
・豆苗…βカロテンやビタミンC、葉酸などが豊富
・ニンジンの葉…普段食べているニンジンの根と比べてカルシウムやビタミンK、ビタミンCの含有量が多い

再生栽培の注意点

折れた豆苗
最後に野菜の再生栽培の注意点を説明します。手軽に始められる再生栽培も、ちょっとしたコツを知ればさらに収穫が楽しくなるでしょう。

水量は野菜に応じて、こまめに替える

野菜に応じて水の量の調節が必要です。全体を水に浸けると呼吸ができず腐る原因に。根菜類は切り口、葉物は根が水に浸かる程度が目安です。
また、水の衛生面にも注意します。雑菌やカビの繁殖を防ぐために、なるべく毎日水を交換してください。水替えの際は、容器のヌメリを洗い流し、再生野菜ごと全体を流水で流すようにすると良いでしょう。
もし異臭がしたら、残念ですが処分してください。水温が上がり、雑菌が発生しやすい夏場は再生栽培をお休みするのが無難かもしれません。

直射日光が当たらない場所に置く

直射日光が当たる場所に置くと、葉が焼けてしまったり、水が腐りやすくなったりします。野菜の多くは淡い明るさで育つので、直射日光が当たらないキッチンの窓辺やカウンターにおくのがおすすめ。キッチンに窓がない場合は、日中のみ明るい場所へ移動させると良いでしょう。

再生回数や収穫時期を見極める

水耕栽培は野菜の切れ端に含まれる養分をパワーにして育てるので、何回も繰り返していると生長が鈍くなります。生育の速度が遅くなってきたら、再生栽培終了のサインです。花をつける野菜は花や種子に栄養が回るので、花が咲く前につぼみごと収穫するのがおすすめです。葉物野菜も青々としてツヤがある時が収穫の目安です。

加熱して食べる

繰り返しになりますが、再生栽培した野菜の生食は避けてください。自宅で再生栽培したものは、市販の野菜のように衛生管理の面では十分ではありません。茹でたり炒めたりして、火を通してから食べましょう。

再生栽培したリボーンベジタブルでおいしく節約しよう

料理をする夫婦
野菜のヘタなど捨てる部分を再生栽培すると、ゴミの減量や食品ロス削減になり、エコでサステナブル、さらに節約にもなって一石三鳥です。さらに自分の手で栽培したリボーンベジタブルなら、おいしさもひとしおでしょう。小さなスペースでできる再生栽培で、おいしく節約しながら、日々の暮らしに潤いを加えてみませんか。
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