引っ越し準備は「いつ・何をする」の確認から! やることリスト&荷造りのコツ
引っ越し準備はやることがたくさんあるので、何から始めれば良いのか分からず、時間だけが過ぎて焦ってしまうことも…。引っ越し準備では、手順や段取りを把握して“やることリスト”を作るのが重要です。この記事では、引っ越しまでの大まかな流れを説明し、やることリストや荷造りのコツ、最後に行う掃除のコツなど、引っ越しに関する知恵を紹介します。
引っ越し準備ではじめにやること
引っ越し準備をスムーズに進めるには、引っ越し日と業者を決めてから、やることリストを作成するのがコツです。さっそく、引っ越し準備のスケジュールを立てるコツから見ていきましょう。
まずは引っ越し日と業者を決める
引っ越しの準備は荷造りだけでなく、電気や水道、ガスなどのライフラインや、役所関係の手続きなど、やることが盛りだくさん。段取りよく進めるには、引っ越しする日を決めてから逆算してスケジュールを立てていくことが大切です。
引っ越しを決めたら、まずは引っ越し日を大まかに決め、複数の引っ越し業者に見積もりを依頼してから業者を選びましょう。
業者によっては安い日があるので、きちんと把握したうえで引っ越し日を決めるのがおすすめです。
業者によっては安い日があるので、きちんと把握したうえで引っ越し日を決めるのがおすすめです。
大まかな流れを確認してやることリストを作成する
引っ越し日までの準備期間を以下のように分け、いつからいつまでに何をするか、やることリストを作成していきましょう。
- 引っ越しを決めてすぐ
- 1ヵ月前~1週間前
- 1週間前~前日
- 当日
- 引っ越し後
次章から、その期間にやるべきことをリストとともに紹介します。
【タイミング別】引っ越し準備でやることリスト
ここでは、引っ越し前後にやることリストの例を期間別に紹介します。大体いつまでに何をすれば良いか、引っ越しまでの大まかな流れをつかんで、必要な準備や手続きを効率よく進めましょう。
ただし、自治体によってやることが変わる場合もあるので、あくまでも参考としてください。事前に役所のサイトなどで確認しておくと安心ですよ。
引っ越しを決めたら
引っ越しを決めたら、前述のようにまず引っ越し日と業者を決めます。インターネットなどの通信関係は時間がかかる可能性があるため、早めに連絡して手続きを進めることをおすすめします。
<やることリストの例>
- 旧居の退去日を決定、引っ越し業者やトラックのレンタルなど手配
- 旧居(賃貸物件)の解約手続き
- 駐車場の手続き(旧居駐車場の解約、新居駐車場の契約)
- 通信関連(インターネット・固定電話・携帯電話など)の住所変更
- 子どもの転校・転園手続き
引っ越し1ヵ月前~1週間前
この頃には、徐々に各種住所変更手続きや不用品の処分を済ませていきます。住所変更の手続きは数が多いので、事前に洗い出して効率的に進めていくことが大切です。同時に、旧居の掃除も進めておきます。
<やることリストの例>
- 不用品・粗大ゴミの処分
- 新居の下見・間取り図の作成、新居に必要なものの準備
- 荷造り(使用頻度の低いもの)
- 梱包資材の準備
- 役所への届け出が必要な手続き(他の自治体に引っ越す場合)
- 勤務先への住所変更の届け出
- ライフラインの手続き(旧居:停止、新居:開始)
- その他の住所変更手続き
- 郵便物の転送手続き
梱包資材の準備については、引っ越し業者によってダンボールなどの梱包資材も見積りに入れて手配してくれる場合がありますので、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。
引っ越し1週間前~前日
いよいよ引っ越しの準備も大詰めです。1週間前から本格的に荷造りを行っていきます。引っ越し前日には、当日にやるべきことを書き出して段取りを考えておきます。
<やることリストの例>
- 荷造り(使用頻度の高いもの)
- 食品の整理
- 挨拶用手土産の準備
- 新居の掃除や下見
- 映像機器・オーディオ機器の配線まとめ
- 引っ越し当日の段取り確認
- 冷蔵庫内の整理・清掃
- 冷蔵庫・洗濯機の水抜きとコンセント抜き
- 旧居の掃除やゴミの処分
引っ越し当日
引っ越し当日は、1日で旧居と新居での作業を行います。前日に確認した段取りで、効率よく進行していきましょう。
<やることリストの例>
- 残していた荷物の梱包
- 旧居のライフラインの閉栓と精算
- 旧居の掃除
- 新居のライフラインの開栓・開通
- 新居での挨拶まわり
引っ越し後
引っ越し後、2週間以内を目安に役所の手続きを行います。旧居と異なる自治体へ引っ越す際は、転出届・転入届が必要です。
<やることリストの例>
- 役所の手続き
- 転入先の学校や園の手続き
- 自動車・バイク関連の登録変更手続き
- 飼い犬の登録変更手続き
- パスポートの手続き(本籍を変更した場合)
- 荷解き・ダンボールの片付け
- 旧居の敷金精算
なお、ダンボールの片づけについては、引っ越し業者によっては引き取りをお願いできる場合があります。あらかじめ確認しておきましょう。
引っ越し準備での荷造りのコツ
引っ越し準備で一番大変なのが荷造りです。やみくもに荷物を梱包しても作業が進まないどころか、生活に支障が出ることもあります。この章では荷造りをいつ、どこから始めれば良いかコツを紹介します。
不用品はなるべく早めに処分する
引っ越し日の1ヵ月前頃から徐々に不用品を仕分けし、処分していきます。自治体にもよりますが、燃えないゴミや粗大ゴミの回収日は月単位で決まっている場合が多いです。そのため、引っ越し直前に処分しようとしても間に合わないことも。早めに対応すれば処分費用を抑えられるので、まずはゴミ回収の申し込みや確認をしましょう。
また、不用品を減らせば引っ越し荷物を減らせるので、引っ越し費用の節約にもつながります。引っ越し時に不用品を回収してくれる引っ越し業者もあるので、見積もりを頼む際に相談してみてはいかがでしょうか。
使用頻度の低いものから梱包する
物置や押し入れの奥にしまい込んだもの、季節ものの家電や衣類など、使用頻度の低いものから段ボールにまとめていきます。ここでも、処分できそうなものは仕分けしていきます。引っ越し日の1週間前ぐらいから本格的に荷造りを進めましょう。
収納場所ごとに箱を分けて梱包し中身を記載する
荷物は新居の部屋ごとにまとめていきます。玄関から遠い部屋から荷造りすると、荷造り後にまとめて箱を置いても玄関までの動線を確保しやすく便利ですよ。それに加え、荷物を新居のどこに置くのかイメージして、収納場所ごとに分けて梱包すると荷解きが楽になります。
段ボールの側面には運ぶ先の部屋名を記入し、同じ部屋に置くものは同じ箱に梱包していきましょう。運び先だけでなく、「衣類」「食器」「日用品」など中身が分かるように記載しておくのを忘れずに。
引っ越し前後に必要なものは別にまとめる
引っ越し直前まで使う生活用品や新居ですぐに使うものは、他の荷物と混ざらないよう別にまとめて、箱に分かりやすく書いておきましょう。これらは一例ですが、当日梱包して新居へ到着後にすぐに開封できる場所にあると便利です。
<新居ですぐに使うものの一例>
- 荷ほどきに使う道具(はさみ・カッターナイフ)
- 掃除道具(雑巾)
- トイレットペーパー
- 洗面用具(石鹸・歯磨きセット)
- 着替え
- タオル
- コップ
- 割り箸
- スマートフォンの充電器
- 調理器具
- 照明器具
- カーテン
場所別!引っ越し退去時の掃除のコツ
退去時の汚れ具合によっては、敷金からのマイナス対象となることも。この章では、水回りや天井、壁、床など、汚れが特に目立つ場所を掃除する際のコツを紹介します。
キッチン
キッチンは、ガスコンロや換気扇周辺の油汚れや、蛇口、シンクの水垢をしっかりと掃除します。
油や調味料などがこびりついた頑固な汚れは、洗剤を含ませたキッチンペーパーで汚れを覆うようにパックしてみてください。一定時間放置した後、汚れを浮かせてから拭き取るとキレイになりますよ。
また蛇口やシンクなどについた水垢は、スポンジにクエン酸を付けてこすり洗いをすると落ちやすくなります。シンク下は荷物を出した後に扉を開け、一定時間放置してニオイを取りましょう。
トイレ
トイレはカビや黒ずみを重点的に取り除きます。カビ取り剤を使用して掃除する際は換気を忘れずに。黒ずみの気になる部分には重曹水をスプレーして、一定時間放置してから軽くこするとキレイになります。それでも落ちない汚れには、酸性洗剤やクレンザーを使用する方法もありますよ。
浴室
浴室は、上から下に向かって掃除するのがコツです。天井のカビにはカビ取り剤を使用し、フロアモップなどで床を掃除します。壁の水垢は中性洗剤を使用して掃除し、汚れている場所はスポンジで念入りに。
その他、ゴムパッキンなどに付着したカビ汚れは、塩素系漂白剤を使用して歯ブラシでこすり落としましょう。落としにくい鏡の水垢や床のカビには、クエン酸水が効果的です。浴槽掃除は水を張ってから重曹を1カップ分入れる、付け置き洗いがおすすめです。
洗面所
洗面所も汚れの種類に合わせて掃除をします。髪の毛やほこりが溜まりやすい床は掃除機でキレイに。鏡の汚れは乾拭きと水拭きを交互に行い、気になる部分はクエン酸を含ませたキッチンペーパーでパックすると汚れが浮きます。
流し台の水垢にはクエン酸水を使って掃除し、排水口は髪の毛やぬめりを取り除いた後、重曹を活用してみてください。
壁・天井
傷つきやすい壁もしっかりと確認しておきたい部分。画鋲などでできた傷は、充填補修剤を使って修復します。手垢やタバコの汚れは、家庭用の中性洗剤を薄めた水で雑巾を濡らし、壁を叩くようにして汚れを取ります。ただし変色の恐れがありますので、先に目立たないところで確かめてから行いましょう。
床
床の傷は補修剤を使用して修復し、最後にツヤ出しのワックスをかけます。ペンやクレヨンなどの落書きが残っている場合は、汚れにあて布をし、低温でアイロンをかけます。その後、雑巾に中性洗剤とクレンザーを混ぜた液体を含ませ、拭き掃除をしてください。
なお、引っ越し当日だけですべての場所を掃除するのは難しいので、引っ越しの準備と並行して進めておきましょう。当日は大きな家具を動かした後のほこり取りや、拭き掃除などをメインにします。
引っ越し準備は1日にしてならず
引っ越しを決めたら、いつ・何をするか確認して、やることリストを作成しましょう。やることリストを見ながら作業を進めていけば、余裕を持って引っ越し準備ができますよ。
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