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苦くない!ゴーヤのおすすめレシピ。苦味を取る下処理のコツや相性の良い食材も

苦くない!ゴーヤのおすすめレシピ。苦味を取る下処理のコツや相性の良い食材も

ゴーヤはニガウリとも呼ばれ、独特の苦味が特徴の野菜です。食物繊維やビタミンCなどの栄養も豊富で、積極的に食べたい食材ですが、苦味のために敬遠している人もいるのでは。そんな人のために、苦くないゴーヤのおすすめレシピを紹介します。苦味を取る下処理のコツや、組み合わせるとよりおいしい食材も参考にしてください。

苦味を抑えるゴーヤの下処理ポイント

ゴーヤの苦味の元は、ワタではなく果肉部分にあります。ここでは、ゴーヤの苦味を抜く下処理の仕方のポイントを紹介します。

1.砂糖と塩を加えてもむ

ゴーヤを手で揉んでいるシーン
ゴーヤの苦味は塩でもむだけでも適度に抜けますが、より苦味を抜きたいときは砂糖も加えるのがおすすめです。
【手順】
1.薄切りにしたゴーヤ1本を器に入れ、塩小さじ1/2と砂糖小さじ2を入れてもむ
2.もんだら10分ほど置いて、水気を切る
3.出てきた水分には苦味成分が溶け込んでいるので、使わずに捨てる
料理の味付けに塩と砂糖を使うのであれば、下味がついているので洗わずにそのまま調理。甘みをつけたくない料理にするのであれば、さっと水洗いして調理してみてください。

2.熱湯で軽く湯通しする

ゴーヤの湯通し中
ゴーヤには「モモルデシン」という苦味成分が含まれています。この苦味成分は水溶性のため、熱湯をさっとかけて湯通しすると苦味が抜けやすくなります。
苦味をしっかり抜きたい場合は、数分間下茹ですると良いでしょう。フライパンや鍋に、ゴーヤがしっかりと浸かる程度のお湯を沸かして茹でてください。

3.ワタを取ってから切る

ゴーヤのワタを取り除く人
ワタを取り除く時は、緑色が薄く見えてくるくらいまでを目安とします。実は、ワタ自体にそれほど苦味はありません。ワタは果肉よりもビタミンC量が多いため、見た目が気にならないのであれば無理に取り除かなくても良いでしょう。
【手順】
1.まずはゴーヤを水で洗って両端のヘタを切り落とし、縦半分に切る
2.大きめのスプーンで、種とワタを取っていく
3.ワタを取り終わったら、ゴーヤを薄切りにする
<おすすめゴーヤのカットサイズ>
・サラダ、和え物、おひたし:2〜3mm
・炒め物:5mm程度
<ワタの活用方法>
ゴーヤのワタは、味噌汁の具や素揚げにしてもおいしく食べられるので、ぜひ試してみてください。
ゴーヤの旬は7月です。他にも旬の野菜や食材を知りたい人は、以下の記事もチェック!

ゴーヤをもっとおいしくする食材3選

ゴーヤは、他の食材と組み合わせることでよりおいしく食べられます。ここでは、その中でもおすすめの食材を3つ紹介します。

①卵:まろやかさが加わりマイルドな味わいに

複数の卵
ゴーヤは卵を組み合わせることで、まろやかさが加わりマイルドな味わいになります。沖縄のゴーヤチャンプルーにも卵が使われていますよね。下処理をした後に、ゴーヤ特有の苦味をさらに抑えたい場合におすすめです。
ゴーヤにはビタミンCが多く含まれており、タンパク質の吸収をサポートしてくれます。ゴーヤと卵を一緒に食べるのは、栄養面でもメリットがあります。

②トマト:新感覚のイタリアンテイストに

フレッシュなトマト
トマトの酸味はゴーヤの苦味と相性が良く、さらにチーズも合わせるとイタリアンテイストになります。チーズによって、まろやかさもプラスされます。

➂豚肉:豚肉のコクがベストマッチ

豚薄切り肉
豚肉のコクとゴーヤの苦味の組み合わせで料理の味が引き立ち、食が進みます。また疲労回復が期待できるビタミンB1が豊富な豚肉と、体の熱を取るゴーヤの組み合わせは夏バテ対策にもぴったり。
豚肉を使った料理をよく作る人は、いつも入れる野菜をゴーヤに変えてみると、一味違った味わいが楽しめます。
夏バテ対策レシピや食材を知りたくなったら、以下もチェック!

苦くないゴーヤのレシピ【メインのおかず】

ゴーヤには多くの栄養素が含まれているため、夏バテ時期にもおすすめの食材です。ここでは、家族みんなでゴーヤをおいしく食べられるような、メインのおかずレシピを紹介します。

1.サクサク食感「ゴーヤの天ぷら」

ゴーヤの天ぷら
ゴーヤは天ぷらにすることでサクサクの食感を楽しめ、苦味も気になりません。カレー粉と塩を混ぜた「カレー塩」をつければ、ゴーヤの苦味が抑えられ子どもでも食べやすくなります。
<材料:2人分> 
・下処理したゴーヤ 1本(1cm幅に切る)
・小麦粉(ゴーヤにまぶす分)
・揚げ油
[衣]
・溶き卵 1個
・水 70cc
・小麦粉 1/2カップ
・塩 小さじ1/2
<作り方> 
1.衣を作るため、ボウルに溶き卵と水、塩と小麦粉を加えて混ぜる
2.ゴーヤに小麦粉を薄くまぶし、作った衣を絡める
3.高温(約180℃)に熱した油で揚げる

2.おつまみにもおすすめ「ゴーヤと豚肉の甘辛炒め」

ゴーヤと豚肉、卵を炒めたもの
甘めの味付けなので子どもも食べやすく、ご飯との相性も抜群。お酒のおつまみにもおすすめです。
<材料:2人分> 
・下処理したゴーヤ 1/2本(1cm幅に切る)
・豚バラ薄切り肉 150g(2cm幅に切る)
・サラダ油 大さじ1/2
[調味料]
・醤油、みりん、料理酒 大さじ1
・砂糖 大さじ1/2
<作り方> 
1.中火で温めたフライパンにサラダ油を引く
2.豚バラ肉を入れて、色が変わるまで炒める
3.色が変わったら、ゴーヤを加えてしんなりするまで炒める
4.しんなりしたら、調味料を加えて水分がなくなるまで炒める
最後にお好みでゴマを散らすのもおすすめです。

3.ボリュームたっぷり「ゴーヤの肉詰め」

ゴーヤの肉詰め
輪切りにしたゴーヤにひき肉を詰めれば、見た目も愛らしく仕上がります。
<材料:2人分> 
・下処理したゴーヤ 1本(1.5cm幅の輪切りにして種とワタを除く)
・片栗粉 (ゴーヤにまぶす分)
[肉だね]
・豚ひき肉 150g
・サラダ油、片栗粉 小さじ1
[調味料]
・酒 大さじ1と1/2
・塩、砂糖、おろしニンニク  小さじ1/4
・こしょう 少々
<作り方>
1.下処理したゴーヤに片栗粉をまぶす
2.ボウルに肉だね用の材料を入れてこねる
3.こね終わったらゴーヤに詰める
4.サラダ油を入れたフライパンを温めて、弱火にしてゴーヤを並べる
5.両面に焼き色がついたら、蓋をして蒸らし焼きをする
お好みでポン酢か醤油をつけて食べるのがおすすめです。

苦くないゴーヤのレシピ【常備菜】

常備菜とは作り置きのおかずのこと。日持ちするものを多めに作って、日々の献立に一品プラスしたり、時短になったりとメリットが沢山。ここでは、苦くないゴーヤの常備菜レシピを紹介します。

1.ご飯のお供に「ゴーヤの佃煮」

ゴーヤの佃煮
しっかりと味の付いている佃煮は、ご飯のお供におすすめです。
<材料:2人分>
・下処理したゴーヤ 1本(5mm幅に切る)
[調味料]
・水 70cc
・醤油 大さじ2
・砂糖、みりん 大さじ1
<作り方>
1.ゴーヤを鍋に入れて、調味料を加える
2.中火にかけて沸騰したら、そのまま煮詰める
3.途中、焦がさないように混ぜながら様子を見る
4.水分がなくなってきたら完成
お好みでゴマをかけてください。

2.彩り豊かな「トマトとゴーヤの炒め物」

トマトとゴーヤの炒め物
ゴーヤとトマトを合わせて、彩りも栄養もアップ!
<材料:2人分>
・下処理したゴーヤ 1/2本(4mm幅に切る)
・トマト 1個
・溶き卵 1個
・塩 少々
・すりおろし生姜、顆粒の和風だし、醤油 小さじ1
・サラダ油 大さじ1
<作り方>
1.トマトを8等分にくし切りにする
2.フライパンを温めつつサラダ油とすりおろし生姜を入れて、香りが立つまで弱火で炒める
3.トマトとゴーヤを入れて、ゴーヤがしんなりするまで炒める
4.顆粒の和風だしと醤油を加えて、全体になじむまで炒める
5.強火のまま溶き卵を入れて、卵が固まるまで待つ

3.お弁当にもおすすめ「ゴーヤとツナの和風サラダ」

ゴーヤとツナのサラダ
ツナの油がゴーヤの味をまろやかに包み込みます。酢の代わりにマヨネーズを使った味付けもおいしいですよ。
<材料:2人分>
・下処理したゴーヤ 1本(3mm幅に切る)
[調味料]
・ツナ缶 1缶
・酢、すりゴマ 大さじ1
・醤油、ゴマ油、砂糖 大さじ1/2
<作り方>
1.沸騰した鍋にゴーヤを入れて、やわらかくなるまで煮る
2.やわらかくなったら、鍋から出して氷水に入れる
3.手で触れるくらいになったら、ザルにあげて水気をしっかり切る
4.ボウルにゴーヤと調味料を混ぜ合わせる

苦くないゴーヤのレシピを知って献立に取り入れよう

一緒に料理を作るファミリー
ゴーヤには特有の苦味がありますが、下処理することによって苦味が抑えられます。よりしっかり苦味を抑えたい場合は、下処理に加えて味付けを工夫するのがおすすめ。他の食材とも組み合わせて新たなおいしさを発見すれば、ゴーヤ料理のとりこになるかもしれません。日々の献立にゴーヤを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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