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冷凍肉を正しく解凍する方法!今すぐ使える裏技と衛生上やってはいけないことを紹介

冷凍肉を正しく解凍する方法!今すぐ使える裏技と衛生上やってはいけないことを紹介

今から料理に使うお肉の解凍をし忘れた! そんな時に、電子レンジやフライパンなど自宅にあるものを使い、時短で解凍できる便利な方法があります。ただし、お肉を解凍する時は食中毒などの気を付けたい点があります。この記事では、冷凍肉を解凍する正しい方法やコツ、すばやく解凍できる裏技、衛生面で気を付けたいことについて紹介します。

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冷凍肉を解凍する時のコツ

冷凍肉を取り出す人
お肉のうまみや品質を損ねないためには、じっくり時間をかけて解凍し、出てきたドリップを拭き取ることが大切です。冷凍肉を解凍する時のコツを見ていきましょう。

低温でゆっくり解凍する

低い温度で解凍した冷凍肉は、お肉の中心と表面の温度差が小さいのでドリップ(解凍時にお肉から分離して出てくる液体)が少なく、おいしく調理できます。一方で、温度差が大きいとドリップの流出は多くなります。そのため時間はかかりますが、うまみを逃がさず品質も落ちにくい低温で解凍するのがおすすめです。この方法なら細菌の繁殖も防げるので、食中毒のリスクも抑えられます。

ドリップは拭き取る

冷凍肉を解凍する時に出てくるドリップは拭き取ってから調理しましょう。ドリップを処理せずに料理をすると臭みが出たり、焼きムラが生じたりします。解凍したお肉をキッチンペーパーで包み込み、優しくドリップを拭き取ってください。なお、どんな解凍方法でも少なからずドリップは出ますが、特に急速解凍をすると細胞が破壊されるためドリップが多く出ます。

冷凍肉の正しい解凍方法

ゆっくり時間をかけて低温で解凍をすると、肉のうまみや食感をできるだけ保てます。ただし電子レンジなどを使う方法よりも、解凍にかかる時間は長めです。調理するまでの時間に余裕がある時は、ぜひ実践してみてください。

冷蔵庫で解凍する

冷凍肉を冷蔵庫に入れる人
冷蔵庫の中で解凍すると、お肉の表面と中身の温度差が小さい状態にできるため、おいしい状態で解凍可能です。お肉の厚さによって解凍にかかる時間は変わりますが、少なくとも一晩以上はかかるため、調理する前の日に冷蔵庫へ移しておきましょう。そうすると翌日には中まで解凍されているので、すぐに調理ができます。
<解凍方法>
1. 冷凍肉をフリーザーバッグに入れて密封する
2. 冷蔵庫の中でも温度の低いチルド室へ入れて、一晩かけて解凍する
フリーザーバッグに冷凍肉を入れる際は、ドリップが漏れるのを防ぐために二重にするのがおすすめです。

氷水で解凍する

氷水のイメージ
氷水を使った解凍方法も、品質が下がりにくくドリップを最小限に抑えられます。肉の厚さにもよりますが、1~3時間ほどで解凍でき、調理する当日でも利用しやすいでしょう。
<解凍方法>
1. フリーザーバッグに冷凍肉を入れて密封する
2. 冷凍肉が入るサイズの深いボウルに氷水を入れる
3. 解凍中に氷が溶けてしまわないように、途中経過を見ながら解凍する
4. 氷が溶けたら補充する(温度を一定に保つため)

冷凍肉をすばやく解凍する4つの裏技

今すぐ料理に使いたいのに冷凍肉を解凍し忘れたという時は、便利な裏技を試してみてください。しかし時短で解凍するとドリップが多く出たり、傷みやすくなったりする可能性があります。急速解凍したお肉は、品質を保つためにもすぐに使い切りましょう。

1. 流水で解凍する

流水のイメージ
冷凍肉に流水を当てる方法なら、100gあたり5分ほどで解凍できます。ただし、お肉の温度が急激に高くなるのでドリップが出やすくなり、ずっと流水を当てるため水を多く使います。
<解凍方法>
1. 冷凍肉をフリーザーバッグに入れて密封する
2. 底の深いボウルに冷凍肉を入れ、肉に水が当たる位置でちょろちょろと水を流しつづける
お肉がうまく流水に当たらない時は、液体が入ったペットボトルを乗せて重しにすると安定感が出ます。

2. 電子レンジで解凍する

電子レンジで冷凍肉を解凍する人
電子レンジなら100gのお肉を1~4分ほどで解凍できます。冷凍庫から取り出した直後のカチカチの状態で電子レンジに入れて解凍しましょう。電子レンジを使った解凍は、凍った食材に含まれる水分を振動させて、摩擦熱で加熱する仕組みなので、溶けている部分があると解凍ムラを起こします。電子レンジの機種によって解凍時間が違うので、途中経過を見ながら行いましょう。
<解凍方法>
1. クッキングペーパー(加熱ムラ防止、ドリップ吸収のため)を耐熱皿に敷いて、その上に冷凍肉を置く(ラップなどの包みは外して)
2. 電子レンジの弱モード(100~200W)で裏表1分ずつ、様子を見ながら加熱する

3. フライパンや鍋の底で挟む

用意されたフライパン
薄切り肉なら、アルミの熱伝導率の高さを利用して、フライパンまたは鍋の底に挟んで解凍もできます。厚みが1cm以下の冷凍肉であれば5分ほどで解凍可能です。
<解凍方法>
1. フライパン(または鍋)を2つ用意し、上に乗せる方には30℃程度のぬるま湯を入れる
2. 下にする方のフライパンを逆さまにする
3. フリーザーバッグに冷凍肉を入れて密封し、フライパンの底に挟む
4. 2分半ほどしたらお肉をひっくり返し、さらに2分半ほど時間を置く
冷凍肉が安定しない場合は、30℃程度のぬるま湯で濡らしたふきんを挟むと平らになります。

4. ぬるま湯で解凍する

ぬるま湯を用意する人
ぬるま湯にひたすと、流水よりも温度が高いのでその分早く解凍ができます。時間にすると冷凍肉100gで約4分です。この方法では、お湯が当たる部分と冷凍肉の中心部に温度差があり、ドリップが出やすいです。また、解凍ムラができることがあるので、途中経過を見ながら解凍しましょう。
<解凍方法>
1. 30℃程度のぬるま湯を、ボウルや鍋に入れる
2. フリーザーバッグに冷凍肉を入れて密封し、上下をひっくり返しながら解凍する

冷凍肉を使って効率良く調理するには

たカットされた冷凍肉
解凍したお肉の状態によって調理のしやすさが変わってきます。切らずにそのまま使うのか、切って調理するかで解凍状態を使い分けると便利です。効率良く調理するためのポイントをチェックしましょう。

切らずに調理する場合は、解凍後10〜30分かけて室温に戻す

ステーキなどお肉を切らずにそのまま調理する際は、解凍した後に室温に戻しておきましょう。解凍したばかりのお肉は冷たくて火が通りにくいため、そのまま焼くと加熱時間が長くなってお肉が固くなってしまいます。解凍後は室温に10~30分ほど置き、室温に戻すことで、お肉の外と中の温度が均一になって火が通りやすくなります。
フライパンでおいしくステーキを焼くコツも参考にしてみてください。

切る工程がある場合は、半解凍する

冷凍したひき肉、またはブロック肉を切って使いたいなら、半解凍がおすすめです。半解凍とは中心部が凍ったままで、まわりだけ解凍できている状態を指します。半解凍だと包丁が入りやすく、ひき肉は手でも割りやすくなります。半解凍する時は、解凍時間を短くして溶けすぎていないかを確認しましょう。また、電子レンジの半解凍機能を利用するのもおすすめです。

<衛生上やってはいけない>肉の解凍で気を付けること

冷凍肉の常温解凍・再冷凍は衛生面を考えて避けましょう。場合によっては、食中毒を引き起こす恐れがあります。お肉を解凍する際は、以下の点に注意してください。

常温解凍

常温で置かれたお肉
常温解凍をするとお肉が傷んで変色し、食中毒菌が繁殖する原因になります。室温や暑い時期は特に注意が必要で、15~50℃の環境で常温解凍すると食中毒菌が繁殖しやすくなります。常温解凍は味や品質を下げ、衛生面の観点からも良くないので避けましょう。

再冷凍

再冷凍されるお肉
解凍したお肉を再冷凍すると、水分が抜けてパサパサになり、うまみ成分も抜けます。お肉に限らず、食材は冷凍すると細胞壁は壊れますが、再冷凍するとさらに細胞壁が壊れて食感が損なわれやすくなります。また、解凍と冷凍を繰り返すと温度変化により菌を繁殖させる原因にも。食中毒を引き起こさないためにも、解凍したお肉はすぐに使い切りましょう。

衛生面に気を付けながら肉の正しい解凍方法と裏技を使い分けて

解凍したお肉を取り出す人
冷凍肉を急ぎ解凍して使いたい場合は、裏技を駆使して時短しましょう。正しい解凍方法なら、冷凍肉のうまみをできる限り保ったままおいしく料理できるので、実践してみてください。
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魚の解凍方法も知りたい方は以下もチェック! 刺身や切り身など種類別の解凍方法も紹介しています。

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