【2022秋】再び値上げラッシュ!?今から知っておきたい値上げとオトク情報
つい先日、値上げのニュースが報道されたばかり。と思いきや、どうやら秋以降も食料品をはじめ、飲料や衣料品で値上げが予定されているようです。今回は2022年8月以降に値上げされる商品の情報を紹介。また、こういう時だからこそ利用したいオトクなサービスも紹介します。
続く値上げラッシュと価格高騰の理由とは?
連日の猛暑で、冷たい飲料やアイスクリームに手を伸ばしたいけれど、相次ぐ値上げに、思わず購入するのをためらう方もいるかもしれません。
帝国データバンクが、上場する食品メーカー主要105社に行った価格改定動向調査によると、6月末までに累計1万5,257品目で値上げがあったことが判明しました。前回調査時点(6月1日)から、約1カ月間でさらに5,000品目の値上げが計画され、このうち7月単月では1,588品目が値上げを実施。7~8月の2カ月だけで4,000品目超が値上げされる予定とのこと。
品目別には、缶詰やカップラーメン、冷凍食品などの加工食品や、調味料だけでなく、原油高でペットボトルの原料が高騰した、お茶やジュースといったさまざまな飲料水も値上げしました。
各商品の詳細については、こちらの記事も参考にしてみてください。
帝国データバンクが、上場する食品メーカー主要105社に行った価格改定動向調査によると、6月末までに累計1万5,257品目で値上げがあったことが判明しました。前回調査時点(6月1日)から、約1カ月間でさらに5,000品目の値上げが計画され、このうち7月単月では1,588品目が値上げを実施。7~8月の2カ月だけで4,000品目超が値上げされる予定とのこと。
品目別には、缶詰やカップラーメン、冷凍食品などの加工食品や、調味料だけでなく、原油高でペットボトルの原料が高騰した、お茶やジュースといったさまざまな飲料水も値上げしました。
各商品の詳細については、こちらの記事も参考にしてみてください。
これまでの食料品の値上げの主な要因は、小麦・油脂の世界的な価格高騰に加え、原油価格の高騰に伴う物流費や包装資材などの値上がりが中心となっていました。しかし、これらに加えて、原材料費の高騰と、急激に進んだ円安による輸入コストが上昇。秋以降、さらなる価格改定を行う企業や品目が増加していくと推測されています。
今後値上げが予定されている商品を知り、代替品を検討してみたり、PBブランドを試してみたり、賞味期限が長いものを少しずつストックしたりするなど、対策を考えておきたいですね。
今後値上げが予定されている商品を知り、代替品を検討してみたり、PBブランドを試してみたり、賞味期限が長いものを少しずつストックしたりするなど、対策を考えておきたいですね。
値上げ①食品・調味料
円安の影響で、8月以降は7,218品目、とくに10月は年内最多となる3,000を超える品目で値上げが予定されています。
ここからは、さらに細かく値上げ予定の商品を紹介します。
冷凍・レトルト食品
お弁当のおかずから、献立の一品追加、さらには非常食としても使い勝手が便利な冷凍・レトルト食品でも、値上げが予測されています。
メーカー | 実施時期 | 値上げ率 | 対象商品数 | 主な対象商品 |
---|---|---|---|---|
テーブルマーク | 8月1日納品分より | 約4~19%の値上げ | 122品 | ・国産こしひかり(パックご飯)
・さぬきうどん(冷凍食品)
|
ニチレイフーズ | 8月1日納品分より | 約8~20%の値上げ | 家庭用冷凍食品の一部 | ・特から
・本格炒め炒飯
|
ハウス食品 | 8月15日納品分より | 約5~10%の値上げ | 181品 | ・ククレカレー
・カレーマルシェ
|
日清製粉ウェルナ | 9月1日納品分より | 約9%の値上げ | 19品 | ・マ・マー超もち生パスタ
・マ・マー 大盛り生パスタ
|
エスビー食品 | 9月1日納品分より | 約5~15%の値上げ | 229品 | ・カレー曜日 |
缶詰
はごろもフーズ、マルハニチロ、キョクヨーの3社は9月・10月に値上げすることを発表しています。
<はごろもフーズ>
■9月1日出荷分より約3.3~31.6%の値上げ
■対象商品:41品
■値上げの一例
・シーチキン Lフレーク EO(70g):値上げ率5.3%
・シーチキンL(90g):値上げ率6%
・オイル不使用シーチキン Lフレーク(70g):値上げ率11.1%
■詳細はこちら
■9月1日出荷分より約3.3~31.6%の値上げ
■対象商品:41品
■値上げの一例
・シーチキン Lフレーク EO(70g):値上げ率5.3%
・シーチキンL(90g):値上げ率6%
・オイル不使用シーチキン Lフレーク(70g):値上げ率11.1%
■詳細はこちら
調味料
6月には、にんべんと味の素からも値上げが発表されました。値上げの波は、毎日の料理に欠かせない調味料やだしにも押し寄せています。
<にんべん>
■9月1日出荷分より
・白だし類:約4%の値上げ
・つゆの素類:約7%の値上げ
■対象商品:33品
■値上げの一例
・つゆの素(1L):882円→944円
・つゆの素ゴールド(500mL):551円→590円
・白だし(1L):630円→656円
※すべて希望小売価格(円・税別)
■詳細はこちら
■9月1日出荷分より
・白だし類:約4%の値上げ
・つゆの素類:約7%の値上げ
■対象商品:33品
■値上げの一例
・つゆの素(1L):882円→944円
・つゆの素ゴールド(500mL):551円→590円
・白だし(1L):630円→656円
※すべて希望小売価格(円・税別)
■詳細はこちら
値上げ②お菓子・アイス
疲れた時や、リラックスしたい時などに食べたくなるお菓子。一部商品はこれまでも値上げが行われてきましたが、秋以降はポテトチップスやチョコレート菓子、アイスなども値上げが予定されています。
ポテトチップス
エネルギー価格や原材料の高騰を受け、カルビーは9月以降の値上げを発表しています。
また、湖池屋でも価格改定および内容量変更を9月から順次実施すると発表していて、一部商品において容量を少し減らして販売する見込みのようです。
また、湖池屋でも価格改定および内容量変更を9月から順次実施すると発表していて、一部商品において容量を少し減らして販売する見込みのようです。
<カルビー>
■9月1日納品分より約10~20%の値上げ
■対象商品:157品
■値上げの一例
・ポテトチップス うすしお味(60g):140円前後→155円前後
・じゃがりこ サラダ(57g):150円前後→165円前後
■詳細はこちら
■9月1日納品分より約10~20%の値上げ
■対象商品:157品
■値上げの一例
・ポテトチップス うすしお味(60g):140円前後→155円前後
・じゃがりこ サラダ(57g):150円前後→165円前後
■詳細はこちら
チョコレート菓子
菓子メーカーのグリコとロッテは、一部製品の値上げおよび内容量変更を発表しました。原材料や包装資材の価格上昇に加え、物流コストの増加が要因です。
アイス
エネルギー価格や原材料などの高騰は、アイスにも影響を与えています。「ガリガリ君」で有名な赤城乳業をはじめ、各社が値上げを発表しました。
<赤城乳業>
■9月1日出荷分より10~30円の値上げ
■対象商品:29品
■値上げの一例
・ブラック、チョコミント:70円→80円
・ガツン、とみかん:140円→150円
・ガリガリ君ソーダ(箱):350円→380円
※ガリガリ君(70円)の価格は据え置き
※すべて希望小売価格(円・税別)
■詳細はこちら
■9月1日出荷分より10~30円の値上げ
■対象商品:29品
■値上げの一例
・ブラック、チョコミント:70円→80円
・ガツン、とみかん:140円→150円
・ガリガリ君ソーダ(箱):350円→380円
※ガリガリ君(70円)の価格は据え置き
※すべて希望小売価格(円・税別)
■詳細はこちら
<井村屋>
■9月1日出荷分より約3.8~14.3%の値上げ
■対象商品:39品
■値上げの一例
・あずきバー:70円→80円
・北海道大納言あずき最中:180円→190円
・BOXやわもちアイス(2種):350円→380円
※すべて希望小売価格(円・税別)
■詳細はこちら
■9月1日出荷分より約3.8~14.3%の値上げ
■対象商品:39品
■値上げの一例
・あずきバー:70円→80円
・北海道大納言あずき最中:180円→190円
・BOXやわもちアイス(2種):350円→380円
※すべて希望小売価格(円・税別)
■詳細はこちら
赤城乳業と言えば、2016年に「ガリガリ君」を10円値上げした際に“謝罪CM”を放送し、話題になりました。同社では『値上げは最終手段』という考えがあるため、25年間据え置いてきた価格を10円上げることに2年以上も議論したそうです。
そんな赤城乳業さえも今回値上げに踏み切ったことで、各社自助努力だけでは回避できないコストの高騰が深刻なのが伺えます。
なお、赤城乳業は「ガリガリ君」の箱タイプは値上げするものの、1本売りの価格は据え置くことを発表しています。その他、井村屋は看板商品である「あずきバー」の1本売りは値上げし、箱タイプは据え置くなど、各社は値上げのバランスを調整しています。
そんな赤城乳業さえも今回値上げに踏み切ったことで、各社自助努力だけでは回避できないコストの高騰が深刻なのが伺えます。
なお、赤城乳業は「ガリガリ君」の箱タイプは値上げするものの、1本売りの価格は据え置くことを発表しています。その他、井村屋は看板商品である「あずきバー」の1本売りは値上げし、箱タイプは据え置くなど、各社は値上げのバランスを調整しています。
値上げ③ドリンク類・お酒
ペットボトル飲料やビール、日本酒といった飲料も値上げが発表されています。どれも10月に値上げ予定なので、それまでに多めに買い置きしておくのも良いかもしれません。
ドリンク類
原材料やエネルギー費、物流費、人件費などの高騰を受け、大手飲料メーカー5社は10月1日から足並みを揃えて値上げに踏み切ります。対象は、ペットボトル入り商品およびボトル缶入り商品です。
メーカー | 値上げ率 | 対象商品数 | 主な対象商品 |
---|---|---|---|
キリン | 一律20円値上げ (約6~25%の値上げ)
|
127品 | ・午後の紅茶
・生茶
・キリンレモン
|
アサヒ飲料 | 約4~16%の値上げ | 163品 | ・三ツ矢
・カルピスウォーター
・十六茶
|
コカ・コーラ | 約6~18%の値上げ | 約120品 | ・コカ・コーラ
・アクエリアス
・綾鷹
|
サントリー | 約6~20%の値上げ | 165品 | ・伊右衛門
・サントリー天然水
・クラフトボス ブラック
|
伊藤園 | 約4~22%の値上げ | 136品 | ・お~いお茶
・健康ミネラルむぎ茶
・タリーズコーヒー
|
ビール
大手ビール4社は10月1日より酒類の値上げを予定しています。麦芽やトウモロコシをはじめとする原材料に加え、アルミ缶や段ボールなどの資材価格も高騰したためです。
メーカー | 値上げ率 | 対象商品数 | 主な対象商品 |
---|---|---|---|
サントリー | 約2~10%の値上げ | 156品 | ・ザ・プレミアム・モルツ
・金麦
・こだわり酒場のレモンサワー
・オールフリー
|
アサヒビール | 約6~10%の値上げ | 162品 | ・スーパードライ
・クリアアサヒ
・贅沢搾り
・ドライゼロ
|
サッポロビール | 約4~12%の値上げ | 121品 | ・サッポロ生ビール黒ラベル
・ヱビスビール
・濃いめのレモンサワー
・サッポロ LEMON'S FREE
|
キリンビール | 約6~13%の値上げ | 278品 | ・一番搾り
・淡麗グリーンラベル
・氷結
・グリーンズフリー
|
日本酒
各種コストの高騰により、酒造会社も10月より値上げをします。日本酒をはじめ、梅酒・焼酎・リキュールなども対象です。
酒造会社 | 値上げ率 | 対象商品数 | 主な対象商品 |
---|---|---|---|
大関 | 約5~10%の値上げ | 約120品 | ・上撰 金冠 ワンカップ
・上撰 辛丹波
|
白鶴 | 約5~10%の値上げ | 約150品目 | ・白鶴
・忠勇
|
日本盛 | 約5~10%の値上げ | 約160品 | ・上撰
・晩酌
|
菊正宗 | 約4~12%の値上げ | 約140品 | ・上撰
・キクマサピン
|
黄桜 | 約3~15%の値上げ | 約150品 | ・辛口一献
・京都麦酒ペールエール
|
値上げ④衣料品
お手ごろ価格の高見え商品が揃う、ユニクロでも一部商品の値上げに踏み切ります。
いつでも安くて、誰でも使うお店だけあって、値上げは頭が痛いニュースかもしれません。値上げ情報をチェックしておき、秋冬アイテムの購入を検討する際は、セールなどを利用すると良いかもしれませんね。
いつでも安くて、誰でも使うお店だけあって、値上げは頭が痛いニュースかもしれません。値上げ情報をチェックしておき、秋冬アイテムの購入を検討する際は、セールなどを利用すると良いかもしれませんね。
ユニクロ
ユニクロは、秋冬商品の一部値上げを発表しました。同社の定番商品であるフリースを筆頭に、複数商品が1,000円ほど値上げします。突然の発表を受け、SNSには値上げの発表にショックを受けた人の投稿が相次いでいます。
■500円~1,000円前後の値上げ
■対象商品:22~23年秋冬商品の一部
■値上げの一例
・フリース:1,990円→2,990円
・ヒートテック 極暖:1,500円→1,990円
・ヒートテック 超極暖:1,990円→2,990円
・ウルトラライトダウンジャケット:5,990円→6,990円
※価格はすべて税込み
■対象商品:22~23年秋冬商品の一部
■値上げの一例
・フリース:1,990円→2,990円
・ヒートテック 極暖:1,500円→1,990円
・ヒートテック 超極暖:1,990円→2,990円
・ウルトラライトダウンジャケット:5,990円→6,990円
※価格はすべて税込み
服をお得に購入したり、または、最近着なくなった服や一度も着ないままの服がクローゼットにしまってあるという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
値上げに負けない!家計のお助け「オトク情報」
春から始まった値上げラッシュで、家計が苦しいと感じる人は少なくないはず。少しでもオトクな買い物ができるように、割引キャンペーンや価格据え置きの商品、詰め放題サービスを利用してはいかがでしょうか。ここではオトクな耳寄り情報を紹介します。
ファミマの生活応援割引
2022年8月26日(金)までの毎週金曜日は、お近くのファミマへ!沖縄県を除く全国のファミリーマート約16,200店にて、食材(日配商品)と冷凍食品、約180種が20円引き(税込)となる「ファミマの生活応援割引!」を開催中です。毎日使う食材やお弁当作りに役立つ冷凍食品など、金曜日にまとめ買いしてみてはいかがでしょうか。
イオンの価格据え置き
値上げラッシュとなった2022年、各社が値上げに踏み切る中、イオンはプライベートブランド「トップバリュ」の価格を据え置いてきました。7月からは約5,000品目のうち3品の値上げをするものの、その他は価格の据え置きを継続することを発表しています。
お菓子や飲料、日用品など暮らしに必要なものの価格が上昇している今、「トップバリュ」の価格据え置きは消費者の強い味方となりそうですね。
■イオンの詳細はこちら
詰め放題サービス
度重なる値上げで家計が苦しい…。そんな時だからこそ、楽しみつつ節約をしてみませんか?最近は、オトクな価格でたくさんの商品をゲットできる“詰め放題サービス”が人気です。
テレビで取り上げられることが多いのは、パン工場を営む小菅製パンが行うパンの詰め放題サービス。作りすぎてしまったパンを提供する、食品ロスの軽減にもつながる取り組みです。開催は不定期ですが、数百円の料金でパンを袋いっぱいに詰められるとあり、当日は多くの人が集まります。
その他にも、家具のアウトレットストアであるメガマックスでも詰め放題サービスが開催されています。缶詰やゼリー、タオル、靴下など、生活に関わるものが対象です。抽選での参加となるため、当日は決められた時間までに店舗へ向かいましょう。詰め放題サービスの開催日や内容など、詳しくは以下からご確認ください。
オトク情報・サービスを利用して値上げラッシュを乗り切ろう!
世界情勢や円安の進行、各種コストの高騰などにより、今後も値上げラッシュは継続するものと見られています。1つの商品の値上げが数円~数十円だったとしても、積み重なることで家計には負担がかかるもの。少しでも安い商品を探す、オトクな情報やサービスを利用するなど、ちょっとした工夫で値上げラッシュを乗り切りましょう!
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