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みりん風調味料と本みりんの成分の違いとは?使い分けるコツや保存方法も

みりん風調味料と本みりんの成分の違いとは?使い分けるコツや保存方法も

本みりん、みりん風調味料、みりんタイプの発酵調味料は、スーパーの売り場でも近くに並んでいることが多く、なんとなく商品を選んでいて、違いがはっきりわからない方もいるのでは?この記事では、みりんの種類や使い分け方のコツ、それぞれに適した保存方法について解説します。

みりんの種類は3つある

みりんの種類のイメージ図
本みりん、みりん風調味料、みりんタイプの発酵調味料はいずれも似た風味を持つ調味料です。見た目も似ていますが、それぞれ原材料や作る工程に違いがあります。違いを知り、いつもの料理に活かしてみましょう。

①本みりん

本みりんの材料は、蒸したもち米と米麹とアルコールです。熟成には40~60日間をかけてじっくり作られ、熟成の期間やアルコールの種類によって味が変わります。本みりんは調味料ですが、アルコール分が14%前後あり、酒類に分類されます。そのため、本みりんが調味料の売り場で見つからない場合には、酒類の売り場にあることも。おひたしなど加熱しない料理に本みりんを使う際は、加熱してアルコールを飛ばす必要があります。

②みりん風調味料

みりん風調味料は、糖類(ブドウ糖、水あめなど)、米、米麹、うまみ調味料や香料などを調合して短期間で作られます。本みりんに比べると甘みが強く、アルコール分は1%未満でほとんど含まれていません。アルコール分が1%を超えないので酒類には含まれず、酒税もかからないので安価です。

③みりんタイプの発酵調味料

みりんタイプの発酵調味料は、みりんと同様にもち米、米麹、アルコール、水あめなどを発酵させて、塩を加えて作られます。アルコール分は約14%ですが、塩を加えることで調味料扱いになり、飲用できないので酒税がかかりません。こちらも本みりんに比べると安価です。

使い分けのコツ

本みりんを活用した料理
本みりん、みりん風調味料、発酵調味料の共通点は、料理にツヤや照りを出すこと。これは、原材料に含まれる糖分による効果です。その他、アルコール分や塩分などの違いによって、調理効果が変わってきます。それぞれの特徴や使い分けのポイントをチェックして、料理を見た目良く、美味しく仕上げましょう。

本みりん

本みりんは煮崩れを防ぐ効果があり、まろやかな甘みが料理を上品に仕上げます。濃厚なコクや甘みがあり、芳醇な香りがあるのも特徴です。本みりんを加えると、料理の味に深みが出ます。さらに、本みりん(みりん風調味料も)に含まれるアルコールは魚などの臭み消し効果があり、煮崩れ防止や食材に味がしみこみやすいなどのメリットがあります。煮切ってアルコールを飛ばす必要があるので、十分に加熱しましょう。
<本みりんの調理効果>
・煮崩れを防ぐ
・食材の臭みを消す
・照りやツヤを出す
・上品な甘みを加える

みりん風調味料

みりん風調味料はアルコールをほとんど含まないので、加熱してアルコールを飛ばす必要がありません。和え物やタレ・ドレッシングなど、加熱をしない料理に使えます。みりんは調理の最後に加えると、よりツヤや照りのある仕上がりになります。そのため、他の調味料で味付けをした後、仕上げに使用するのもおすすめです。ただし、煮崩れを防ぐ効果は期待できません。
<みりん風調味料の調理効果>
・照りやツヤを出す

みりんタイプの発酵調味料

みりんタイプの発酵調味料も、本みりんと同じく煮崩れを防ぐ効果があります。本みりんよりもコストを抑えるなら、こちらがおすすめです。ただし、本みりんと違って塩分があるので、味付けをするときに塩加減の調節が必要です。味見をして、塩分が強くなりすぎないようにしましょう。
<みりんタイプの発酵調味料の調理効果>
・煮崩れを防ぐ
・食材の臭みを消す
・照りやツヤを出す

保存方法

食器や食材が入った棚
いずれのタイプも開封前は常温で保存しますが、開封後に冷蔵保存が必要なものがあります。その他にも、保存で注意したいポイントも紹介します。みりんを正しく保存して、料理に活用しましょう。

本みりん|冷暗所にて常温で保存

本みりんにはアルコールが多く含まれるため、開封後でも常温保存が可能です。ただし、直射日光を避けた冷暗所で保存してください。高温になったりや紫外線が当たったりなど温度変化のある場所で保存すると、本みりんの風味に影響が出ることも。また、アルコールが飛んでしまうわないように、キャップをしっかり閉めましょう。
本みりんを冷蔵庫で保存したり低温の環境下に置くと、液体中の糖分が白く結晶化します。品質自体には影響なく、調理の際に温まると戻ります。

みりん風調味料|冷蔵庫で保存

みりん風調味料にはアルコール分がほとんど含まれないので、開封後に常温保存すると傷みやすくなります。そのため、開封後は冷蔵庫で保存してください。温度変化が少なく、容器を立てて保存できる野菜室に置くのがおすすめです。ドアの開閉で温度が変化しやすいドアポケットはおすすめできません。みりん風調味料は、冷蔵保存しても本みりんのように白く結晶化することはありません。

みりんタイプの発酵調味料|直射日光が当たらない場所で保存

みりんタイプの発酵調味料は、本みりんよりアルコール分が少ないですが、塩分が含まれているため開封前も開封後も常温保存が可能です。ただし、高温になりやすい場所、直射日光が当たる場所などは避けましょう。本みりん同様、アルコール分が飛ばないよう、キャップをしっかり閉めることも大切です。なお、みりんタイプの発酵調味料は、低温で保存しても結晶化しないので冷蔵庫で保存しても構いません。

みりんが傷んでいるかどうかの見分け方(本みりん)

状態を確認中のみりん
本みりんはアルコールの効果により常温保存が可能ですが、保存状態によっては賞味期限内でも傷むことがあります。反対に見た目や状態が変わっても、品質に問題がないことも。本みりんの見た目や匂いに変化を感じた時は、以下を参考にしてください。
<傷んでいる可能性がある>
液体が白く濁っている場合は、カビが発生している可能性があります。そのほか酸っぱい匂いや、腐ったような匂いがする場合は、みりんが傷んでいます。本みりんはもともと甘い香りがするので、異変を感じた場合は使用を避けましょう。
<品質や調理効果に問題はない>
容器のフチなどにザラザラとした粒が付いたり、容器の底に沈殿物があったりする場合は、糖分が結晶化したものです。寒い時期や冷蔵庫に入れて温度が低くなってしまった時に見られる現象で、温めると元に戻ります。また、本みりんの色が茶色く濃くなることがあります。それは、みりんに含まれる糖分とアミノ酸が科学反応を起こして、色が濃くなった状態です。品質や調理効果に問題はありません。

みりん風調味料と本みりんの違いを知って料理に活用しよう

食卓に置かれた肉じゃがとひじき煮
本みりん、みりん風調味料、みりんタイプの発酵調味料は、風味は似ていてもそれぞれ違った特徴を持っています。料理での使い分けのコツを参考に、今まで使い分けをしていなかった方も、日々の料理で上手にみりんを活用してみてはいかがでしょうか。
みりんだけではなく、醤油にもたくさんの種類があります。種類ごとの特徴や上手な使い分けをチェックして、普段の食事をより美味しく仕上げましょう。
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