Shufoo!
Shufoo!プラス
暮らしのヒント
【かかとケア】ガサガサになる原因、乾燥を防ぐコツを知って、正しいケアを

【かかとケア】ガサガサになる原因、乾燥を防ぐコツを知って、正しいケアを

公開日：2022.12.19

冬になると、かかとの角質ケアが気になる方も多いのではないでしょうか。かかとの乾燥により靴下やストッキングが引っかかったり、ひび割れて痛い思いをしたりするのは避けたいもの。かかとがガサガサになる原因や基本のケア方法、おすすめグッズ、乾燥を防いでツルツルのかかとをキープするコツを紹介します。

かかとがガサガサになる原因
かかとには皮脂腺がないため、もともと乾燥しやすい
血行不良によりターンオーバーが乱れて角質層が厚くなる
「かかと水虫」になっている
かかとをケアする基本の3ステップと注意点
STEP①硬くなったかかとを温めてやわらかくする
STEP②やわらかくなった角質をヤスリや軽石などで削る
STEP③保湿クリームを塗って靴下を履く
NGケアをしないために！かかとケアの注意点をチェック
100均やドラッグストアのかかとケアグッズ5選
1. かかと用ヤスリ
2. ピーリングパック
3. フットスクラブ
4. 保湿クリーム
5. かかと用靴下
ケアしたツルツルのかかとをキープ！乾燥を防ぐコツ
保湿を毎日行う
日常的に靴下を履く
毎日ケアしてツルツルのかかとを目指そう

かかとがガサガサになる原因

かかとは古い角質がたまりやすく、乾燥しやすい場所です。特に空気が乾燥して皮膚の水分が奪われやすい冬は、余計にかかとが乾燥しやすくなります。他にも血行不良や雑菌にも注意が必要です。

かかとには皮脂腺がないため、もともと乾燥しやすい

かかとが乾燥しやすい理由のひとつは、皮脂腺がないため。皮脂腺とは皮脂を分泌する器官のことです。皮脂腺から皮脂が分泌されて肌表面に広がることで、水分の蒸発を防いで肌の潤いを守ってくれます。しかし寒い時期は暖房などによって空気が乾燥し、ただでさえ皮膚が乾燥しやすくなります。その環境下で皮脂腺を持たないかかとの皮膚は乾燥にさらされ、素足で過ごす場合は余計にかかとが乾燥してしまいます。

血行不良によりターンオーバーが乱れて角質層が厚くなる

ターンオーバー（肌が生まれ変わるサイクル）の乱れも、かかとの皮膚がガサガサになる原因です。ターンオーバーは血行不良によって乱れてしまいます。ターンオーバーが正常に行われないと古い角質が溜まり、かかとの皮膚が厚くなってガサガサやひび割れにつながります。

「かかと水虫」になっている

かかとの乾燥がひどい場合や、保湿しているのに改善しない場合は、「かかと水虫」になっている可能性もあります。水虫の原因は足に発生しやすい白癬菌（はくせんきん）です。痒みの出ない角質増殖型の水虫だと、あかぎれやひび割れと区別しにくいことも。角質増殖型の水虫は、足の全体が粉を吹いたようにガサガサになる症状が特徴で、かかとのみに水虫ができるわけではなく、指の間から徐々に繁殖して足全体に広がります。

＜かかと水虫の見分け方＞
・夜にかかとを保湿しても朝にはガサガサになっている
・足の指の間に丸い皮めくれがある
・家族に水虫の人がいる

水虫は周囲の人達にも感染させてしまう恐れがあるため、心当たりがある方は早めに皮膚科の受診をおすすめします。

かかとをケアする基本の3ステップと注意点

ガサガサのかかとをケアせずに放置していると、さらに乾燥がひどくなってひび割れて出血したり、タコやウオノメができたりすることも。かかとをケアするには、基本の3ステップの実践がおすすめです。全身のスキンケアの一環として、かかともケアしましょう。

STEP①硬くなったかかとを温めてやわらかくする

触っても熱くない40℃程度のぬるま湯で、硬くなったかかとの角質をやわらかくします。理想は全身を湯船につけることですが、足湯のみでもかまいません。お湯の中に足を入れながら、乾燥が気になる部分をマッサージしましょう。10～15分程度マッサージすると血流も良くなり、ターンオーバーの乱れを改善する効果が期待できます。

STEP②やわらかくなった角質をヤスリや軽石などで削る

やわらかくなった古い角質を、ヤスリや軽石で削ります。ヤスリは粗い面と細かい面があるものを使うとスムーズに角質を取り除けます。粗い面で全体的に優しくこすって角質を取り、細かい面で優しく丁寧に残った角質を取り除いてください。角質を削るのは一週間に1回のペースにし、それ以外の日はSTEP①・③を行いましょう。

先ほどのチェックポイントを見てかかと水虫の疑いがある場合は、足裏をヤスリでこすると白癬菌が入りやすくなって逆効果に。心配な場合は、自己判断でケアする前に、皮膚科を受診するようにしてください。

STEP③保湿クリームを塗って靴下を履く

角質を取り除いた後は、かかとにクリームを塗って保湿をしましょう。クリームを塗った後に靴下を履くと、さらに保湿効果が高まります。寝るときに靴下を履く習慣がなく、靴下を履いたままだと眠りにくいという方は、かかとのみを覆ってくれる保湿用の靴下がおすすめです。後述の「かかとケアグッズ」で詳しく紹介します。

NGケアをしないために！かかとケアの注意点をチェック

かかとの角質は削りすぎないのがポイント。角質を取りすぎると、バリア機能や保湿機能が低下すると言われています。また、角質を取りすぎると雑菌が繁殖しやすくなり、水虫の原因になる可能性もあります。

STEP②で紹介したようにかかとの角質を削る頻度は、かかとが硬いうちは1週間に1度。かかとがやわらかくなってきたら1ヵ月に1度のペースで行います。普段ナイロンタオルなどで体を洗っている場合は、かかとも一緒にゴシゴシ洗いがちです。しかし、かかとに過度な刺激を与えると、黒ずみの原因にもなるので優しく洗いましょう。

100均やドラッグストアのかかとケアグッズ5選

最近は100均やドラッグストアにかかとのケアグッズが豊富に並んでいます。それぞれの特徴を知り、自分のかかとに適したグッズを使ってケアしてください。ここではかかとケアグッズを5つ紹介します。

1. かかと用ヤスリ

カチカチの古い角質を削り取るのにおすすめなのが、かかと用ヤスリ。ドラッグストアや100均で販売されており、粗い目と細かい目がある両面タイプがポピュラーです。

＜素材別の特徴＞
ステンレス製：削る力が強いためカチカチな角質向き
ガラス製・耐水ペーパー製：優しく削れるため、肌を傷つけにくい

こすり過ぎると角質を削りすぎたり、正常な皮膚まで傷付けたりするので、かかと用のヤスリを使うときは強く力を入れないのがコツです。角質を削るときは、肌を痛めないように一定方向に動かしましょう。

2. ピーリングパック

ドラッグストアなどで販売されているピーリングパックは、専用の液体に規定時間つけておくと、不要な角質が時間をかけて自然に剥がれ落ちるアイテム。角質を削る必要がないため、肌への負担も少ないのがメリットです。

足を液体につけておく時間は1時間ほどのものが多く、テレビや本を見ながらケアできます。しかし、不要な角質が完全に剥がれるまで1週間ほど時間がかかるため、その間は素足で履くサンダルなどは避けましょう。素足になる機会が少ない季節におすすめのアイテムです。

3. フットスクラブ

フットスクラブは、粒のようなものが入ったクリームやジェルです。ヤスリのように高い研磨力がないため、皮膚を傷付ける心配が少ないのが魅力。適量のフットスクラブを手に取り、気になる部分に手を当てて、マッサージしながら角質を取ります。スクラブである粒は、天然成分であるトウモロコシやコンニャク、塩や砂糖などさまざまな素材でできています。