ポリ袋調理のレシピ集。調理の時短&災害時にも活かせる!
ポリ袋に材料を入れて加熱するだけの「ポリ袋活用レシピ」。シンプルなので料理初心者も失敗が少なく、時短調理ができるなど、メリットがたくさんあります。洗い物が減るので時短や光熱費節約にもつながり、災害時の調理法としても注目されている方法です。この記事では、ポリ袋調理のメリットや簡単に作れるポリ袋活用レシピ、調理のコツを紹介します。
- ポリ袋調理の6つのメリット
- 1. 調理方法がシンプルで簡単
- 2. 同時調理で時短できる
- 3. 洗い物が減って光熱費が節約できる
- 4. 災害時にも役立つ
- 5. 栄養を逃さない
- 6. 油分や塩分を控えられる
- ポリ袋調理の注意点
- 食品用の耐熱ポリ袋を選ぶ
- 湯せん調理では袋の空気をしっかり抜いてから口を結ぶ
- 鍋肌と鍋底に直接触れないようにする
- 簡単に作れるポリ袋活用レシピ①メインのおかず
- 生姜が香る「豚肉の生姜焼き」
- 身がしっとりやわらかい「サバの味噌煮」
- 簡単に作れるポリ袋活用レシピ②サブのおかず
- ポリポリ食感の「切り干し大根ときゅうりの中華和え」
- 栄養を逃さない「小松菜とツナのサラダ」
- 簡単に作れるポリ袋活用レシピ③スープ
- ふわふわ卵の洋風「卵とキャベツのスープ」
- 市販のルーを使って「簡単スープカレー」
- ポリ袋レシピを活用して時短&おいしいを叶えよう
ポリ袋調理の6つのメリット
ポリ袋を使って調理すれば、調理時間の短縮や節約などにつながります。ポリ袋調理の6つのメリットを紹介します。
1. 調理方法がシンプルで簡単
ポリ袋調理は、材料と調味料をポリ袋へ入れて、湯せん、または電子レンジで加熱します。湯せんにかけすぎたとしても食材が焦げる心配もなく、シンプルな工程で料理初心者でも失敗しにくいです。材料を切っておき、袋に入れて調味料を揉み込む工程を子どもにお手伝いしてもらっても良いでしょう。
2. 同時調理で時短できる
材料と調味料をポリ袋に入れて加熱するだけなので簡単にできて、複数の料理を同時加熱することもできます。加熱前の状態まで作り置きすれば料理の負担が減り、また、加熱している間は他の作業もできるので効率的です。
3. 洗い物が減って光熱費が節約できる
下ごしらえや味付け、加熱までポリ袋で済むので、ボウルなどの道具を使いません。使った袋は捨てるだけなので洗い物が減ります。複数の料理を加熱する時にも、加熱用の鍋が1つあれば良いため、洗い物にかかる水道代や光熱費も少なく済みます。
4. 災害時にも役立つ
ポリ袋に入れた食材を湯せんする調理法は災害時にも役立ちます。災害時には、電気やガスが自由に使えない場合があります。そんな時に湯せん調理なら、ポリ袋と鍋、カセットコンロなど最小限の道具で調理ができ、調理に使ったお湯は別の用途に使えるので水も無駄になりません。さらに、調理に使ったポリ袋はそのまま器としても使え、洗い物も出ません。ポリ袋の中で調理するため、衛生面でも安心です。
5. 栄養を逃さない
ポリ袋調理なら、食材から出てきた栄養分を逃さずに食べられます。栄養素の中には「水溶性」という種類があり、ビタミンCなどが該当します。水溶性の栄養素は茹でるとお湯の中に溶け出てしまいますが、ポリ袋で調理すると真空状態になるため、食材の栄養をしっかり閉じ込められます。
6. 油分や塩分を控えられる
真空状態で調理をすると食材に味が染み込みやすく、素材のうまみも引き出されて美味しく仕上がるので、塩分を控えめにできます。また、食材が鍋肌や鍋底に直接触れないので、焦げ付きを防止するための油も不要になり、ヘルシーに。
ポリ袋調理の注意点
ポリ袋はスーパーなどで簡単に手に入りますが、選び方に気を付けたい点があります。安全に使用するための注意点も押さえておきましょう。
食品用の耐熱ポリ袋を選ぶ
食品衛生法に基づいて、管理や検査がされている食品用のポリ袋を選びましょう。食品用でも、耐熱温度が違うものがあるため注意が必要です。
種類 | 耐熱温度 | ポリ袋レシピでの使い方 |
低密度ポリエチレン製 | 70~90℃ | 低温調理、加熱調理以外の和え物など |
高密度ポリエチレン製 | 90~110℃ | 加熱調理が可能 |
加熱調理には、高密度ポリエチレン製のポリ袋を使用します。低密度ポリエチレン製のポリ袋は、低温で加熱する「低温調理」、もしくは、加熱を必要としない和え物や漬物などを作る時に使いましょう。
湯せん調理では袋の空気をしっかり抜いてから口を結ぶ
ポリ袋の中に空気が入ったままだと、湯せんする時に水に浮いてしまい内部まで火が通りにくくなります。また加熱中に袋の中の空気が膨張して袋が破裂する可能性も。湯せん調理をする時には、空気をしっかり抜いてから口を結びましょう。
電子レンジを使う際は、ポリ袋が破裂しないように数カ所の穴を開け、耐熱皿に乗せて加熱します。
鍋肌と鍋底に直接触れないようにする
耐熱のポリ袋でも鍋肌や底につくと、溶けて穴があいてしまう恐れがあります。そのため、湯せんする時は大きめの鍋を使用して、鍋肌や鍋底にポリ袋がつくのを防ぎましょう。鍋底に耐熱皿を置いておくと、ポリ袋の穴あき防止になります。
簡単に作れるポリ袋活用レシピ①メインのおかず
ポリ袋調理なら肉や魚にしっかり味が染み込み、おいしく仕上がります。加熱直前の状態まで作り置きができる、便利なメインのおかずレシピを2つ紹介します。
生姜が香る「豚肉の生姜焼き」
定番おかずの生姜焼きをポリ袋調理で作ってみましょう。お肉がやわらかく仕上がり、調味料を揉み込んで一晩置くと、味がさらに染み込むので作り置きにもおすすめです。
<材料:2人分>
・豚こま肉 250g
・タマネギ 1/2個
・おろしニンニク(チューブ) 大さじ1
・おろし生姜(チューブ) 大さじ1
[調味料]
・酒 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・豚こま肉 250g
・タマネギ 1/2個
・おろしニンニク(チューブ) 大さじ1
・おろし生姜(チューブ) 大さじ1
[調味料]
・酒 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・砂糖 小さじ1
<作り方>
1. タマネギを薄切りにして、すべての材料をポリ袋に入れ、よく揉み込む
2. 空気を抜いて、袋の口の上部をしばる
3. 鍋に耐熱皿を置いてお湯を沸かし、2を入れて中火で約15分加熱する
4. 加熱後、食材に火が通ったか確認をして皿に盛り付ける
1. タマネギを薄切りにして、すべての材料をポリ袋に入れ、よく揉み込む
2. 空気を抜いて、袋の口の上部をしばる
3. 鍋に耐熱皿を置いてお湯を沸かし、2を入れて中火で約15分加熱する
4. 加熱後、食材に火が通ったか確認をして皿に盛り付ける
身がしっとりやわらかい「サバの味噌煮」
ポリ袋で作る味噌煮は煮崩れせず、しっとりやわらかく仕上がります。
<材料:2人分>
・サバの切り身 2切れ
・生姜(薄切り) 4枚
[調味料]
・砂糖 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・味噌 小さじ1
・片栗粉 小さじ1/4
・水 大さじ1
・サバの切り身 2切れ
・生姜(薄切り) 4枚
[調味料]
・砂糖 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・味噌 小さじ1
・片栗粉 小さじ1/4
・水 大さじ1
<作り方>
1. ポリ袋に調味料を入れてよく混ぜる
2. 調味料が混ざったら、1にサバと生姜を入れて袋の空気を抜く
3. 鍋に耐熱皿を置いてお湯を沸かし、2を入れて約15分加熱する
4. 煮汁も一緒に皿に盛り付ける
1. ポリ袋に調味料を入れてよく混ぜる
2. 調味料が混ざったら、1にサバと生姜を入れて袋の空気を抜く
3. 鍋に耐熱皿を置いてお湯を沸かし、2を入れて約15分加熱する
4. 煮汁も一緒に皿に盛り付ける
簡単に作れるポリ袋活用レシピ②サブのおかず
加熱がいらないサブのおかずもいかがですか。材料を切って袋に入れ、揉み込むだけで完成するので、メインディッシュと一緒に効率良く作れます。
ポリポリ食感の「切り干し大根ときゅうりの中華和え」
キュウリと切り干し大根の中華和えは、ポリポリと箸が進む一品です。
<材料:2人分>
・キュウリ 2本
・戻した切り干し大根 25g(戻す前の重さ)
・ごま油 大さじ1/2
・白いりごま 大さじ1/2
[調味料]
・ポン酢しょうゆ 大さじ1
・鶏がらスープの素 小さじ2
・砂糖 小さじ2
・キュウリ 2本
・戻した切り干し大根 25g(戻す前の重さ)
・ごま油 大さじ1/2
・白いりごま 大さじ1/2
[調味料]
・ポン酢しょうゆ 大さじ1
・鶏がらスープの素 小さじ2
・砂糖 小さじ2
<作り方>
1. 戻した切り干し大根の水分を3cm幅に切って、きゅうりは斜め薄切りにする
2. ポリ袋にきゅうりと調味料を入れて揉み込み、約10分置く
3. 切り干し大根とごま油、白いりごまを加えさらに揉み込み、器に盛り付ける
1. 戻した切り干し大根の水分を3cm幅に切って、きゅうりは斜め薄切りにする
2. ポリ袋にきゅうりと調味料を入れて揉み込み、約10分置く
3. 切り干し大根とごま油、白いりごまを加えさらに揉み込み、器に盛り付ける
ニンジンなどの食材を追加するのもおすすめです。
栄養を逃さない「小松菜とツナのサラダ」
加熱なしで作れる小松菜とツナのサラダです。小松菜の豊富な栄養を逃さず摂りましょう。
<材料:2人分>
・小松菜 1束
・ツナ缶 1缶(70g)
・白いりごま 小さじ1
[調味料]
・めんつゆ(3倍濃縮) 小さじ1
・酢 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・砂糖 小さじ1
・マヨネーズ 小さじ1
・小松菜 1束
・ツナ缶 1缶(70g)
・白いりごま 小さじ1
[調味料]
・めんつゆ(3倍濃縮) 小さじ1
・酢 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・砂糖 小さじ1
・マヨネーズ 小さじ1
<作り方>
1. 3cm幅に切った小松菜と油を切ったツナ、調味料をポリ袋に入れてよく揉み込む
2. 器に盛り付け、白いりごまをお好みでふりかける
1. 3cm幅に切った小松菜と油を切ったツナ、調味料をポリ袋に入れてよく揉み込む
2. 器に盛り付け、白いりごまをお好みでふりかける
新鮮な小松菜の選び方や、栄養素について解説した記事もチェックしてみましょう。
簡単に作れるポリ袋活用レシピ③スープ
ポリ袋調理でスープなどの汁物も簡単に作れます。ポリ袋レシピは湯せんだけではなく電子レンジで加熱してもおいしく作れるので、こちらのレシピで試してみましょう。
ふわふわ卵の洋風「卵とキャベツのスープ」
鍋でスープを作る際は仕上げに溶き卵を入れますが、ポリ袋調理では卵も野菜も一緒に調理します。ふわふわ卵のおいしさを試してみてください。
<材料:2人分>
・キャベツ 2枚
・溶き卵 2個分
・コンソメ(顆粒) 小さじ1
・塩・こしょう 少々
・水 300cc
・粉チーズ 小さじ2
・キャベツ 2枚
・溶き卵 2個分
・コンソメ(顆粒) 小さじ1
・塩・こしょう 少々
・水 300cc
・粉チーズ 小さじ2
<作り方>
1. 3cm幅に切ったキャベツとコンソメ、水、溶き卵をポリ袋に入れ、袋の口を結ぶ
2. 鍋に耐熱皿を置いてお湯を沸かし、10分ほど加熱する
3. 器に盛り、粉チーズをトッピングする
1. 3cm幅に切ったキャベツとコンソメ、水、溶き卵をポリ袋に入れ、袋の口を結ぶ
2. 鍋に耐熱皿を置いてお湯を沸かし、10分ほど加熱する
3. 器に盛り、粉チーズをトッピングする
市販のルーを使って「簡単スープカレー」
スープカレーも市販のルーを使ってポリ袋調理できます。大人用の辛口カレーと別に子ども用の甘口カレーを作る場合も、ポリ袋を使えば洗い物が少なく済みます。お好みで卵やピーマンなどの食材を入れるのも、おすすめです。
<材料:2人分>
・手羽元 4本
・タマネギ 1/2個
・カボチャ 1/8個
・ナス 1本
・カレールウ 2かけ
・ブラックペッパー 少々
・ニンニク(チューブ) 小さじ1/2
・カットトマト(缶) 100g
・コンソメ(顆粒) 小さじ2
・水 400cc
・手羽元 4本
・タマネギ 1/2個
・カボチャ 1/8個
・ナス 1本
・カレールウ 2かけ
・ブラックペッパー 少々
・ニンニク(チューブ) 小さじ1/2
・カットトマト(缶) 100g
・コンソメ(顆粒) 小さじ2
・水 400cc
<作り方>
1. 手羽元の骨に沿って切り込みを入れ、塩とブラックペッパーを揉み込む
2. タマネギを4等分、カボチャを1cm幅、ナスを3cm幅に切る
3. すべての材料をポリ袋に入れて、空気を入れながらしっかりと口を結ぶ
4. ポリ袋に爪楊枝で数カ所の穴を開け、500Wの電子レンジで約15分加熱して器に盛る
1. 手羽元の骨に沿って切り込みを入れ、塩とブラックペッパーを揉み込む
2. タマネギを4等分、カボチャを1cm幅、ナスを3cm幅に切る
3. すべての材料をポリ袋に入れて、空気を入れながらしっかりと口を結ぶ
4. ポリ袋に爪楊枝で数カ所の穴を開け、500Wの電子レンジで約15分加熱して器に盛る
ポリ袋レシピを活用して時短&おいしいを叶えよう
ポリ袋で調理すると味が染み込みやすかったり、洗い物が減ったりとメリットがたくさんあります。いろんなレシピでポリ袋調理にチャレンジしてみてください。
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