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おでんの具、何にしよう?定番や変わり種具材・出汁アレンジなどを紹介

おでんの具、何にしよう?定番や変わり種具材・出汁アレンジなどを紹介

寒くなる季節に食べたくなるおでん。ほっこり優しい出汁(だし)がしみ込んだ具材は、食べると心も体も温まります。家族の定番の味となっているおでんですが、具材や味にマンネリを感じている人もいるのでは。この記事では、おでんの基本的な具材や変わり種の具材、作り方、アレンジ方法を紹介します。

おでんの定番具材一覧

定番の具がたくさん入ったおでん
おでんの定番具材といえば、卵や大根、練り物などが思い浮かぶでしょう。ここでは、おでんの定番といわれる具材をジャンル別に挙げます。

おでんの定番具材【肉・卵】

・牛すじ
・手羽肉
・豚バラ肉
・つくね
・ウインナー
・ベーコン
・ゆで卵

おでんの定番具材【野菜】

・大根
・ジャガイモ
野菜と肉を合わせた具材では、ロールキャベツも定番に挙げられます。
冬に旬を迎える大根については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

おでんの定番具材【練り物】

・はんぺん
・ちくわ
・つみれ
・さつま揚げ
・がんもどき
・ゴボウ巻き

おでんの定番具材【その他】

・結び昆布
・コンニャク
・白滝
・餅巾着
・厚揚げ
・焼き豆腐

おでんの変わり種具材

おでんの味や見た目がいつも同じになってしまうという人は、具材を変えて変化をつけましょう。子どもが喜ぶものや、おでんの出汁がよりおいしくなるものなど、おでんの変わり種具材を5つ紹介します。

おでんの変わり種具材【ハンバーグ】

ジップロックに入った冷凍ハンバーグ
肉を使った変わり種具材としておすすめなのがハンバーグ。肉の種類は違いますが、定番具材のつくねに近い感覚で楽しめるでしょう。
おでんに入れる場合は、煮くずれを防ぐため、生のままではなく手作りを冷凍したもの、チルド品、冷凍食品で、ソースがかかっていないものを使うようにしましょう。出汁と合わさり、和風ハンバーグのような風味を楽しめます。お弁当用の小さなハンバーグも、調理が楽で、子どもが食べやすくておすすめです。
油揚げに入れて「ハンバーグ巾着」にアレンジする方法も。

おでんの変わり種具材【餃子】

パックに入った冷凍餃子
普通の餃子もおでんの変わり種として活躍します。冷凍食品やチルドのものを使うと、水餃子のようにツルンとした食感になります。ただし、煮込みすぎてしまうと、皮が破けてしまうため注意が必要。皮が分厚くて破れにくい、冷凍の水餃子を使うのもおすすめです。
福岡には餃子をさつま揚げで包んだ「餃子巻き」という具材があり、他の地域のおでん屋でも取り入れられています。餃子に似た具材として、シュウマイを使っても良いでしょう。
こちらの記事では、おうちで作れる餃子の簡単レシピを紹介しています。

おでんの変わり種具材【ミニトマト・トマト】

赤く色づいた3つのトマト
トマトの赤が加わると、おでんが彩り豊かになります。おでん具材の中では珍しい、さわやかな酸味も魅力です。皮を湯剥きしてから入れると口当たりが良くなります。
やわらかく煮崩れしやすいので、煮込みすぎには注意しましょう。ミニトマトを入れるアイデアは、後述の「パーティーアレンジおでん」で詳しく紹介します。
トマトおでんの楽しみ方
①丸ごとのトマトをトロトロに煮込み、器に取って崩しながら食べる
②別鍋で軽くゆでたトマトにおでんの出汁をかけて食べる

※トマトが崩れて出汁が濁りやすいので、別鍋で仕込むと良い
栄養たっぷりなトマトについては、こちらの記事をチェックしてみてください。

おでんの変わり種具材【オクラ】

皿に乗った茹でオクラ
オクラもおでんの具材としておすすめです。茶色っぽい具材が多いおでんの中に緑が加わることで、色鮮やかになります。入れる際は板ずりをし、ヘタの先端とガクを除いてから煮込みましょう。トロッとした食感がやみつきになります。
ゆでたオクラは出汁と良く合い、おでんと相性抜群。冷たい出汁とも良く合うので、出汁と具材を冷やした「冷やしおでん」にしても良いでしょう。
オクラの下ごしらえのコツをこちらの記事で紹介していますので、チェックしてみてください。

おでんの変わり種具材【厚焼き玉子】

皿に乗った厚焼き玉子
ゆで卵ではなく、厚焼き玉子を具材にするという手もあります。おでんの出汁を吸って、出汁巻き玉子のような味わいになり、ゆで卵よりもすぐに味が染み込むため調理もしやすいです。
固めに焼いたものであれば崩れにくく、やわらかめに焼けば、噛むとジュワッと出汁が口の中に溢れ出す美味しさを味わえます。

おでんの基本的な作り方

キッチンで料理をする女性
おいしいおでんを作るには、下ごしらえや出汁の取り方、具材を入れる順番が大切です。ここでは基本的な作り方を紹介します。

手順(1)具材の下ごしらえをする

まずは、具材の下ごしらえをします。
<定番具材の下ごしらえ方法>
・大根: 輪切りにして皮を剥き、味の染み込みを良くするために深さ1cmほど十字に切り込みを入れ、芯が残るくらいに下ゆでする
・ジャガイモ、里芋: 2~3等分にして下ゆでする
・コンニャク: 両面に格子状に切れ目を入れて下ゆでする
・練り物: 斜め切りなどにし、食べやすい大きさに切っておく
・厚揚げ、がんもどき: 3分ほどゆでて油抜きをする
・ゆで卵: 固ゆでにし皮を剥く
その他、入れる具材の準備をしておきましょう。

手順(2) おでん出汁を準備する

具材がすべて浸かるよう、出汁はたっぷり用意しましょう。水と調味料をすべて合わせれば完成します。
①シンプルな調味料で作る基本のおでん出汁
水 2L(2,000cc)
うす口しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
和風の顆粒だし 小さじ2
塩 小さじ1
②オイスターソースが隠し味のおでん出汁
水 2L(2,000cc)
オイスターソース 大さじ2
和風の顆粒だし  小さじ2
塩 小さじ2

手順(3)煮えにくいものから順番に煮込む

大きな鍋に出汁を注ぎ、煮立ったら具材を弱火で煮込んでいきます。具材の種類ごとに火の通りにくさ、出汁の染み込みやすさが異なるため、入れる順番には気を付けましょう。ここでは、4段階に分けて順番に煮込みます。
【1段階目】鍋を火にかける前に入れる具材
・大根
・ゆで卵
・コンニャク
・白滝
まずは、味が染みにくい具材を入れて鍋を火にかけます。
【2段階目】20分後に入れる具材
・じゃがいも
・厚揚げ
・がんもどき
・厚焼き玉子 など
煮込みすぎると崩れやすい具材は後に入れます。
【3段階目】30分後に入れる具材
・ちくわ
・つみれ
・ハンバーグ
・餃子 など
【2段階目】の具材を入れてから10分ほどして加えます。揚げ物や練り物は食感を大事にしたいので、煮込みすぎないように注意しましょう。
【4段階目】火からおろす5分前に入れる具材
・はんぺん
・トマト
・オクラ
さっと煮るだけで食べられる具材を最後に入れます。

子どもも喜ぶ!パーティーアレンジおでん

具材や出汁をアレンジして少し手間をかけると、より子どもが喜ぶ料理に変身するでしょう。ここでは、子どもにも喜ばれる、ちょっとしたパーティー料理としておすすめのアレンジおでんを紹介します。

アレンジ(1)大鍋で「串おでん」

串に具材を刺したおでん
作り方はそのままで、具材を串に刺した見た目が楽しいアレンジ「串おでん」。具材をすべて3cm四方程度の一口大に切り、竹串に刺すだけで見栄えもぐんとアップします。
変わり種で紹介したミニトマトやオクラなど、カラフルな具材を入れるとより華やかな見た目に。ゆで卵を入れる場合は、鶏卵よりサイズの小さなうずらの卵を使うと串に刺しやすく、食べやすいです。
すべて串に刺すので、子どもも食べやすく大人数のパーティーにも向いています。

アレンジ(2)季節の行事を取り入れた「ハロウィンおでん」

ハロウィンアレンジのおでん
おでんを季節の行事に合わせてアレンジすると、パーティーのメイン料理にもなります。ハロウィンの場合、ニンジンをカボチャ型や星型にくり抜いたり、はんぺんと海苔を使ってお化けを作ったりしてみましょう。
トマトをカボチャに見立ててジャックオランタンにしたり、卵に海苔でパーツをつけてガイコツにしたりもできます。子どもと一緒に作るのも良いでしょう。

具材は同じでも新鮮な味わいに!おでんの出汁アレンジ

いつものおでんに飽きてきたら、出汁をアレンジしてみませんか。おでんの出汁アレンジとしてイタリアン、カレーの2種類を紹介します。

昆布×トマトでうまみアップ「イタリアンおでん」

トマトを使ったイタリアンおでん
昆布出汁にホールトマト缶を加え、コンソメで味付けをしたイタリアンおでん。昆布とトマトのうまみ成分は、どちらもグルタミン酸なので相性が良いです。器に具材を盛ったら、仕上げにオリーブオイルをかけて食べます。

最後はカレーおじやに「カレーおでん」

鍋に入ったカレー風味のおでん
基本のおでんの出汁にカレールーを溶かして作ります。和風出汁に飽きてしまった家庭にもおすすめのアレンジです。入れる具材はジャガイモなど、カレーに合うものを入れても良いでしょう。具材を食べ終わった後は、出汁汁にご飯とチーズを入れて「カレーおじや」にすると最後までおいしく食べられます。

おでんは具材や出汁をアレンジすれば、より楽しめる

おでんの出汁をおたまですくう様子
おでんの基本的な具材や変わり種の具材、作り方やアレンジ方法などを紹介しました。基本の具材や作り方をおさえた上で、アレンジに挑戦してみるのもおすすめです。アレンジ次第で、大人数で囲むパーティー料理にもなるでしょう。
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