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小麦粉を種類別に比較!特徴と違いを知って上手に使い分けよう

小麦粉を種類別に比較!特徴と違いを知って上手に使い分けよう

お菓子やパンの他、料理全般でよく使う小麦粉には、薄力粉や強力粉などいくつかの種類があります。小麦粉の種類は原料によって分けられ、それぞれ向いている料理も異なるため、特徴や違いを知って上手に使い分けましょう。小麦粉を種類別に比較し、それぞれのおすすめの使い方を紹介します。

小麦粉の種類①薄力粉

ガラス鉢に入った薄力粉
小麦粉にはいくつか種類がありますが、主な違いは原料とタンパク質であるグルテンの量です。小麦粉の中でも、料理だけではなくお菓子作りでも使いやすい薄力粉。まずは、他の小麦粉との違いを比較するために、薄力粉の原料とグルテンの量などを紹介します。

原料は軟質小麦

薄力粉の原料は、粒がやわらかい軟質小麦です。小麦は、表皮・胚乳・胚芽の3つに分かれていて、胚乳部分を挽いたものが小麦粉になります。薄力粉は粒子がきめ細かいので、ダマができやすいのが特徴。薄力粉は日本での生産が少なく、主な輸入元はアメリカです。

小麦粉の中でもグルテン量が少ない

薄力粉の原料である軟質小麦は、グルテンの量が7〜8%前後です。これは、小麦粉の中では比較的グルテン量が少ない方。小麦粉に入っているたんぱく質は、グルテニンとグリアジンの2種類で、水を加えるとグルテンが形成されます。薄力粉はこのグルテンの量が少ないので粘り気が少なく、水を加えるとふんわりとした食感の生地になります。

小麦粉の種類②中力粉

木のスプーンで小麦粉をすくう様子
続いて、薄力粉の中間にあたる中力粉の特徴を紹介します。スーパーで見かけることが少ない中力粉ですが、「うどん粉」という名前で販売している場合もあります。中力粉を使いたいけれどスーパーで見つからない時は、うどん粉を探してみてください。

原料は中間質小麦

中力粉の原料は、粒がほどほどに硬い中間質小麦。粒子の硬さは、硬質小麦と軟質小麦の中間くらいです。ほとんどが日本産で、中間質小麦を使ったなじみ深い料理はうどんが挙げられます。

強力粉と薄力粉の中間のグルテン量

中力粉に含まれるグルテンの量は9%前後です。グルテンの量は、薄力粉より多く強力粉より少ないため、薄力粉と強力粉の中間にあたる適度な弾力を持っています。
中力粉は、「うどん粉」としてスーパーに並んでいる場合もあります。もし、スーパーで中力粉が見つからない時は、強力粉と薄力粉の割合を1:1にして混ぜると中力粉に近づけられます。

小麦粉の種類②強力粉

パンと小麦粉
グルテンの量が多い強力粉は、パン作りで活躍します。強力粉がパン作りに適している理由や、他の小麦粉との違いを知って上手に使い分けましょう。

原料は硬質小麦

強力粉の原料は、粒が硬い硬質小麦です。強力粉は、薄力粉と中力粉よりも粒子が硬いのが特徴。主に、アメリカやカナダから輸入されています。

グルテン量が多い

強力粉はグルテンの量が11.5%以上で、グルテン量の割合が高めです。そのため水を加えてこねればこねるほど、弾力が出やすいだけではなく、生地が伸びやすくなります。グルテンの量が多い強力粉は、歯ごたえのある料理を作りたい時に活躍する小麦粉です。一方で、ふんわりした食感に仕上げたい料理には向いていません。

その他の小麦粉の種類

さまざまな種類の小麦粉
普段の料理やお菓子作りに良く使われるのは、薄力粉・中力粉・強力粉の3種類の小麦粉です。しかし、小麦粉には他にも種類があります。それぞれ特徴を紹介するので、料理に使う時の参考にしてください。

全粒粉

パスタやビスケットなどのお菓子に使われる全粒粉(ぜんりゅうふん)は、小麦をまるごとすりつぶしたものです。そのため、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、健康志向の方にもおすすめです。全粒粉は茶色っぽい色をしていて、香ばしい風味と歯ごたえのある食感が楽しめます。

グラハム粉

全粒粉の一種であるグラハム粉は、パンの他にクッキーなどのお菓子にも使われる小麦粉。胚乳は他の小麦粉と同じように挽いて、表皮と胚芽は粗挽きにし、それらを混ぜ合わせたものです。グラハム粉は、全粒粉よりも粒が大きいため、食感がしっかり出ます。また、ミネラルから食物繊維まで栄養素が豊富に含まれています。

デュラムセモリナ粉

デュラムセモリナ粉は、デュラム小麦を粗挽きにして作られます。小麦が硬いので、細かく加工せずに粗挽きにして作ります。デュラム小麦の粒は、他の小麦よりも黄色っぽいのが特徴です。グルテンの量が豊富で弾力があり、調理をしても形が崩れにくいため、パスタやマカロニに使われています。日本で手に入るデュラムセモリナ粉は、カナダ産が多いようです。

小麦粉(薄力粉、中力粉、強力粉)の使い分け方

さまざまなパンと小麦粉
小麦粉は種類によって含まれるグルテンの量が違い、弾力や食感が変わります。料理に合った種類を選んで、よりおいしく作りましょう。小麦粉の使い分け方をチェックしてみてください。

小麦粉は別の種類でも代用できる?

小麦粉は別の種類で代用できないわけではないですが、理想の仕上がりにならないこともあります。例えば、クッキーやケーキを強力粉で作ると、焼き上がりが固く、ふんわりした食感に仕上がりません。反対に、薄力粉でパンを作ると弾力が物足りなく感じるでしょう。作りたい料理の仕上がりに合った種類を選ぶのがおすすめです。
また、余った小麦粉を使い切りたいなら、こちらの記事を参考にしてみてください。

お菓子を作る時は薄力粉

粉のきめが細かく、ふんわりした食感に仕上がる薄力粉は、お菓子作りに適しています。ほど良い弾力を出したい時に使うのもおすすめです。また、お菓子だけではなく天ぷらの衣にも使えます。
<適している料理の例>
・スポンジケーキ
・ドーナツ など

コシを出したい時は中力粉

中力粉は適度な弾力を持っているので、コシがある料理を作りたい時におすすめです。バゲットやカンパーニュなどハード系のパン作りにも使えます。強力粉よりもグルテンの量が少ないため、パンを作ると外がパリッ、中はモチモチになります。
<適している料理の例>
・うどんなどの麺類
・お好み焼きなどの粉もの
・バゲット など

パンを作りたい時は強力粉

強力粉はパン作りで活躍します。グルテンの量が多いので、水を加えると粘り気と弾力が出ます。生地が膨らみやすく、中がふっくらした食感のパンを作りやすいでしょう。ただ、ふんわりした食感のお菓子の材料には不向きです。粒子が粗くサラサラしているので、お菓子作りでは打ち粉としては使えます。
<適している料理の例>
・パン
・餃子の皮
・ピザ など
パンは種類が豊富。以下の記事を参考に作りたいものを見つけてみてください。

料理に合わせて小麦粉の種類を使い分けよう

小麦粉をすくう人
小麦粉は、種類によって原料や含まれるグルテンの量などが異なります。パンには生地が膨らみやすい強力粉を使うなど、作りたいものよって使い分けをしましょう。
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