【FP監修】ドラッグストアを活用した節約お買い物術
空前の値上げラッシュが家計を圧迫。少しでも出費を抑えるために、食費の節約を考えている方も多いのではないでしょうか。食費節約のコツ達人に聞くと、キーワードとなる「ドラッグストアの活用」。今回はファイナンシャルプランナー(FP)で、節約の達人でもある二宮清子さんに、ドラッグストアを活用したお買い物術を伺いました。
教えてくれたのは
ファイナンシャルプランナー|二宮清子さん
家計管理や節約を軸に、生活に寄り添った提案を行っている。 家庭科の教師としての勤務経験があり、赤字家計を脱出した自分の体験から、ユーザー目線でのアイデアを発信中。
二宮清子さんのインスタグラム
@kiyoko.ninomiya|Instagram
@kiyoko.ninomiya|Instagram
ドラッグストアで「食料品」が安いのはなぜ?
最近は、ドラッグストアでも食料品の品揃えが充実しているところが増えています。また、品揃えだけでなく、価格も「安い」と感じることが多いのではないでしょうか。その理由について、早速二宮さんに聞いてみました。
「ドラッグストアの本業は医薬品や化粧品の販売です。そこで利益を出している分、食料品を安く提供することができます。また、安い食料品目当てでドラッグストアに来店したお客さんに、結果的に医薬品や化粧品も一緒に購入してもらえるため、大型のドラッグストアではたくさんの食料品を取り扱うようになりました。」(二宮さん)
「ドラッグストアの本業は医薬品や化粧品の販売です。そこで利益を出している分、食料品を安く提供することができます。また、安い食料品目当てでドラッグストアに来店したお客さんに、結果的に医薬品や化粧品も一緒に購入してもらえるため、大型のドラッグストアではたくさんの食料品を取り扱うようになりました。」(二宮さん)
【比較】ドラッグストアで買ったほうがよいもの、スーパーで買ったほうがよいもの
では、全てドラッグストアで買い物をすればよいのかというと、どうやらそうではないようです。ドラッグストアで購入した方がよいものについて伺いました。
「肉や野菜などの生鮮食品はスーパーの方が回転も良く、新鮮なものが手に入ります。牛乳やパンなど『日配品』と言われる食品類や冷凍食品などはドラッグストアの方が圧倒的に安く、価格も安定していることが多いです。
最近では、ドラッグストアでもプライベートブランド(PB)が充実し始めていて、かなり安い価格のものもあります。産地や製造元を確認し、品質が自分の基準に合っていれば積極的に取り入れてみては。」(二宮さん)
最近では、ドラッグストアでもプライベートブランド(PB)が充実し始めていて、かなり安い価格のものもあります。産地や製造元を確認し、品質が自分の基準に合っていれば積極的に取り入れてみては。」(二宮さん)
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【節約以外】ドラッグストアでの買い物のメリット
ここまで「節約」という観点を中心に、ドラッグストアについて伺いましたが、それ以外で、ドラッグストアでのお買い物のメリットについても伺いました。
「郊外型と呼ばれる大型のドラッグストアでは駐車場が広く、買ったものをすぐに運べるので、お米やケースの飲料などの重いものを買いやすいという特徴があります。また、スーパーほど混んでいないことが多いです。安いのにコンビニ並みの利便性があるのが最近のドラッグストアのメリットです。」(二宮さん)
二宮さん流「ドラッグストアを上手に使う節約お買い物術」
比較的お得に買い物ができるドラッグストアですが、いくつかのポイントを抑えることで、より節約に繋げることができます。二宮さんに節約に繋がるお買い物術を伺いました。
1.ドラッグストア→スーパーの順で回る
「先にご紹介したように、同じ食料品でもドラッグストアの方が安いことが多いので、まずは、ドラッグストアで必要なものを買ってから、足りないものと生鮮食品をスーパーで買い足すのがおすすめです。
お米や飲料など重いものを買うことが多いドラッグストアはつい後回しにされがちですが、割高なものを買って損をしてしまう可能性があるため、回る順番はとても大事です。」(二宮さん)
お米や飲料など重いものを買うことが多いドラッグストアはつい後回しにされがちですが、割高なものを買って損をしてしまう可能性があるため、回る順番はとても大事です。」(二宮さん)
2.買い物は週2回にすると無駄がない
「おすすめの買い物頻度は週2回です。1週間分をまとめてお買い物する人も多いかと思いますが、1週間だと意外と途中で気が変わってしまい、結局無駄になる食材が出てきてしまします。週2回、3日分くらいずつの買い物をすれば、無駄も出にくいですし、万一気が変わっても調整がしやすいです。」(二宮さん)
3.買い物メモを作り、必要なものに直行する
「買い物の前には、買い物メモを作っておきましょう。冷蔵庫の在庫と献立の予定から必要なものをメモし、持っていきます。そして、お店に言ったらメモに書いてあるものに直行し、できるだけ他のものは見ないようにするのもポイントです。」(二宮さん)
4.お買い得品がまとまっているところに注目
「無駄なものは買わないのが良いのですが、スーパーやドラッグストアのエンド台と言われる通路に面した売り場には、特売品が並んでいるので目を通します。割引になっている商品がまとまっているコーナーもチェックをするようにしましょう。」(二宮さん)
5.自分のライフスタイルに合ったお気に入り店舗を見つける
「ドラッグストアによっては、毎月、"ポイント5倍デー"といったポイントが貯まりやすい日や、貯めたポイントの数倍の換算金額の買い物ができる日などを設けているお店があります。
ポイントを貯める場合、複数のお店のポイントカードやクレジットカードを大量に保有すると、ポイントが分散してしまいは、ポイントが貯まりづらくなってしまうので、一番貯めやすいポイントに絞ることが大切です。総合的に見て自分のライフスタイルに合ったお気に入りのお店を見つけましょう。」(二宮さん)
ポイントを貯める場合、複数のお店のポイントカードやクレジットカードを大量に保有すると、ポイントが分散してしまいは、ポイントが貯まりづらくなってしまうので、一番貯めやすいポイントに絞ることが大切です。総合的に見て自分のライフスタイルに合ったお気に入りのお店を見つけましょう。」(二宮さん)
ドラッグストアを使いこなして節約上手になりましょう
PBをはじめ、飲料や日配品、菓子などの食料品がお得に購入できることもあるドラッグストア。店舗毎に行っている、クーポンやポイントカードのサービスを組み合わせれば、さらに節約につながります。値上げラッシュ続きで、日々のお買い物にも影響が出てきていると思いますが、ドラッグストアを活用して節約上手を目指してみませんか?
また、2022年春以降に値上げが決まっている商品については、こちらで詳しく紹介しています。
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