夏においしい魚5選!おすすめの選び方や食べ方を知ってレパートリーを増やそう
夏はアジやイワシなど、一般的に知名度の高い魚が旬を迎えます。夏に旬を迎える食材には夏を乗り切るための栄養価が多く含まれていると言われ、だるさ(倦怠感)の改善にもおすすめです。この記事では、夏においしい魚の中から、調理しやすく献立に取り入れやすい5種類の新鮮な魚の選び方や、おいしい食べ方を紹介します。
- 【夏においしい魚①】良質な脂のうまみを味わいたい「アジ(鯵)」
- 【夏においしい魚①】アジの特徴
- 【夏においしい魚①】新鮮なアジの選び方
- 【夏においしい魚①】アジのおすすめの食べ方
- 【夏においしい魚②】さっぱりとして上品な「アナゴ(穴子)」
- 【夏においしい魚②】アナゴの特徴
- 【夏においしい魚②】新鮮なアナゴの選び方
- 【夏においしい魚②】アナゴのおすすめの食べ方
- 【夏においしい魚③】幅広い料理に使える「イワシ(鰯)」
- 【夏においしい魚③】イワシの特徴
- 【夏においしい魚③】新鮮なイワシの選び方
- 【夏においしい魚③】イワシのおすすめの食べ方
- 【夏においしい魚④】食卓の定番にしたい「サバ(鯖)」
- 【夏においしい魚④】サバの特徴
- 【夏においしい魚④】新鮮なサバの選び方
- 【夏においしい魚④】サバのおすすめの食べ方
- 【夏においしい魚⑤】クセのない味わいの「スズキ(鱸)」
- 【夏においしい魚⑤】スズキの特徴
- 【夏においしい魚⑤】新鮮なスズキの選び方
- 【夏においしい魚⑤】スズキのおすすめの食べ方
- 夏が旬の魚をおいしく楽しもう
【夏においしい魚①】良質な脂のうまみを味わいたい「アジ(鯵)」
アジはスーパーなどで一年を通して購入でき、調理しやすい魚です。アジの特徴や選び方、おすすめの食べ方を見ていきましょう。
【夏においしい魚①】アジの特徴
アジは通年出回っていますが、旬の時期は5~8月。旬の味は脂がのって味が良く、値段も安くなります。大きさは小型〜中型くらいで、和食の定番としても人気があります。捌き方は3枚おろしが定番です。
【夏においしい魚①】新鮮なアジの選び方
アジを選ぶときは、以下の項目をチェックして新鮮なものを見極めてみてください。
<アジを選ぶ際に注目するポイント>
・目が澄んでいて、ハッキリした黒目
・鮮やかな赤色のエラ
・身に傷が少ない
・目が澄んでいて、ハッキリした黒目
・鮮やかな赤色のエラ
・身に傷が少ない
アジは鮮度が落ちると目が濁り、エラも茶色や白っぽくなります。そのため、澄んだ目で黒目がしっかりとしたもの、エラが鮮やかな赤色のものを選びましょう。傷があると傷みが早いので、身に傷がないかもチェックしてください。
アジを刺身で食べる場合は「刺身用」として販売されているものを選んでくださいね。
【夏においしい魚①】アジのおすすめの食べ方
アジのおすすめの食べ方を5つ紹介します。
①刺身
旬の時期ならではのおいしさを、シンプルに楽しみましょう。
旬の時期ならではのおいしさを、シンプルに楽しみましょう。
②たたき
新鮮な刺身を包丁で細かく刻み、ネギや生姜、大葉と和えます。
新鮮な刺身を包丁で細かく刻み、ネギや生姜、大葉と和えます。
➂塩焼き・干物
シンプルながら、塩焼きもアジのおいしさをダイレクトに感じられます。うまみが凝縮されている干物もおすすめです。
シンプルながら、塩焼きもアジのおいしさをダイレクトに感じられます。うまみが凝縮されている干物もおすすめです。
④アジフライ
3枚におろしたアジに衣をつけて揚げれば、サクサクした衣とふっくらした身のハーモニーを楽しめます。
3枚におろしたアジに衣をつけて揚げれば、サクサクした衣とふっくらした身のハーモニーを楽しめます。
⑤カルパッチョ
3枚おろし、または刺身用のアジを薄く切り、レモン汁(または酢)とオリーブオイルをかけて、さっぱりと。簡単に作れる洋風アレンジです。
3枚おろし、または刺身用のアジを薄く切り、レモン汁(または酢)とオリーブオイルをかけて、さっぱりと。簡単に作れる洋風アレンジです。
【夏においしい魚②】さっぱりとして上品な「アナゴ(穴子)」
アナゴは淡白で上品な味の魚です。甘辛いタレで煮詰めたり、ふっくらした身のおいしさを味わえる白焼きにしたりと、さまざまなレシピで楽しめます。開きの状態で売られているのを見かけたら、ぜひ購入してみましょう。
【夏においしい魚②】アナゴの特徴
アナゴはウナギ目アナゴ科で、ウナギの仲間です。一般的には真アナゴやクロアナゴで、6~8月が旬と言われています。この時期のアナゴは、「梅雨アナゴ」「夏アナゴ」と呼ばれ、脂が少なく、淡泊でさっぱりとした味わいが特長です。
【夏においしい魚②】新鮮なアナゴの選び方
旬の時期はスーパーでアナゴが開きで売られていることがあります。以下のポイントを購入時の参考にしてください。
<アナゴを選ぶ際に注目するポイント>
・表面にぬめりがある
・皮に白い斑点がある
・身が厚くて透明感がある
・表面にぬめりがある
・皮に白い斑点がある
・身が厚くて透明感がある
【夏においしい魚②】アナゴのおすすめの食べ方
アナゴのおいしい食べ方を紹介します。
①天ぷら
小さいアナゴは天ぷらがおすすめです。夏野菜ともよく合います。
小さいアナゴは天ぷらがおすすめです。夏野菜ともよく合います。
②煮アナゴ
アナゴをじっくり甘いタレで煮詰めます。ご飯に乗せて丼にするのもおいしいですよ。
アナゴをじっくり甘いタレで煮詰めます。ご飯に乗せて丼にするのもおいしいですよ。
③白焼き
フライパンで焼いて、塩やワサビを添えてあっさりと。おつまみにもぴったりです。
フライパンで焼いて、塩やワサビを添えてあっさりと。おつまみにもぴったりです。
【夏においしい魚③】幅広い料理に使える「イワシ(鰯)」
魚編に弱いと書くイワシは鮮度が落ちやすいですが、栄養価が高く調理しやすい魚です。イワシの特徴や選び方、おすすめの食べ方を紹介します。
【夏においしい魚③】イワシの特徴
イワシにはたくさんの種類があり、中でも特に多く流通している「マイワシ」の旬は5~10月。イワシは不飽和脂肪酸のDHAやEPAを多く含み、栄養価に優れています。身がやわらかいので手でもさばけます。
【夏においしい魚③】新鮮なイワシの選び方
イワシは鮮度が落ちやすいため、より新鮮なものを選びましょう。イワシを選ぶ際に注目するポイントを紹介します。
<イワシを選ぶ際に注目するポイント>
・身の色艶が良い
・目が黒く澄んでいる
・太って丸みを帯びている
・身の色艶が良い
・目が黒く澄んでいる
・太って丸みを帯びている
まず目が黒く澄んでいるものを選びましょう。鮮度が落ちると目が赤っぽく変色します。身はツヤのある美しい青色で、太って丸みを帯びているのが、脂が乗っていておいしいです。生食する場合は、刺身用として売られているものを選んでください。
【夏においしい魚③】イワシのおすすめの食べ方
シンプルな味付けから和風、洋風までアレンジを楽しめます。イワシは良いダシが出るので汁物にしてもおいしいですよ。
①刺身
おろし生姜、ネギ、大葉などの薬味を添えて。醤油にワサビではなく一味唐辛子を加えてもおいしいですよ。
おろし生姜、ネギ、大葉などの薬味を添えて。醤油にワサビではなく一味唐辛子を加えてもおいしいですよ。
②たたき
イワシを細かく刻み、ネギ、大葉、しょうがを加えた醤油で食べると、刺身とは違った味わいを楽しめます。
イワシを細かく刻み、ネギ、大葉、しょうがを加えた醤油で食べると、刺身とは違った味わいを楽しめます。
➂つみれ汁
包丁で粗いミンチ状にしたイワシにしょうが汁、味噌を混ぜ合わせてつみれに。鍋にスプーンですくい入れ、大根やにんじんなどと煮ます。醤油、味噌どちらで味付けしてもおいしいですよ。
包丁で粗いミンチ状にしたイワシにしょうが汁、味噌を混ぜ合わせてつみれに。鍋にスプーンですくい入れ、大根やにんじんなどと煮ます。醤油、味噌どちらで味付けしてもおいしいですよ。
④塩焼き
うすく油を引いたフライパンで、じっくり弱火で焼きあげます。大きい場合はフタをして蒸し焼きにしましょう。
うすく油を引いたフライパンで、じっくり弱火で焼きあげます。大きい場合はフタをして蒸し焼きにしましょう。
⑤煮付け
イワシと相性の良い梅や生姜と煮て、常備菜にしても良いですね。
イワシと相性の良い梅や生姜と煮て、常備菜にしても良いですね。
⑥骨せんべい
イワシは骨がやわらかいので、こんなアレンジもできます。骨の水気を拭きとって薄力粉をまぶし、香ばしく揚げれば、おやつやおつまみにも最適です。
イワシは骨がやわらかいので、こんなアレンジもできます。骨の水気を拭きとって薄力粉をまぶし、香ばしく揚げれば、おやつやおつまみにも最適です。
⑦トマト煮
イワシの旨味はトマトの酸味とも好相性です。バジルやニンニクで風味をプラスすると、より本格的な味わいに。
イワシの旨味はトマトの酸味とも好相性です。バジルやニンニクで風味をプラスすると、より本格的な味わいに。
【夏においしい魚④】食卓の定番にしたい「サバ(鯖)」
脂が乗ったサバはとてもジューシーな味わいです。サバの特徴や選び方、おすすめの食べ方を見ていきましょう。
【夏においしい魚④】サバの特徴
サバにもいくつか種類がありますが、日本ではマサバとゴマサバが多く獲れます。サバは回遊魚で、7月から翌年の2月まで旬が続きます。夏はゴマサバの収穫量が多い傾向にあります。ゴマサバの目印は、体にあるゴマのような斑点です。
【夏においしい魚④】新鮮なサバの選び方
サバは傷むのが早いため、できるだけ新鮮なものを購入しましょう。選び方のポイントは以下の通りです。
<サバを選ぶ際に注目するポイント>
・目が濁っていない
・エラが赤い
・身に丸みがあり、お腹がぷっくりと膨らんでいる
・目が濁っていない
・エラが赤い
・身に丸みがあり、お腹がぷっくりと膨らんでいる
サバは鮮度が落ちると、目が白く濁っていきます。そのため目が澄んでいるのが新鮮な証です。また、身と皮に張りがあるサバは内臓の鮮度がよく、脂も乗っています。
【夏においしい魚④】サバのおすすめの食べ方
サバは傷みやすく、アニサキスと言う寄生虫が潜むこともあるため、生食は難しい魚です。煮る・焼く・揚げるなど加熱調理することでおいしく食べられます。
①味噌煮
ご飯が進むサバの定番料理のひとつです。
ご飯が進むサバの定番料理のひとつです。
②塩焼き
フライパンやグリルを使って、香ばしくジューシーに焼き上げましょう。
フライパンやグリルを使って、香ばしくジューシーに焼き上げましょう。
➂煮付け
しょうゆ味の煮付けにすれば、味噌煮とは違ったおいしさに。ぜひ食べ比べてみてください。
しょうゆ味の煮付けにすれば、味噌煮とは違ったおいしさに。ぜひ食べ比べてみてください。
④竜田揚げ
サバを生姜・ニンニク・しょうゆ・みりんに30分ほど浸けて片栗粉をまぶして揚げたものです。カリッとした食感とニンニクの香りで、箸が進みます。
サバを生姜・ニンニク・しょうゆ・みりんに30分ほど浸けて片栗粉をまぶして揚げたものです。カリッとした食感とニンニクの香りで、箸が進みます。
⑤しめサバ
3枚におろしたサバに塩を振って1時間おき、水気を拭き取ってから酢でしめます。
3枚におろしたサバに塩を振って1時間おき、水気を拭き取ってから酢でしめます。
【家庭でしめサバを作る場合の注意点】
・作れるのは新鮮なサバが手に入ったとき
・内臓を取り除き、流水でキレイに洗い流す
・しっかりと目視でアニサキスがいないか確認する
・作れるのは新鮮なサバが手に入ったとき
・内臓を取り除き、流水でキレイに洗い流す
・しっかりと目視でアニサキスがいないか確認する
サバの内臓に寄生したアニサキスは、サバの死後時間が経つと内臓から身へと移動します。そのためサバの身もしっかり目視で確認する必要があります。アニサキスは体長2~4cmでクネクネした形、あるいは渦巻き状です。心配な場合は、酢でしめた後のサバをラップで包んで24時間以上冷凍庫(マイナス20度以上)で保存すればアニサキスは死滅します。
【夏においしい魚⑤】クセのない味わいの「スズキ(鱸)」
スズキも一年中獲れますが、実は梅雨から夏ごろに旬を迎えます。クセのない味わいでどんな料理にも合いますよ。
【夏においしい魚⑤】スズキの特徴
旬のスズキは脂乗りが良いのが特徴です。スズキはヒカリゴ(体長5cm前後)、セイゴ(体長20~30cm)、フッコ(体長40~60cm)と、成長するごとに呼び名が変わります。
スリムな形で背は黒っぽく、腹は銀色に光っています。淡水でも生きられ、ルアーフィッシングを楽しむ釣り人からは「シーバス」とも呼ばれることも。
刺身で食べるとほどよい弾力と上品な甘みを感じられます。淡白でクセがないため、いろいろな調理法で楽しめます。
【夏においしい魚⑤】新鮮なスズキの選び方
以下の項目を参考に、新鮮なスズキを選びましょう。
<スズキを選ぶ際に注目するポイント>
・目が澄んでいる
・身の表面にツヤがあり、張りがある
・(切り身を買う場合)透明感がある
・目が澄んでいる
・身の表面にツヤがあり、張りがある
・(切り身を買う場合)透明感がある
スズキも他の魚と同様、目が澄んでいるものが新鮮です。鮮度が落ちると身や腹がやわらかくなってくるため、身に張りがあるものを選ぶのもポイントです。
【夏においしい魚⑤】スズキのおすすめの食べ方
スズキはクセのない淡白な味わいのため、さまざまな料理に合います。
①カルパッチョ
新鮮なスズキが手に入ったら、ぜひカルパッチョで食べてみましょう。レモン汁、オリーブオイル、塩こしょうを混ぜたものを薄切りにしたスズキにかけるだけで簡単に作れます。食事の副菜やお酒のおつまみにぴったりです。
新鮮なスズキが手に入ったら、ぜひカルパッチョで食べてみましょう。レモン汁、オリーブオイル、塩こしょうを混ぜたものを薄切りにしたスズキにかけるだけで簡単に作れます。食事の副菜やお酒のおつまみにぴったりです。
②ポワレ
塩こしょうを振り、焼いてソースをかけて食べるポワレ。皮目から焼くのがパリッと仕上げるコツです。
塩こしょうを振り、焼いてソースをかけて食べるポワレ。皮目から焼くのがパリッと仕上げるコツです。
③ホイル焼き
好きな具材を一緒にアルミホイルに包み、オーブントースターなどで焼くだけでおいしいホイル焼きができます。レモンを絞るとより風味が豊かになります。
好きな具材を一緒にアルミホイルに包み、オーブントースターなどで焼くだけでおいしいホイル焼きができます。レモンを絞るとより風味が豊かになります。
夏が旬の魚をおいしく楽しもう
魚を含め、旬の食材は栄養をたっぷり蓄えています。夏に旬を迎える魚は鮮度が落ちやすいものが多いため、購入する際は目や身の状態をしっかりチェックしましょう。
スーパーで新鮮な魚を見分けるコツは、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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