健康や美容をおいしくサポートするフルーツ酢。おすすめの飲み方やアレンジレシピを紹介
果物と酢で作った「フルーツ酢(果実酢)」は、近頃スーパーやコンビニでも市販されています。酢は疲労回復、血糖値の上昇抑制など、さまざまな効果が期待できる調味料。しかし、そのままで飲むのは難しいため、果物を漬け込んだフルーツ酢を取り入れるのがおすすめです。フルーツ酢の基本的な作り方やアレンジレシピ、効果的な飲み方や注意点を紹介します。
フルーツ酢とは
健康や美容をおいしくサポートし、さまざまなフルーツとのアレンジが楽しめるフルーツ酢は、酢と果物の両方の栄養が摂れる魅力的な飲み物です。
果物を酢に漬け込んだもの
フルーツ酢とは、果物と砂糖を酢漬けにしたもの。果実酢、フルーツビネガーとも呼ばれます。通常、水や牛乳・炭酸水などで割って飲むことが多いです。
酢に含まれる酢酸やクエン酸は、疲労の原因となる「乳酸」を分解する働きを助けるとされる成分です。生活習慣病の原因となる、コレステロール値や血圧、血糖値などを改善する効果が期待されています。
腸の動きを活発にする作用も期待でき、美肌・エイジングケアにもおすすめです。
長期保存が可能
酢は酸が強いので、市販品も手作りしたフルーツ酢も長期保存ができます。ただし、果物の種類によっては水気が多くなって、カビが生えたりする恐れがあるので、冷蔵庫で保存しましょう。
フルーツ酢の保存期間は、冷蔵庫で保存して1年程度が目安ですが、果実の香りが新鮮なうちに、1ヵ月程度で飲みきるのがおすすめです。保存の際には、酢が揮発しないようにきちんと容器のフタを閉めるのを忘れずに。
フルーツ酢|基本の作り方とおすすめの果物
お店ではたくさんの種類のフルーツ酢が販売されていますが、自宅でも簡単に作れます。自分の好きな材料でフルーツ酢を手作りしてみませんか?フルーツ酢の基本の作り方とおすすめの果物を紹介します。
基本の作り方
フルーツ酢の基本レシピ
果物:酢:砂糖の割合は「1:1:1」で作ります。
果物:酢:砂糖の割合は「1:1:1」で作ります。
<材料>
・保存容器(熱湯で消毒しておく)
・好きな果物 100g
・好きな酢 100ml
・氷砂糖 100g
・保存容器(熱湯で消毒しておく)
・好きな果物 100g
・好きな酢 100ml
・氷砂糖 100g
<作り方>
1. 果物(果肉)を適当な大きさにカットし、キッチンペーパーで水気を拭き取る
2. 保存容器にカットした果物と氷砂糖を交互に入れ、酢を注ぐ
3. 冷暗所で保存して1日1~2回、全体が酢に浸かるように容器を振り動かす
1. 果物(果肉)を適当な大きさにカットし、キッチンペーパーで水気を拭き取る
2. 保存容器にカットした果物と氷砂糖を交互に入れ、酢を注ぐ
3. 冷暗所で保存して1日1~2回、全体が酢に浸かるように容器を振り動かす
フルーツ酢の飲み頃は?
氷砂糖が溶けたら飲み頃です。
氷砂糖が溶けたら飲み頃です。
フルーツ酢の中の果物は食べられる?
食べられます。ただし果物は、フルーツ酢を作ってから2週間以内に取り出しましょう。リンゴやパイナップルなどで作ったフルーツ酢は、果肉ごとヨーグルトに混ぜるのがおすすめです。
食べられます。ただし果物は、フルーツ酢を作ってから2週間以内に取り出しましょう。リンゴやパイナップルなどで作ったフルーツ酢は、果肉ごとヨーグルトに混ぜるのがおすすめです。
おすすめの果物
スーパーなどで入手しやすいものの中からフルーツ酢におすすめの果物を紹介します。
種類 | おすすめポイント |
---|---|
レモン | 国産の無農薬レモンを使えば皮つきのままスライスするだけでOK。爽やかな味なので料理にも活用しやすい |
キウイ | グリーンの見た目が爽やか |
リンゴ | すっきりとした甘みが優しい。穀物酢よりマイルドなリンゴ酢を使えばより優しい味わいで、酢が苦手な人にもおすすめ |
パイナップル | 華やかな色と香りが魅力。食欲が落ちやすい夏には炭酸で割ってドリンクに |
バナナ | こってりとしたコクと甘味が魅力。デザート感覚で味わえる |
フルーツ酢|アレンジレシピ
フルーツ酢は、そのまま水や炭酸で割って飲む他、意外な組み合わせでのアレンジも楽しめます。続いては、毎日の食事にフルーツ酢を取り入れるアレンジレシピを紹介します。好みの果物で作ったフルーツ酢で試してみてください。
ヨーグルト風ドリンク|フルーツ酢×牛乳
フルーツ酢を牛乳で割ると、飲むヨーグルト風の酸味のあるドリンクに。お好みではちみつを加えると、甘みとまろやかさが増します。さらに飲みやすくなり、デザート感覚で楽しめるでしょう。
<材料>2人分
・フルーツ酢 大さじ2
・牛乳 120cc
・(お好みで)はちみつ 適量
・フルーツ酢 大さじ2
・牛乳 120cc
・(お好みで)はちみつ 適量
<作り方>
1. フルーツ酢に牛乳を加えて混ぜ合わせる
1. フルーツ酢に牛乳を加えて混ぜ合わせる
ビネガーソース|フルーツ酢×醤油・みりん
フルーツ酢の酸味が、チキンソテーやステーキを上品に仕上げてくれます。りんごで作ったフルーツ酢を使うのがおすすめです。
<材料>2人分
・玉ネギ(すりおろす) 1/3個
・ニンニク(チューブ)1cm
・醤油 小さじ2
・みりん 小さじ2
・フルーツ酢 小さじ2
・玉ネギ(すりおろす) 1/3個
・ニンニク(チューブ)1cm
・醤油 小さじ2
・みりん 小さじ2
・フルーツ酢 小さじ2
<作り方>
1. 中火で熱したフライパンにすべての材料を入れる
2. とろみが出るまで煮詰めたら、火から下ろす
1. 中火で熱したフライパンにすべての材料を入れる
2. とろみが出るまで煮詰めたら、火から下ろす
フルーツ酢の生ハムサラダ|フルーツ酢×オリーブ油
甘酸っぱいフルーツ酢は、塩気のある生ハムとも相性抜群です。ぜひ生ハムに合う、オレンジやグレープフルーツで作ったフルーツ酢を使ってみてください。
<材料>2人分
・好みのサラダ野菜(レタス、サラダ菜など) 適量
・生ハム 適量
・フルーツ酢 大さじ2
・オリーブ油 大さじ1
・塩 少々
・好みのサラダ野菜(レタス、サラダ菜など) 適量
・生ハム 適量
・フルーツ酢 大さじ2
・オリーブ油 大さじ1
・塩 少々
<作り方>
1. 野菜を3cm四方にカットして、生ハムとともに皿に盛る
2. フルーツ酢にオリーブ油と塩を混ぜ合わせる
3. 好みの味に調整したら1にかける
1. 野菜を3cm四方にカットして、生ハムとともに皿に盛る
2. フルーツ酢にオリーブ油と塩を混ぜ合わせる
3. 好みの味に調整したら1にかける
ちらし寿司|フルーツ酢×塩
フルーツ酢を、すし酢のような感覚で調味料として使ってみましょう。特におすすめは甘夏などの柑橘で作ったフルーツ酢。果肉を刻んで具材に加えるのもおすすめです。料理に果肉を使うなら、フルーツ酢を仕込んでから1週間ぐらいの状態が最適です。
<材料>2人分
・温かいご飯 500g
・フルーツ酢 大さじ3
・塩 小さじ3/4
・好みの具(海鮮、錦糸卵、きゅうりなど)
・温かいご飯 500g
・フルーツ酢 大さじ3
・塩 小さじ3/4
・好みの具(海鮮、錦糸卵、きゅうりなど)
<作り方>
1. フルーツ酢と塩をよく混ぜる
2. 温かいご飯に1を振りかけまんべんなく混ぜる
3. 器に酢飯を盛って具をのせる
1. フルーツ酢と塩をよく混ぜる
2. 温かいご飯に1を振りかけまんべんなく混ぜる
3. 器に酢飯を盛って具をのせる
赤ワインのフルーツカクテル|赤ワイン×フルーツ酢
赤ワインを使ったフルーティなカクテルで、さっぱりした飲み口が食前酒にぴったり。特にリンゴで作ったフルーツ酢が良く合います。オレンジジュースを冷凍庫で凍らせて、氷の代わりに浮かべるのもおすすめです。凍ったオレンジジュースが溶け出すとともに、味の変化が楽しめます。
<材料>2人分
・赤ワイン 160cc
・炭酸水 240cc
・フルーツ酢 大さじ2
・オレンジ(輪切り) 2枚
・氷 適量
・赤ワイン 160cc
・炭酸水 240cc
・フルーツ酢 大さじ2
・オレンジ(輪切り) 2枚
・氷 適量
<作り方>
1. グラスに赤ワインを注ぎ、炭酸飲料水、フルーツ酢を加えてさっと混ぜ合わせる
2. 輪切りのオレンジを添える
1. グラスに赤ワインを注ぎ、炭酸飲料水、フルーツ酢を加えてさっと混ぜ合わせる
2. 輪切りのオレンジを添える
フルーツ酢の効果的な飲み方と注意点
最後にフルーツ酢の効果的な飲み方と注意点を紹介します。フルーツ酢は、適量を毎日続けて飲むのが効果的。飲むタイミングも意識しましょう。
適量を薄めて飲む
酢は、1日大さじ1~2杯(15cc~30cc)を継続して飲むのが良いとされています。フルーツ酢の飲みすぎは胃への負担も大きく、糖分の取りすぎにもつながるので注意が必要です。
また、フルーツ酢を原液のまま飲むのも、胃への刺激が強いのでおすすめできません。さらに、歯のエナメル質に影響を与え、知覚過敏などのトラブルを招く可能性もあります。フルーツ酢は、適量(4~5倍)に薄めて飲みましょう。
空腹時は避ける
フルーツ酢を空腹時に飲むと、胃に負担がかかってしまいます。酢の効果を得るためにも、食事中か食後に飲みましょう。食中は血糖値の急上昇を抑え、食後は消化を助けてくれると言われています。
なお、酢は食欲増進作用があると言われ、食事前に飲むと食べすぎにつながる可能性もあるので、気をつけましょう。
市販のフルーツ酢は名称に注意
市販のフルーツ酢を購入する際には、商品の名称が「果実酢」表記のものを選びましょう。果実酢やフルーツビネガーなどとして販売される商品の中には、甘味料などの添加物が入ったものも多く、これらは果実酢ではなく「清涼飲料水」、つまりジュースと同じです。飲みやすい反面、含まれるお酢の量が果実酢と比べて5分の1以下と少なく、得られる効果も少なくなります。糖分の量も増えるので、注意したいポイントです。
清涼飲料水は口あたりがよく飲みやすい反面、含まれるお酢の量が果実酢と比べて5分の1以下と少なく、得られる効果も少なくなります。糖分の量も増えるので、注意したいポイントです。
フルーツ酢の効果やレシピを知り、自分で作って楽しもう
フルーツ酢は自分で手軽に作れて、いろいろなアレンジも楽しめるので、毎日の食事や飲み物に無理なく酢を取り入れられるでしょう。まずは基本の作り方でフルーツ酢を作って、飲んでみましょう。
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