風邪の予防にも!身体が芯から温まるおかゆの和洋中アレンジレシピ
おかゆは、風邪を引いたときや食欲のないときでも食べられる優しいメニューですが、普段の食事に取り入れるには物足りなく感じるかもしれません。しかし、ほんの少しアレンジを加えるだけで、より美味しく食べられるメニューにも変身します。おかゆの基本の作り方から簡単アレンジレシピ、時短のアイディアなどを紹介します。
基本のおかゆの作り方
生米から鍋で煮て作るのが、基本のおかゆの作り方です。手順や材料は以下を参考にしてください。
<材料:2人分>
・米(洗米後) 0.5合
・水 600cc
・塩 ひとつまみ程度
・米(洗米後) 0.5合
・水 600cc
・塩 ひとつまみ程度
<作り方>
・鍋に研いだ米、水を入れ、中火にかける
・煮立ったらしゃもじなどでかき混ぜ、蓋を少しずらしてかぶせ、弱火で30分煮る
・水分が少なくなったら適量の水を加えながら好みの固さになるまで煮る
・塩で味をととのえる
・鍋に研いだ米、水を入れ、中火にかける
・煮立ったらしゃもじなどでかき混ぜ、蓋を少しずらしてかぶせ、弱火で30分煮る
・水分が少なくなったら適量の水を加えながら好みの固さになるまで煮る
・塩で味をととのえる
炊飯器におかゆモードが付いている場合は、さらに簡単に作れます。
おかゆと雑炊・おじや、リゾットは何が違う?
おかゆと似た食べ物には、雑炊やおじや、リゾットがあり、作り方や使う材料がそれぞれ異なります。ここでは、おかゆと雑炊、リゾットの違いを紹介します。
おかゆ:生の米を水でやわらかく煮たもの
おかゆは生の米をたっぷりの水でやわらかくなるまで煮た料理です。使用する水の量によって呼び名が異なり、米より5倍の量の水を使うと全粥、10倍の量だと五分粥と呼ばれます。
基本のおかゆは生の米からつくったものを指しますが、炊いたご飯を水で煮たものを「おかゆ」とする場合もあります。
基本のおかゆは生の米からつくったものを指しますが、炊いたご飯を水で煮たものを「おかゆ」とする場合もあります。
おかゆの味付けは塩、具材は卵などシンプルなものが基本です。
雑炊・おじや:炊いたご飯を煮込み調味料で味付けしたもの
雑炊とおじやは炊いてあるご飯を煮込んで作ります。肉や野菜を入れたり、出汁や味噌・しょうゆなどで味付けしたりすることが多く、雑炊とおじやの明確な違いの基準はありません。
一般的に雑炊は炊いた米を洗ってから煮る、おじやは洗わずに煮ることが多いです。
炊いたご飯を水で煮た「おかゆ」は、味付けがシンプルなことに対して、
「雑炊・おじや」は、出汁で煮込んだり、具材や調味料で味付けしたりすることを前提としたものが多いです。
「雑炊・おじや」は、出汁で煮込んだり、具材や調味料で味付けしたりすることを前提としたものが多いです。
リゾット:生米を炒めてスープで煮るイタリア料理
リゾットはイタリア料理です。生米を炒めてからスープで煮て作るため、雑炊やおかゆよりも少し調理に手間がかかります。お米に芯が残っている状態が良いとされているため、食感も雑炊やおかゆとは異なります。
和洋中味付け別! おかゆのアレンジレシピ3選
おかゆの味付けはシンプルなものが多いので、いつもの食事としてはやや物足りないかもしれません。雑炊やリゾットのように具材を追加したり、味つけを変えたりすると良いでしょう。
美味しく食べられる上に栄養もプラスできます。また通常の白米を食べるより少量でお腹いっぱいになりやすく、ダイエットにもおすすめ。ここでは、生米から作るおかゆではなく、余ったご飯を使ったおかゆや雑炊、リゾットのアレンジレシピを紹介します。
【和風】鮭のおかゆ
炊いたご飯を煮込んだおかゆに鮭を加えます。焼き鮭が余ったときにもおすすめですし、鮭フレークでも美味しく作れますよ。
<材料:2人分>
・炊いたご飯 150g
・鮭の切り身 2切
・水 200cc
・塩、三つ葉 適量
・炊いたご飯 150g
・鮭の切り身 2切
・水 200cc
・塩、三つ葉 適量
<作り方>
・グリルで鮭を焼いて骨と皮を除き、粗くほぐす
・三つ葉をざく切りにする
・さっと洗ったご飯を鍋に入れ、水を加えて蓋をして強火にかける
・煮立ったら火力を落とし、時々かき混ぜながら好みの固さになるまで煮る
・鮭を加えてひと煮立ちさせ、塩で味をととのえる
・器に盛って三つ葉を散らす
・グリルで鮭を焼いて骨と皮を除き、粗くほぐす
・三つ葉をざく切りにする
・さっと洗ったご飯を鍋に入れ、水を加えて蓋をして強火にかける
・煮立ったら火力を落とし、時々かき混ぜながら好みの固さになるまで煮る
・鮭を加えてひと煮立ちさせ、塩で味をととのえる
・器に盛って三つ葉を散らす
【洋風】ベーコンとチーズのリゾット風おかゆ
子どもの好きなチーズ風味の味付けです。子どもが食べるときはこしょうの量を少なくすると良いでしょう。
<材料:2人分>
・炊いたご飯 150g
・玉ねぎ 1/2個
・ベーコン 2枚
・粉チーズ 大さじ2
・大根 1/8本
・塩こしょう 適量
・水 200cc
・コンソメキューブ 1個
・炊いたご飯 150g
・玉ねぎ 1/2個
・ベーコン 2枚
・粉チーズ 大さじ2
・大根 1/8本
・塩こしょう 適量
・水 200cc
・コンソメキューブ 1個
<作り方>
・玉ねぎは粗みじん切り、ベーコンは5ミリ幅、大根はサイコロ状に切る
・鍋に油をひいて弱火で玉ねぎを炒め、玉ねぎが透き通ってきたら、水とコンソメ、ベーコン、大根を入れ10分煮る
・大根に火が通ったら、ご飯と粉チーズを入れ汁気が少なくなるまで煮る
・器に盛って粉チーズをかける
・玉ねぎは粗みじん切り、ベーコンは5ミリ幅、大根はサイコロ状に切る
・鍋に油をひいて弱火で玉ねぎを炒め、玉ねぎが透き通ってきたら、水とコンソメ、ベーコン、大根を入れ10分煮る
・大根に火が通ったら、ご飯と粉チーズを入れ汁気が少なくなるまで煮る
・器に盛って粉チーズをかける
【中華風】カニカマの雑炊
雑炊は短時間で作れて体が温まるので、寒い冬の朝食にもぴったり。ごま油の風味が食欲をそそり、食欲がないときや体調がすぐれないときにもおすすめです。
<材料:2人分>
・炊いたご飯 150g
・カニカマ 4本
・卵 2個
・水 600cc
・顆粒鶏ガラスープの素 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・塩こしょう 適量
・ごま油 小さじ1
・小ねぎ 適量
・炊いたご飯 150g
・カニカマ 4本
・卵 2個
・水 600cc
・顆粒鶏ガラスープの素 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・塩こしょう 適量
・ごま油 小さじ1
・小ねぎ 適量
<作り方>
・カニカマを手でほぐし、卵を溶きほぐしておく
・鍋に水と鶏がらスープの素、しょうゆを入れて中火にかけ、ご飯とカニカマを入れる
・煮立ったら弱火にしてご飯がやわらかくなるまで煮る。
・塩コショウで味をととのえ、ごま油を加える
・卵を回し入れて中火にし、卵に火が通ったら盛り付けて小口切りしたねぎを散らす
・カニカマを手でほぐし、卵を溶きほぐしておく
・鍋に水と鶏がらスープの素、しょうゆを入れて中火にかけ、ご飯とカニカマを入れる
・煮立ったら弱火にしてご飯がやわらかくなるまで煮る。
・塩コショウで味をととのえ、ごま油を加える
・卵を回し入れて中火にし、卵に火が通ったら盛り付けて小口切りしたねぎを散らす
簡単味変! おかゆに入れるとおいしいもの
チーズなどをおかゆに入れるだけで、味を変えることができおいしく仕上がるでしょう。ここでは、おかゆに入れるだけで簡単に味を変えられるおいしいものを紹介します。
チーズ
とろけるチーズや粉チーズをおかゆに入れるだけで、洋風リゾットのような風味に。また、コンソメやトマト缶と一緒に煮込み、最後にチーズをトッピングするとより凝った仕上がりになります。子どもも喜ぶこと間違いなし。
スープの素
市販のスープの素をおかゆに入れても美味しくなります。ふかひれスープの素で中華風に、コーンポタージュの素を使って洋風にとアレンジも自在です。好みのスープの素を使って、さまざまな味を楽しんでみてください。
おかゆの時短アイディアレシピ
生米から作るおかゆは意外と手間と時間がかかりますよね。冷凍ご飯やレトルトおかゆを活用すれば、忙しいときでも手軽におかゆを楽しめます。
冷凍ご飯で作るおかゆ
冷凍ご飯でも手軽におかゆは作れます。冷凍ご飯は、解凍せずに凍ったまま調理してください。
<材料:2人分>
・冷凍ご飯 150g
・水 400cc
・塩 少々
・冷凍ご飯 150g
・水 400cc
・塩 少々
<作り方>
・冷凍ご飯と水を鍋に入れ強火にかける
・ご飯がやわらかくなってきたら中火に落とし、ほぐしながらとろみがつくまで10分ほど煮る
・好みのやわらかさになったら火を止めて、塩を加え味をととのえる
・冷凍ご飯と水を鍋に入れ強火にかける
・ご飯がやわらかくなってきたら中火に落とし、ほぐしながらとろみがつくまで10分ほど煮る
・好みのやわらかさになったら火を止めて、塩を加え味をととのえる
レトルト粥で作るツナのおかゆ
レトルトのおかゆを使い、電子レンジで調理するので手軽です。チューブのしょうがをトッピングすると味にアクセントがつくのでおすすめですよ。
<材料:2人分>
・レトルトのおかゆ(無塩タイプ) 2袋
・ツナ缶 1缶
・水菜 ふたつかみ
・めんつゆ 大さじ2
・レトルトのおかゆ(無塩タイプ) 2袋
・ツナ缶 1缶
・水菜 ふたつかみ
・めんつゆ 大さじ2
<作り方>
・水菜を一口サイズに切る
・耐熱容器にレトルトのおかゆを入れて、ツナをのせる
・ラップをかけ600Wの電子レンジで2分加熱
・水菜をのせ、めんつゆをかける
・水菜を一口サイズに切る
・耐熱容器にレトルトのおかゆを入れて、ツナをのせる
・ラップをかけ600Wの電子レンジで2分加熱
・水菜をのせ、めんつゆをかける
アレンジ自在のおかゆで家族みんなが喜ぶ食卓に
おかゆはシンプルな料理だからこそアレンジの幅が広がります。冷蔵庫に残りがちな野菜や余ったご飯を使って、毎日の食事としても作ってみてください。具材や味付けを工夫していろんなおかゆを楽しみましょう。