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夏休みの自由研究におすすめ!親子で試したい不思議でおいしいサイエンススイーツ

夏休みの自由研究におすすめ!親子で試したい不思議でおいしいサイエンススイーツ

夏休みの宿題の定番・自由研究。子どもたちが自由にテーマを選んで探求した内容をまとめる学習ですが、テーマ選びに悩む家庭も多いのでは?そこで、自由研究のテーマにおすすめの「サイエンススイーツ」を、芸術教育士兼ケーキデザイナーとして活躍する太田さちかさんに教えてもらいました。どれも身近な食品を使い簡単に作れるものばかりなので、ぜひお子さんと一緒に挑戦してみてください。

教えてくれたのは
芸術教育士・ケーキデザイナー|太田さちかさん

芸術教育士・ケーキデザイナー|太田さちかさん

パリ サンジェルマン・デ・プレで過ごし、慶應義塾大学、エコール・ド・リッツ・エスコフィエ、京都芸術大学大学院など日本とフランスで製菓、芸術を学ぶ。2009年より、キッズクリエイティビティを軸にした子どもとママンのためのアトリエ「My little days」を主宰。著者に『親子で作れる! 摩訶不思議なサイエンススイーツ』(宝島社)『魔法のおやつをめしあがれ 太田さちかのサイエンススイーツ』(文化出版局)など多数。
太田さちかさんのインスタグラム
@sachica_kidsartlifeproducer

サイエンススイーツとは?

琥珀糖
「溶けないアイス」や「宝石のようなお菓子」など、SNSを中心に注目を集めるようになったサイエンススイーツ。お菓子作りを通して身近な科学への理解も深まり、いろいろな現象を「どうしてだろう?」と子どもと一緒に考えながら、楽しく学ぶことができます。身の回りのちょっとした不思議に注目することで、子どもだけでなく大人まで多くの人を虜にしています。
早速、不思議なサイエンススイーツのレシピを紹介します。どれも簡単なので、気になるものがあれば実際に試してみてください。
※火器の取り扱いには十分注意し、小学校低学年の方が実験を行う場合は、必ず保護者と一緒に行ってください。

[色の三原色を知ろう]好きな色のシロップを使って!色いろグミ

サイエンススイーツ「色いろグミ」
[材料(1人分)]
水・・・180ml
グラニュー糖・・・15g
顆粒ゼラチン・・・20g
シロップ(いちご、ブルーハワイ、レモン)・・・各10ml
[作り方]
① シロップの2つの味を合わせて、オレンジ(いちご+レモン)、みどり(レモン+ブルーハワイ)、紫(いちご+ブルーハワイ)の3色を作り、原色と合わせて合計6色を用意する。

PHOTO GALLERY

② 鍋に水とグラニュー糖を入れて中火にかけ、沸騰直前で火を止めてゼラチンを加え、混ぜ溶かす。
鍋にゼラチンを入れて溶かす様子
③ ①に②を40mlずつ等分して加える。
シロップに溶かしたゼラチンを加える様子
④ 型に③を流して、冷蔵庫で40分冷やして固める。
型にカラフルなシロップを入れる様子

ここがサイエンスPoint!

色の三原色である、イエロー、マゼンダ、シアン。カラープリンターのインクにもこれらの色が使われ、組み合わせることで何通りもの色を作ることができます。お好みで、いろいろな色を作ってみましょう。
色の三原色である、イエロー、マゼンダ、シアン。

[結晶化を観察しよう!]型抜き琥珀糖(こはくとう)

[結晶化を観察しよう!]型抜き琥珀糖
[材料(15cm×18cm 1台分)]
水・・・190ml
グラニュー糖・・・300g
寒天・・・4g
シロップ(いちご)・・・20ml
[下準備]バットを水に潜らせる(くぐらせる)。

[作り方]
① 鍋に水とシロップ10ml、寒天を入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にし、ふきこぼれに注意しながら約1分加熱する。ヘラからとろりと垂れる程度まで煮詰める。
ヘラからとろりとシロップが垂れる様子
[ここに注意!]沸騰するとぶくぶくと泡が立ちますが、気をつけて混ぜ続けてください。
鍋の中で沸騰しぶくぶくと泡が立つ様子
② グラニュー糖を加えて混ぜ溶かし、火を止める。50mlを別の容器に取り分け、残りをバットに流す。
バットに鍋の中身を入れる様子
③ 取り分けた50mlにシロップを加えて混ぜ、②にグラデーションになるよう流す。

④ 口当たりを良くするため、スプーンで表面に浮いている泡を取り除く。
スプーンで表面に浮いている泡を取り除く
⑤ 冷蔵庫で30分冷やし固める。

⑥ クッキングシートに取り出し、クッキー型でくり抜いて並べる。周りの部分も包丁で細かく切り分ける。
クッキー型でくり抜く様子
⑦ 室温で3~4日乾燥させる。裏返してさらに1~2日乾燥させる。

ここがサイエンスPoint!

琥珀糖を乾燥させると水分が少しずつ蒸発していき、砂糖の結晶が表面に表れてきます。また、琥珀糖を割ると、内側は水分がしっかりとゼリー状の食感になっています。これは、寒天が水分を保持する力があるためです。日に日に表面の様子が変わる様子を観察してみましょう。

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[比重に注目!]順番に注ぐ層ドリンク

[比重に注目!]順番に注ぐ層ドリンク
・グラデーションミルクティー
[材料(2人分)]
牛乳・・・80ml
紅茶(ストレート)・・・100ml
シナモンスティック・・・2本
[作り方]
① 2つのグラスに牛乳を半量ずつ注ぐ。

② ①に氷をグラスいっぱい入れる。氷をめがけて紅茶をそっと注ぐと層ができる。
氷をめがけて紅茶を注ぐ様子
[ここに注意!]勢いよく注いでしまうと、うまく層ができません。氷に当てるように、少しずつゆっくり注ぎましょう。
③ シナモンスティックをそっと添える。
・グラデーションクリームソーダ
[材料(2人分)]
炭酸水・・・100ml
シロップ(メロン)・・・60ml
アイスクリーム・・・2スクープ
さくらんぼ・・・2個
カラースプリンクル・・・適宜
[作り方]
① 2つのグラスにシロップを半量ずつ注ぐ。
② ①に氷をグラスいっぱい入れる。氷めがけて炭酸水をそっと注ぐと層ができる。
③ ②にアイスクリームをそっと浮かせて、お好みでカラースプリンクルをまぶし、さくらんぼを飾る。
グラデーションクリームソーダ

ここがサイエンスPoint!

「体積」と「重さ」の比、「比重(質量)」がポイント。水1.0 [g/cm3]に対して、シロップは水より重たくなっています。同様に、牛乳は紅茶よりも重たくなっています。他にも、オレンジジュースやコーヒーにも重さがあり、オレンジジュースの方が重たいです。層ドリンクを作るとき、順番を逆にするとうまくいかないのは、軽いものに重たいものが入ることで混ざってしまうから。いろいろな飲み物や順番で比重の違いを調べてみましょう。

夏休みの自由研究にするためには?まとめ方のコツ

夏休みの自由研究をまとめる女の子
サイエンススイーツを夏休みの自由研究にするには、以下の要領でまとめるのがおすすめです。絵や写真も追加して楽しいレポートに仕上げましょう!

① テーマを決める
② 結果がどうなるか予想する
③ 見た目、におい、味などにどんな変化があるかをよく観察する
④ 結果はどうなったのか、予想とどこが違ったかを考える
⑤ スイーツをおいしく食べる
⑥ ①~⑤の結果や感想をレポートにまとめる

身近な科学への理解が深まるサイエンススイーツに挑戦してみては?

太田さちかさん考案のサイエンススイーツ
身近な食材を使い、おいしく食べられて、楽しく勉強もできるサイエンススイーツは、夏休みの自由研究にぴったり。同じテーマでも色や量、順番を変えてみたり、予想を立てたりしながら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
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また、こちらの記事でも自由研究のテーマ探しのヒントを紹介しているので、参考にしてみてください。

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