【簡単】半熟卵の作り方!トロトロ・ねっとり、好みの半熟状態のゆで時間は?
ゆで卵の作り方はシンプルですが、黄身の固さをコントロールするのは簡単なようで意外と難しいものです。黄身がトロトロの「超」半熟卵や、ねっとりした濃厚な半熟卵など、理想の状態に仕上がるよう、作り方のコツやベストなゆで時間をチェックしましょう。また、料理に合った半熟具合も紹介します。
- 簡単にできる半熟卵の作り方【基本】
- 1. 水を沸騰させる
- 2. 冷蔵庫から卵を出す
- 3. 卵の殻に穴を開ける
- 4. 卵を鍋に入れたら優しく転がす
- 5. 好みの固さになるタイミングで取り出し、すぐに冷やす
- 6. 卵の殻にヒビを入れてむく
- 簡単にできる半熟卵の作り方【固さ別】
- 黄身がトロトロの半熟卵:ゆで時間6~8分
- 黄身がねっとりした半熟卵:ゆで時間9~10分
- 【番外編】しっかり固ゆで:ゆで時間11~12分
- 半熟卵の保存期間・方法
- 半熟卵はいつまで食べられる?
- 半熟卵の保存方法
- 料理にあわせて半熟卵を使い分けよう
- ゆで時間6分の半熟卵:味玉
- ゆで時間6分の半熟卵:シーザーサラダ
- ゆで時間9分の半熟卵:タルタルソース
- 半熟卵の作り方は簡単!好みや料理に合ったゆで具合を覚えよう
簡単にできる半熟卵の作り方【基本】
まずは基本の半熟卵の作り方を見ていきましょう。卵は冷蔵庫から出したばかりのものを使い、殻がむきやすくなるよう画びょうで穴を開けておくなど、行程ごとのポイントを押さえておいしい半熟卵作りに挑戦してみてください。
1. 水を沸騰させる
鍋に水を入れて沸騰させます。この時に、まだ卵は鍋に入れません。水の状態から卵を入れると、その時の気温や水の温度によってゆで具合を調整しづらくなってしまいます。沸騰したお湯からゆでれば、毎回同じゆで時間で理想の半熟卵を作れます。
2. 冷蔵庫から卵を出す
お湯を沸かしている間に、冷蔵庫から卵を取り出します。ゆで具合を調整するには、卵の温度も重要なポイント。冷蔵庫から出したばかりの冷えた状態か、常温かによって、同じゆで時間でも白身・黄身の状態が変わります。毎回同じ条件でゆでられるように、冷蔵庫から出したばかりの卵を使いましょう。
3. 卵の殻に穴を開ける
半熟卵は固ゆで卵に比べて殻がむきにくいため、上手にむけるよう一工夫加えましょう。卵のお尻(膨らんでいる側)に、画びょうなどで1ヵ所穴を開けます。そうすれば薄皮と中身との間に空気が入り、殻がむきやすくなります。穴を開けるには画びょうや針、ピンなどの尖ったもの、100円ショップでも販売されているゆで卵専用の穴開けグッズを使うのもおすすめです。
4. 卵を鍋に入れたら優しく転がす
卵をお玉に乗せてそっと鍋の中に入れます。ゆで始めの2分ほどは卵同士がぶつかって割れないように注意しながら、お玉で卵を優しく転がしましょう。こうすることで、黄身が真ん中の位置に固定されやすくなります。
5. 好みの固さになるタイミングで取り出し、すぐに冷やす
ゆで上がったら取り出して氷水、または流水に入れ替えながら冷やしましょう。しっかり冷やさないと、余熱で火が通って半熟加減が変わってしまいます。また、急激な温度変化によって卵の中身が縮小し、殻との間に隙間ができて殻がむきやすくなるというメリットもあります。
6. 卵の殻にヒビを入れてむく
殻にヒビを入れて、流水を当てながら、もしくは水の中でむくときれいにむけます。ゆで上がり、卵を冷やすタイミングで鍋をゆすってヒビを入れるのも手。
ゆで卵をきれいにむく方法は、こちらの記事で紹介しています。
簡単にできる半熟卵の作り方【固さ別】
卵のゆで時間が1分違うだけで、白身や黄身の状態は変化していきます。ここでは、分刻みで卵がどのような状態になるのかを解説します。料理や気分によって使い分けてみましょう。
黄身がトロトロの半熟卵:ゆで時間6~8分
6~8分ゆでた卵は黄身がトロトロで、白身は固まってはいますが、やわらかい状態です。
【6分】黄身はトロトロで流れ出て、白身もやわらかい
【7分】黄身の周りが固まり始めるが中心部はトロトロ。白身はやわらかいが固まる
【8分】黄身はトロトロと固まった部分が半々で、切っても流れ出ない
【7分】黄身の周りが固まり始めるが中心部はトロトロ。白身はやわらかいが固まる
【8分】黄身はトロトロと固まった部分が半々で、切っても流れ出ない
黄身がねっとりした半熟卵:ゆで時間9~10分
9~10分は黄身も徐々に固まり、ねっとりとしてやわらかい状態です。半熟と固ゆでの真ん中ぐらいの状態と言えます。
【9分】黄身の外側は固まって、中央はねっとりとして色鮮やか
【10分】黄身の外側は固ゆでっぽい黄色に、真ん中は色鮮やかでやわらかい
【10分】黄身の外側は固ゆでっぽい黄色に、真ん中は色鮮やかでやわらかい
【番外編】しっかり固ゆで:ゆで時間11~12分
11~12分経過すると、黄身も白身もしっかり固まり火が通ります。
【11分】黄身の中央だけが鮮やかな黄色
【12分】固ゆでで、全体にしっかり火が通っている状態
【12分】固ゆでで、全体にしっかり火が通っている状態
半熟卵の保存期間・方法
加熱調理をした卵は、生卵の状態よりも保存できる期限が短くなります。半熟卵の消費期限目安、正しい保存方法を紹介します。
半熟卵はいつまで食べられる?
半熟卵の消費期限は殻付きで2~3日程度、殻をむいた状態だと12時間です。生卵よりも火を通したゆで卵の方が日持ちするように思うかもしれませんが、生卵はリゾチームという酵素の作用が働いて中身の鮮度を保っています。ところが、加熱するとリゾチームが働かなくなるため、消費期限が短くなるというわけです。
ゆで卵をすぐに食べきれない時は、「味玉」にするのがおすすめです。塩分濃度が高いと傷みにくくなるため、調味料に漬け込む味玉なら保存性が高まります。味玉にすれば、1週間ほど消費期限が延びます。
半熟卵の保存方法
加熱した卵は傷みやすく常温保存に適していないため、何日か保存する場合は必ず冷蔵保存してください。殻の有無にかかわらず、ラップをしっかりとかけて空気に触れないようにするのがポイントです。
冷凍保存も可能ですが、白身がボソボソになるので冷蔵をおすすめします。
料理にあわせて半熟卵を使い分けよう
半熟卵は、味付けをしたり料理の具材として使ったりしてもおいしく食べられます。味わいを濃厚にしたいときはトロトロに、食べ応えをアップしたいときは固めにするなど、ぜひ好みに合わせてアレンジしてみてください。最後は味付けや料理ごとに、おすすめの半熟具合を紹介します。
ゆで時間6分の半熟卵:味玉
おつまみやラーメンのトッピング、ご飯に乗せて食べてもおいしい味玉は、半熟卵アレンジの定番です。タレに漬け込むと浸透圧が働き、黄身の水分が抜けて固くなるので、やわらかめの半熟卵を使うのがおすすめです。タレと一緒にネギやニラ、ニンニク、ショウガなどの薬味と漬け込むと、食べ応えや風味がアップします。
パンとの相性も良いので、サンドイッチの具材としても使えます。カフェのようなサンドイッチレシピも参考にしてみましょう。
ウスターソースを使っても簡単に味玉を作れます!こちらの記事もチェックしてみてください。
ゆで時間6分の半熟卵:シーザーサラダ
シーザーサラダに半熟卵をトッピングするのもおすすめです。ゆで時間6分のトロトロの半熟卵なら、白身をくずして黄身と野菜を絡ませ濃厚な味わいを楽しめます。ゆで時間9~10分の黄身がねっとりと固まった半熟卵を、カットしてトッピングするのも良いでしょう。
ゆで時間9分の半熟卵:タルタルソース
サラダや揚げ物など、いろいろな料理に活用できる自家製のタルタルソースを作るのもおすすめです。タルタルソース用の半熟卵は、白身の食感と黄身のクリーミーさを楽しめるよう、ゆで時間9~10分が良いでしょう。
マヨネーズの量を加減して濃厚加減を調節したり、お酢やピクルス、玉ねぎなども加えたりして、自分や家族の好きな味を研究してみてはいかがでしょうか。
半熟卵の作り方は簡単!好みや料理に合ったゆで具合を覚えよう
ゆで時間ごとの半熟具合を覚えて、好きなときに好きな状態の卵を楽しめるようになってみませんか?
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