おでんの具、何にしよう?定番や変わり種具材・出汁アレンジなどを紹介
寒くなる季節に食べたくなるおでん。ほっこり優しい出汁(だし)がしみ込んだ具材は、食べると心も体も温まります。家族の定番の味となっているおでんですが、具材や味にマンネリを感じている人もいるのでは。この記事では、おでんの基本的な具材や変わり種の具材、作り方、アレンジ方法を紹介します。
- おでんの定番具材一覧
- おでんの定番具材【肉・卵】
- おでんの定番具材【野菜】
- おでんの定番具材【練り物】
- おでんの定番具材【その他】
- おでんの変わり種具材
- おでんの変わり種具材【ハンバーグ】
- おでんの変わり種具材【餃子】
- おでんの変わり種具材【ミニトマト・トマト】
- おでんの変わり種具材【オクラ】
- おでんの変わり種具材【厚焼き玉子】
- おでんの基本的な作り方
- 手順(1)具材の下ごしらえをする
- 手順(2) おでん出汁を準備する
- 手順(3)煮えにくいものから順番に煮込む
- 子どもも喜ぶ!パーティーアレンジおでん
- アレンジ(1)大鍋で「串おでん」
- アレンジ(2)季節の行事を取り入れた「ハロウィンおでん」
- 具材は同じでも新鮮な味わいに!おでんの出汁アレンジ
- 昆布×トマトでうまみアップ「イタリアンおでん」
- 最後はカレーおじやに「カレーおでん」
- おでんは具材や出汁をアレンジすれば、より楽しめる
おでんの定番具材一覧
おでんの定番具材といえば、卵や大根、練り物などが思い浮かぶでしょう。ここでは、おでんの定番といわれる具材をジャンル別に挙げます。
おでんの定番具材【肉・卵】
・牛すじ
・手羽肉
・豚バラ肉
・つくね
・ウインナー
・ベーコン
・ゆで卵
・手羽肉
・豚バラ肉
・つくね
・ウインナー
・ベーコン
・ゆで卵
おでんの定番具材【野菜】
・大根
・ジャガイモ
・ジャガイモ
野菜と肉を合わせた具材では、ロールキャベツも定番に挙げられます。
冬に旬を迎える大根については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
おでんの定番具材【練り物】
・はんぺん
・ちくわ
・つみれ
・さつま揚げ
・がんもどき
・ゴボウ巻き
・ちくわ
・つみれ
・さつま揚げ
・がんもどき
・ゴボウ巻き
おでんの定番具材【その他】
・結び昆布
・コンニャク
・白滝
・餅巾着
・厚揚げ
・焼き豆腐
・コンニャク
・白滝
・餅巾着
・厚揚げ
・焼き豆腐
おでんの変わり種具材
おでんの味や見た目がいつも同じになってしまうという人は、具材を変えて変化をつけましょう。子どもが喜ぶものや、おでんの出汁がよりおいしくなるものなど、おでんの変わり種具材を5つ紹介します。
おでんの変わり種具材【ハンバーグ】
肉を使った変わり種具材としておすすめなのがハンバーグ。肉の種類は違いますが、定番具材のつくねに近い感覚で楽しめるでしょう。
おでんに入れる場合は、煮くずれを防ぐため、生のままではなく手作りを冷凍したもの、チルド品、冷凍食品で、ソースがかかっていないものを使うようにしましょう。出汁と合わさり、和風ハンバーグのような風味を楽しめます。お弁当用の小さなハンバーグも、調理が楽で、子どもが食べやすくておすすめです。
油揚げに入れて「ハンバーグ巾着」にアレンジする方法も。
おでんの変わり種具材【餃子】
普通の餃子もおでんの変わり種として活躍します。冷凍食品やチルドのものを使うと、水餃子のようにツルンとした食感になります。ただし、煮込みすぎてしまうと、皮が破けてしまうため注意が必要。皮が分厚くて破れにくい、冷凍の水餃子を使うのもおすすめです。
福岡には餃子をさつま揚げで包んだ「餃子巻き」という具材があり、他の地域のおでん屋でも取り入れられています。餃子に似た具材として、シュウマイを使っても良いでしょう。
こちらの記事では、おうちで作れる餃子の簡単レシピを紹介しています。
おでんの変わり種具材【ミニトマト・トマト】
トマトの赤が加わると、おでんが彩り豊かになります。おでん具材の中では珍しい、さわやかな酸味も魅力です。皮を湯剥きしてから入れると口当たりが良くなります。
やわらかく煮崩れしやすいので、煮込みすぎには注意しましょう。ミニトマトを入れるアイデアは、後述の「パーティーアレンジおでん」で詳しく紹介します。
トマトおでんの楽しみ方
①丸ごとのトマトをトロトロに煮込み、器に取って崩しながら食べる
②別鍋で軽くゆでたトマトにおでんの出汁をかけて食べる
※トマトが崩れて出汁が濁りやすいので、別鍋で仕込むと良い
①丸ごとのトマトをトロトロに煮込み、器に取って崩しながら食べる
②別鍋で軽くゆでたトマトにおでんの出汁をかけて食べる
※トマトが崩れて出汁が濁りやすいので、別鍋で仕込むと良い
栄養たっぷりなトマトについては、こちらの記事をチェックしてみてください。
おでんの変わり種具材【オクラ】
オクラもおでんの具材としておすすめです。茶色っぽい具材が多いおでんの中に緑が加わることで、色鮮やかになります。入れる際は板ずりをし、ヘタの先端とガクを除いてから煮込みましょう。トロッとした食感がやみつきになります。
ゆでたオクラは出汁と良く合い、おでんと相性抜群。冷たい出汁とも良く合うので、出汁と具材を冷やした「冷やしおでん」にしても良いでしょう。
オクラの下ごしらえのコツをこちらの記事で紹介していますので、チェックしてみてください。
おでんの変わり種具材【厚焼き玉子】
ゆで卵ではなく、厚焼き玉子を具材にするという手もあります。おでんの出汁を吸って、出汁巻き玉子のような味わいになり、ゆで卵よりもすぐに味が染み込むため調理もしやすいです。
固めに焼いたものであれば崩れにくく、やわらかめに焼けば、噛むとジュワッと出汁が口の中に溢れ出す美味しさを味わえます。
おでんの基本的な作り方
おいしいおでんを作るには、下ごしらえや出汁の取り方、具材を入れる順番が大切です。ここでは基本的な作り方を紹介します。
手順(1)具材の下ごしらえをする
まずは、具材の下ごしらえをします。
<定番具材の下ごしらえ方法>
・大根: 輪切りにして皮を剥き、味の染み込みを良くするために深さ1cmほど十字に切り込みを入れ、芯が残るくらいに下ゆでする
・ジャガイモ、里芋: 2~3等分にして下ゆでする
・コンニャク: 両面に格子状に切れ目を入れて下ゆでする
・練り物: 斜め切りなどにし、食べやすい大きさに切っておく
・厚揚げ、がんもどき: 3分ほどゆでて油抜きをする
・ゆで卵: 固ゆでにし皮を剥く
・大根: 輪切りにして皮を剥き、味の染み込みを良くするために深さ1cmほど十字に切り込みを入れ、芯が残るくらいに下ゆでする
・ジャガイモ、里芋: 2~3等分にして下ゆでする
・コンニャク: 両面に格子状に切れ目を入れて下ゆでする
・練り物: 斜め切りなどにし、食べやすい大きさに切っておく
・厚揚げ、がんもどき: 3分ほどゆでて油抜きをする
・ゆで卵: 固ゆでにし皮を剥く
その他、入れる具材の準備をしておきましょう。
手順(2) おでん出汁を準備する
具材がすべて浸かるよう、出汁はたっぷり用意しましょう。水と調味料をすべて合わせれば完成します。
①シンプルな調味料で作る基本のおでん出汁
水 2L(2,000cc)
うす口しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
和風の顆粒だし 小さじ2
塩 小さじ1
水 2L(2,000cc)
うす口しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
和風の顆粒だし 小さじ2
塩 小さじ1
②オイスターソースが隠し味のおでん出汁
水 2L(2,000cc)
オイスターソース 大さじ2
和風の顆粒だし 小さじ2
塩 小さじ2
水 2L(2,000cc)
オイスターソース 大さじ2
和風の顆粒だし 小さじ2
塩 小さじ2
手順(3)煮えにくいものから順番に煮込む
大きな鍋に出汁を注ぎ、煮立ったら具材を弱火で煮込んでいきます。具材の種類ごとに火の通りにくさ、出汁の染み込みやすさが異なるため、入れる順番には気を付けましょう。ここでは、4段階に分けて順番に煮込みます。
【1段階目】鍋を火にかける前に入れる具材
・大根
・ゆで卵
・コンニャク
・白滝
・大根
・ゆで卵
・コンニャク
・白滝
まずは、味が染みにくい具材を入れて鍋を火にかけます。
【2段階目】20分後に入れる具材
・じゃがいも
・厚揚げ
・がんもどき
・厚焼き玉子 など
・じゃがいも
・厚揚げ
・がんもどき
・厚焼き玉子 など
煮込みすぎると崩れやすい具材は後に入れます。
【3段階目】30分後に入れる具材
・ちくわ
・つみれ
・ハンバーグ
・餃子 など
・ちくわ
・つみれ
・ハンバーグ
・餃子 など
【2段階目】の具材を入れてから10分ほどして加えます。揚げ物や練り物は食感を大事にしたいので、煮込みすぎないように注意しましょう。
【4段階目】火からおろす5分前に入れる具材
・はんぺん
・トマト
・オクラ
・はんぺん
・トマト
・オクラ
さっと煮るだけで食べられる具材を最後に入れます。
子どもも喜ぶ!パーティーアレンジおでん
具材や出汁をアレンジして少し手間をかけると、より子どもが喜ぶ料理に変身するでしょう。ここでは、子どもにも喜ばれる、ちょっとしたパーティー料理としておすすめのアレンジおでんを紹介します。
アレンジ(1)大鍋で「串おでん」
作り方はそのままで、具材を串に刺した見た目が楽しいアレンジ「串おでん」。具材をすべて3cm四方程度の一口大に切り、竹串に刺すだけで見栄えもぐんとアップします。
変わり種で紹介したミニトマトやオクラなど、カラフルな具材を入れるとより華やかな見た目に。ゆで卵を入れる場合は、鶏卵よりサイズの小さなうずらの卵を使うと串に刺しやすく、食べやすいです。
すべて串に刺すので、子どもも食べやすく大人数のパーティーにも向いています。
アレンジ(2)季節の行事を取り入れた「ハロウィンおでん」
おでんを季節の行事に合わせてアレンジすると、パーティーのメイン料理にもなります。ハロウィンの場合、ニンジンをカボチャ型や星型にくり抜いたり、はんぺんと海苔を使ってお化けを作ったりしてみましょう。
トマトをカボチャに見立ててジャックオランタンにしたり、卵に海苔でパーツをつけてガイコツにしたりもできます。子どもと一緒に作るのも良いでしょう。
具材は同じでも新鮮な味わいに!おでんの出汁アレンジ
いつものおでんに飽きてきたら、出汁をアレンジしてみませんか。おでんの出汁アレンジとしてイタリアン、カレーの2種類を紹介します。
昆布×トマトでうまみアップ「イタリアンおでん」
昆布出汁にホールトマト缶を加え、コンソメで味付けをしたイタリアンおでん。昆布とトマトのうまみ成分は、どちらもグルタミン酸なので相性が良いです。器に具材を盛ったら、仕上げにオリーブオイルをかけて食べます。
最後はカレーおじやに「カレーおでん」
基本のおでんの出汁にカレールーを溶かして作ります。和風出汁に飽きてしまった家庭にもおすすめのアレンジです。入れる具材はジャガイモなど、カレーに合うものを入れても良いでしょう。具材を食べ終わった後は、出汁汁にご飯とチーズを入れて「カレーおじや」にすると最後までおいしく食べられます。
おでんは具材や出汁をアレンジすれば、より楽しめる
おでんの基本的な具材や変わり種の具材、作り方やアレンジ方法などを紹介しました。基本の具材や作り方をおさえた上で、アレンジに挑戦してみるのもおすすめです。アレンジ次第で、大人数で囲むパーティー料理にもなるでしょう。
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