「洗濯物が乾かない」を解決! 部屋干し・外干しのコツ&生乾き臭の撃退方法
洗濯物を早く乾かすには、気温と湿度を意識することが大切です。部屋干し・外干しならではの工夫をすることで、洗濯物を早く乾かせます。冬の洗濯物が乾かない理由をはじめ、部屋干しと外干しで洗濯物を早く乾かすコツや工夫、気になる生乾き臭の撃退方法を紹介していきます。
- 冬の洗濯物が乾かない原因は「気温」と「湿度」にあった
- 【部屋干し】冬に洗濯物を早く乾かすコツ
- 除湿機を使用する
- 扇風機やサーキュレーターを使用する
- 洗濯物の干し方を工夫する
- 【外干し】冬に洗濯物を早く乾かすコツ
- 日中の湿度が低い時間帯を狙って干す
- 干す時は洗濯物を重ねない
- 生地が分厚い衣類は裏返して干す
- 冬の洗濯物を早く乾かす5つの工夫
- ①脱水を通常よりも長く行う
- ②脱水時に乾いたタオルを入れる
- ③1回に洗う洗濯物の量を減らす
- ④干す前にアイロンをかける
- ⑤干す前に洗濯物を軽く振る
- 冬の生乾き臭を防ぐ、洗濯のポイント&ニオイの撃退方法
- 生乾き臭の原因
- 洗濯する時のポイント
- 衣類についた生乾き臭の撃退方法
- 洗濯物が乾かない冬。その季節ならではの工夫をしよう
冬の洗濯物が乾かない原因は「気温」と「湿度」にあった
冬はなかなか洗濯物が乾かず、イライラしてしまうこともあるのではないでしょうか。なぜ、冬は洗濯物が乾きにくいのか。その理由には、気温と湿度が深く関係しています。
洗濯物を乾かすには「気温が高く、湿度が低い」状態がベストです。しかし、冬は「気温が低く、湿度が高い」ことが多い季節。気温が低いと洗濯物の水分が蒸発しにくく、湿度が高いと空気にたくさんの水分が含まれた状態なので、洗濯物から水分が抜け出せなくなって乾きにくくなってしまいます。
つまり、冬に洗濯物を早く乾かすには気温と湿度、この2つの原因を取り除くことが大切です。
【部屋干し】冬に洗濯物を早く乾かすコツ
冬に洗濯物を干す際は、室温や湿度をコントロールしやすい部屋干しがおすすめです。ただ干すのではなく、家電などを活用して上手に乾かしましょう。ここでは、部屋干しで洗濯物を早く乾かすコツを紹介します。
除湿機を使用する
屋外の湿度はコントロールできませんが、室内なら除湿機を使うことで湿度のコントロールが可能です。除湿機は洗濯物の下に置き、乾燥した風を下から当てることがポイントです。
除湿機がない場合は、新聞紙を使ってみましょう。洗濯物の下に新聞紙を敷いておくと、湿気が吸い取られて洗濯物の乾くスピードがアップ。この時、エアコンも併用するとさらに乾きやすくなりますよ。
室温と湿度が高い環境はカビが好むため、湿度調整はカビ予防にもつながります。
扇風機やサーキュレーターを使用する
扇風機やサーキュレーターを使うと、部屋の空気が循環して効率的に洗濯物を乾かせます。壁や窓の近くは空気が留まりやすいので、部屋の中心に洗濯物を干して、下から風を当てるのがおすすめ。扇風機を使う際は首を振るように設定して、部屋全体の空気を循環させましょう。
洗濯物の干し方を工夫する
部屋干しで早く乾かすには、洗濯物同士の間隔をしっかりと開けて、空気の通り道を作ることが大切です。ハンガーの間隔を15cm程度開けるなど、干し方を工夫しましょう。
また、厚手の服は横並びで干すと湿気が溜まって乾きづらいので、厚手の服と薄手の服を交互に干すと効率的に乾かせます。
このように、洗濯物の干し方を工夫した上で除湿器や扇風機などの家電を使用すれば、きっと今より早く乾くでしょう。
【外干し】冬に洗濯物を早く乾かすコツ
気温が低く湿度が高いという、正に洗濯物が乾かない条件が揃っている冬。外干しをする際は、干す時間帯や干し方を工夫しましょう。ここからは、洗濯物を外干しで早く乾かすコツを紹介します。
日中の湿度が低い時間帯を狙って干す
外に洗濯物を干すならば、湿度の低い10時〜15時の時間帯を狙いたいところ。日中に干すことで太陽の光がしっかりと当たり、冬でも洗濯物がスピーディーに乾きやすいです。15時以降は洗濯物が湿気を吸ってしまうので、早めに取り込むことを意識しましょう。
ただし、衣類の素材によっては陰干しが適していることもあるので、洗濯表示の確認を忘れないようにしてくださいね。
干す時は洗濯物を重ねない
冬の洗濯物は、少量ずつ乾かすのがおすすめです。一度に沢山の衣類を干して洗濯物同士が重なりやすくなると、風が当たりにくく、なかなか乾きません。衣類の間隔を空けて干すと、風が当たりやすくなって効率的に乾かせます。
生地が分厚い衣類は裏返して干す
ジーンズなど生地の厚い衣類は、裏返して干すと早く乾きやすいです。特にポケットが付いている衣類はそのままだと乾きにくいため、裏返しにすることを忘れずに。裏返して干すと、太陽の光で色柄が焼けてしまうのも防げます。
冬の洗濯物を早く乾かす5つの工夫
部屋干し、外干しにかかわらず、冬に洗濯物を早く乾かしたい時は、洗濯時から工夫しましょう。洗濯が終わり、干す前もひと手間を加えれば、きっと今より早く乾くはず。さっそく今日から始めたい、洗濯物を早く乾かす5つの工夫を紹介します。
①脱水を通常よりも長く行う
冬に洗濯物を早く乾かすには、湿った洗濯物から水分量をできるだけ減少させることが大切です。そこで、洗濯時から一工夫してみましょう。おすすめは、脱水時間を他の季節より長く設定する方法。こうすることで、洗い終わった時に水分ができる限り残っていない状態にできます。
その他、脱水を複数回行う方法もあります。通常の洗濯が終わったら、シワがつきやすい衣類を取り除いてからもう1回脱水をしたり、ジーンズなど厚手のものは他の洗濯物を干している間にもう1回脱水したりするなど、素材に合わせて行ってみてください。
②脱水時に乾いたタオルを入れる
脱水を複数回行う時間がもったいない、または生地の傷みが心配な場合は、脱水時にバスタオルを入れる方法がおすすめです。脱水時に乾いたバスタオルを入れて、一緒に脱水をしてみてください。洗濯物の水分をバスタオルが吸収してくれるので、普段より早く乾きます。厚手の衣服は、乾いたバスタオルで包んで脱水をすると乾きやすいです。
なお、脱水時にバスタオルを入れる際は、必ず洗濯機を一時停止してからにしてください。
③1回に洗う洗濯物の量を減らす
洗濯はまとめて行ってしまいがちですが、早く乾かしたいなら1回に洗う量を減らすのがおすすめです。洗濯物の量が多いと一度に干す量も多くなるので、洗濯物同士がくっついて乾きにくくなります。部屋干しをする場合は、大量の洗濯物によって室内の湿度が上昇してしまうことも。
さらに、1回の洗濯量が多すぎると汚れが落ちにくくなり、雑菌の繁殖につながることもあります。少し面倒かもしれませんが、こまめな洗濯を意識しましょう。
④干す前にアイロンをかける
アイロンをかけると、熱によって洗濯物の水分量を減らせます。部屋の湿度が少し高かったとしても、何もしないよりも早く乾きます。さらに洗濯物のシワを伸ばせるので一石二鳥です。少し手間はかかりますが、試す価値はあります。
⑤干す前に洗濯物を軽く振る
アイロンがない、もしくはアイロンがけが面倒な時は、洗濯物をハンガーにかける前に軽く振る方法があります。軽く振ることで、洗濯物についた余計な水分を飛ばせて乾きやすくなります。これは部屋干しでも使える技なので、洗濯した時の習慣としてみてはいかがでしょうか。
冬の生乾き臭を防ぐ、洗濯のポイント&ニオイの撃退方法
冬は洗濯物が乾きづらいだけでなく、ツンとした生乾き臭も気になる季節ですよね。生乾きの原因や対処法を知っておけば、気になるニオイとサヨナラできます。ここでは、生乾き臭の原因と洗濯時のポイントと、生乾き臭の撃退方法を紹介します。
生乾き臭の原因
洗濯物の生乾き臭の原因は、ずばり雑菌です。湿った状態が長く続くと雑菌が繁殖し、イヤなニオイが発生してしまいます。
生乾きになるのは、湿度が高すぎて洗濯物の水分が蒸発できなかったことが主な原因。特に、空間が限られていることで湿気が抜けず、ずっと濡れた状態が続いてしまう部屋干しで発生しやすいです。
洗濯する時のポイント
生乾きは雑菌が繁殖することで起こるので、しっかり除菌すれば嫌なニオイの発生を防げます。生乾きを防ぎたい時は、除菌・抗菌機能のある洗剤や、柔軟剤を使ってみましょう。部屋干し用の洗剤も販売されているので、冬の時期だけ使ってみる、もしくは使い分けるのもおすすめです。
その他、酸素系漂白剤でつけ置きした後に洗えば、生乾きの嫌なニオイの対策になります。
衣類についた生乾き臭の撃退方法
気を付けていても、生乾き臭が衣類についてしまうこともあります。ニオイを取り除きたい時は、もう一度洗い直しましょう。
普通に洗うのではなく、洗濯前に40~60℃のお湯につけ置きをしてみてください。ニオイが強い場合は、お湯に酸素系漂白剤を少し加えるのがおすすめ。つけ置き後にそのまま洗濯機で洗濯をすると、生乾き臭が消えているはずです。
洗濯物が乾かない冬。その季節ならではの工夫をしよう
冬に洗濯物が乾かないのは、気温と湿度に原因があります。部屋干しでは家電を使用し、外干しでは時間帯や干し方の工夫をしましょう。洗い方と干し方に気を付けることで、乾くスピードだけでなく生乾き臭も気にならなくなるはず。今回紹介した方法はどれも簡単なので、ぜひ今日から実践してみてください。