アサリ|正しい砂抜き方法や時短テクニック!おいしさを引き出すコツも紹介
アサリの砂抜きが上手くいかないと、食べたときに「ジャリッ」と砂を噛んでしまうことがあります。この記事では失敗しない砂抜き方法や、時間がないときに試したい時短テクニックを紹介します。活きの良いアサリの見分け方や、おいしく食べるコツ、保存方法もチェックしてアサリ料理を楽しんでください。
- 失敗しない!アサリの正しい砂抜き方法
- アサリの砂抜きに必要なもの
- 砂抜きに必要な時間の目安
- 手順①アサリをこすり洗いする
- 手順②塩水を作る
- 手順③アサリをバットに並べて、塩水に浸す
- 手順④アルミホイルや新聞紙をかぶせる
- 時間がない時に!アサリの砂抜き時短テクニック
- 50℃程度のお湯に入れて、こすり洗いをする
- お湯でアサリの砂抜きをする時の注意点
- アサリの見分け方
- 活きの良いアサリの見分け方
- おいしいアサリの見分け方
- アサリをおいしく食べるコツ
- 砂抜き後に寝かせてうまみ成分をアップ!
- 身が痩せるので加熱しすぎない
- アサリのおいしい食べ方
- プリプリのアサリを味わう王道メニュー「酒蒸し」
- アサリのダシを楽しむ「すまし汁」
- アサリのうまみが絡んで絶品「パスタ」
- アサリの保存方法
- 塩水に浸して冷蔵保存する
- 殻付きのまま保存袋に入れて冷凍保存する
- 砂抜きをしっかりして、旨みたっぷりのアサリを味わおう
失敗しない!アサリの正しい砂抜き方法
アサリの砂抜きで気を付けることは、塩水の濃度や水の量などです。失敗しないアサリの正しい砂抜きの方法を紹介します。
アサリの砂抜きに必要なもの
<アサリ10個の場合>
・水 200cc
・塩 6g
・バット(または底が浅い容器)
・アルミホイル(または新聞紙)
・水 200cc
・塩 6g
・バット(または底が浅い容器)
・アルミホイル(または新聞紙)
砂抜きに必要な時間の目安
スーパーなどで買ったアサリ: 約2~3時間
潮干狩りで取って来たアサリ: 一晩
潮干狩りで取って来たアサリ: 一晩
潮干狩りで取ってきたアサリは砂を多く含んでいるため、時間をかけて砂抜きを行った方が良いでしょう。
アサリの旬や栄養などは、こちらの記事を参考にしてください。アサリと同じく10月が旬の食材も紹介しています。
手順①アサリをこすり洗いする
表面の汚れを落とすために、アサリ同士をこすり合わせるように洗います。スーパーで購入したものは軽く洗う程度で良いですが、潮干狩りで取ってきたアサリは念入りに洗いましょう。
手順②塩水を作る
塩と水をバットに入れて混ぜ、塩水を作ります。アサリが住んでいる海水と同じ状態にすれば、砂を吐き出しやすくなります。海水の塩分濃度は3%なので、塩水も同じ濃度にしましょう。
用意する塩の量=水の量(cc)×0.03
(水200ccなら塩6g、水400ccなら塩12g)
(水200ccなら塩6g、水400ccなら塩12g)
手順③アサリをバットに並べて、塩水に浸す
アサリをバットに重ならないように並べて塩水を注ぎます。水の量はアサリが全部水につからず、少し頭が出るくらいが適量です。水が多すぎると窒息してしまう可能性があるので、塩水の量に注意しましょう。
手順④アルミホイルや新聞紙をかぶせる
アサリを塩水に浸したら、アルミホイルや新聞紙をかぶせてお風呂場などの暗い場所へ置きます。その理由は、暗い場所の方が砂を吐き出しやすく、短時間で砂抜きができるからです。アルミホイルや新聞紙は、アサリの呼吸の妨げにならないように、ふんわりとかぶせてください。
また砂抜きの際は、アサリを冷蔵庫に置かないようにしましょう。アサリにとっての適温は20℃程度。冷蔵庫だと温度が低いため、アサリが砂をしっかり吐き出せない可能性があります。
時間がない時に!アサリの砂抜き時短テクニック
アサリがしっかり砂を吐き出すには2~3時間必要ですが、十分な時間を確保できない場合もあるでしょう。そんなときは、20分で砂抜きが完了する時短テクニックの出番です!ポイントは「お湯を使う」こと。時短でアサリの砂抜きをする方法と注意点を紹介します。
50℃程度のお湯に入れて、こすり洗いをする
この時短テクニックでは塩水を準備する必要もなく、砂抜きを短時間で終わらせることができます。
<必要なもの>
・約50℃のお湯 ※お湯の温度が高いので、熱ければゴム手袋をはめてください。
・アサリ
・アサリがすべて浸かるくらいのボウル
・約50℃のお湯 ※お湯の温度が高いので、熱ければゴム手袋をはめてください。
・アサリ
・アサリがすべて浸かるくらいのボウル
<やり方>
1. お湯をボウルに張り、アサリを入れる
2. お湯の中でこすり洗いをし、10分ほど放置する
3. 最後にぬるま湯で優しく洗って、アサリ表面の汚れを取り除く
1. お湯をボウルに張り、アサリを入れる
2. お湯の中でこすり洗いをし、10分ほど放置する
3. 最後にぬるま湯で優しく洗って、アサリ表面の汚れを取り除く
熱いお湯に入れると、アサリが驚いて口を開けて砂を吐くという性質を利用するので、時短で砂抜きができます。時間がない時にこのテクニックを試してみてください。
お湯でアサリの砂抜きをする時の注意点
お湯でアサリの砂抜きをする時は、温度管理に注意が必要です。お湯の温度が熱過ぎると、アサリが死んでしまう可能性があります。反対にお湯の温度が低過ぎると、十分に砂抜きができない場合もあるので、必ず50℃程度のお湯を使いましょう。
アサリの見分け方
活きの良いアサリや、おいしいアサリは見た目とニオイでチェック!捨てるべきアサリの見分け方も紹介していますので、購入する際の参考にしてみてください。
活きの良いアサリの見分け方
・口が閉じている
活きが良いアサリは貝柱の力で口が閉じられています。(呼吸をするために、時折口が開くことはあります。)一方、口がずっと開いているアサリは、死んでいる可能性が高いので注意が必要です。
活きが良いアサリは貝柱の力で口が閉じられています。(呼吸をするために、時折口が開くことはあります。)一方、口がずっと開いているアサリは、死んでいる可能性が高いので注意が必要です。
・ニオイがしない
パック包装だとニオイはわかりにくいですが、ビニール袋やネットに入って売られている場合はニオイも判断基準になるでしょう。活きが良いアサリはニオイがしませんが、アサリが死んでしまうと菌が繁殖して異臭が発生します。
パック包装だとニオイはわかりにくいですが、ビニール袋やネットに入って売られている場合はニオイも判断基準になるでしょう。活きが良いアサリはニオイがしませんが、アサリが死んでしまうと菌が繁殖して異臭が発生します。
またニオイのするアサリを他のアサリと一緒にしておくと、ニオイが移る可能性も。そのため死んだアサリはすぐに捨てましょう。スーパーなどで買ってきたアサリは、なるべく早く食べるのがおすすめです。すぐに食べ切れない場合の保存方法は後ほど紹介します。
おいしいアサリの見分け方
身がやわらかく、水分を多く含んだジューシーなアサリには以下のような特徴があります。
サイズ:4~5cm程度
大ぶりのアサリの方がおいしそうに思えるかもしれませんが、大きなアサリは身が痩せて水分量も少ない可能性があります。
形:横に広く、厚みのない平べったい形
アサリは良い環境でのびのび育つと、横幅が広くなると言われています。
アサリをおいしく食べるコツ
アサリをおいしく食べるコツは砂抜きだけでなく、調理方法にもあります。アサリのうまみをアップさせるコツや、加熱時間のポイントを紹介します。
砂抜き後に寝かせてうまみ成分をアップ!
時間に余裕があるなら、砂抜きしたアサリをさらに寝かせましょう。呼吸できない環境下にアサリを置くことで、うまみ成分「コハク酸」が生成されます。コハク酸は二枚貝などに多く含まれるうまみ成分で、味噌や醤油にも使われることもあります。
アサリを砂抜きした後に、濡らしたキッチンタオルをかけて乾燥を予防し、20℃程度の室温で約3時間置きます。この時、冷蔵庫では温度が低過ぎるので室内に置きましょう。
身が痩せるので加熱しすぎない
アサリを加熱し過ぎると、身が硬く小さくなってしまうので加熱時間には気を付けましょう。プリプリのアサリを味わうなら、口が開いたタイミングで加熱を止めるのがポイント。通常、2~3分ほど加熱すると口が開きます。
加熱中になかなか口が開かないアサリがあれば、先に口が開いたアサリを取り出しておきます。すべてのアサリの口が開いてから戻すとプリプリのまま味わえます。もし最後まで口が開かないアサリがあれば、中身が空っぽか、死んでしまっているかもしれません。それは食べずに捨ててください。
アサリのおいしい食べ方
アサリは蒸し料理・スープ・パスタとおいしく食べられる食材です。ここでは、プリプリのアサリを楽しめる食べ方を紹介します。
プリプリのアサリを味わう王道メニュー「酒蒸し」
シンプルに酒蒸しで食べるとアサリのうまみを存分に感じられます。ネギや三つ葉を添えると、より香りが良くなるのでおすすめ。キャベツやブロッコリーなど好みの野菜を加えれば、メインディッシュにもなります。アサリから出る出汁はおいしいので、ぜひご飯と一緒に食べてみてください。
アサリのダシを楽しむ「すまし汁」
味噌汁も定番ですが、よりダイレクトにアサリのダシを楽しめるのはすまし汁です。昆布を使うことで、アサリの出汁を邪魔することなく食べられます。砂抜きをした日は、ぜひすまし汁にも挑戦してみてください。
アサリのうまみが絡んで絶品「パスタ」
パスタと絡めてメインディッシュにするものおすすめです。ニンニクとトウガラシを加えれば、味に深みが出るのでやみつきに。生のトマトをえれば、暑い日にも食べやすいさっぱりとしたパスタに。玉ネギなどの野菜、シメジなどのキノコもよく合います。
アサリの保存方法
アサリは生きたまま購入するため、保存方法も気になるところです。アサリを購入したら、なるべく早めに砂抜きを済ませて保存しましょう。
塩水に浸して冷蔵保存する
すぐにアサリを食べない場合は、冷蔵で保存しましょう。ですが、長期保存はできないので、なるべく早く使い切ってください。
<冷蔵保存方法>
・砂抜きを終えたアサリをバットなどに移し、塩水(塩分濃度3%)に浸したまま冷蔵庫で保存する
・1日経ったら塩水を交換し、2日以内には食べるようにする
※保存の際は砂抜きに使った塩水は使わず、新しく塩水を用意してください。
・砂抜きを終えたアサリをバットなどに移し、塩水(塩分濃度3%)に浸したまま冷蔵庫で保存する
・1日経ったら塩水を交換し、2日以内には食べるようにする
※保存の際は砂抜きに使った塩水は使わず、新しく塩水を用意してください。
殻付きのまま保存袋に入れて冷凍保存する
アサリを冷凍保存するときは、袋の中に平らに入れてしっかり空気を抜くことがポイントです。
<冷凍保存方法>
・砂抜きしたアサリの表面の水分をキッチンペーパーなどで拭き取る
・殻付きのまま冷凍用の保存袋に入れ平らにする
・しっかり空気を抜いて冷凍庫に入れる
・保存期間は約1ヵ月
・砂抜きしたアサリの表面の水分をキッチンペーパーなどで拭き取る
・殻付きのまま冷凍用の保存袋に入れ平らにする
・しっかり空気を抜いて冷凍庫に入れる
・保存期間は約1ヵ月
冷凍と解凍を繰り返すと、鮮度が落ちておいしく食べられません。そのため、アサリの量が多い場合は小分けにしてから保存すると良いでしょう。
砂抜きをしっかりして、旨みたっぷりのアサリを味わおう
旬のアサリが手に入ったらしっかり砂抜きしましょう。旨みを引き出すために一手間加えて調理すれば、おいしい旬のアサリを味わうことができます。
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