エアコンの冷房と除湿で電気代が高いのはどっち?上手に使い分けて快適に過ごそう

エアコンの冷房と除湿で電気代が高いのはどっち?上手に使い分けて快適に過ごそう

エアコンには冷房機能と除湿機能があります。蒸し暑い季節にかかせないエアコンですが、「除湿より冷房の方が電気代は高い?」「こまめに電源を切った方が節電になる?」などさまざまな説があり、使い方に悩んでいる人もいるかもしれません。冷房と除湿との違いや電気代の比較、使い分けのポイントや効率的な使い方について解説します。

冷房と除湿の違い

エアコンの冷房と除湿を上手に使い分けるには、それぞれの機能を知ることが大切!最初に冷房と除湿の機能の違いや、どちらが涼しくなるかを解説します。

冷房:温度を下げる機能

冷房とは、部屋の温度を下げることを最優先する機能です。エアコン(冷暖房両用)やクーラー(冷房専用)は、室外機と室内機がパイプでつながり、以下の動作を繰り返して部屋の温度を下げます。
冷房の仕組み
【冷房の仕組み】
1. 室内機の熱交換器で室内の空気にある熱を冷却ガス(冷媒)に乗せる
2. 熱を乗せた冷却ガスを室外機に送り圧縮機で圧力をかけて高温にする
3. 高温になった冷却ガスを室外機の熱交換器に通し、ファンによって熱を外へ放出→室外機から熱風を出す
4. 熱を放出した冷却ガスを減圧機で低温に
5. 低温になった冷却ガスを室内機に送り、室内機の熱交換器を通過させて冷たい風を出す

除湿:湿度を下げる機能

除湿とは部屋の湿度を下げることを目的とした機能で、「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類の方式があります。
弱冷房除湿
冷房と同様の仕組みで室内の湿度を下げながら、急激に部屋の温度を下げないように「弱冷房」で運転する方式です。
再熱除湿
湿度を下げるためにいったん空気の温度を下げ、また元の温度に温め直してから部屋に戻します。
一般的なエアコンについている除湿は弱冷房除湿で、再熱除湿はエアコンの中・上位機種についていることが多いです。    

冷房と除湿での電気代の比較

エアコンのリモコンとお金
次にエアコンの冷房と除湿で電気代はどのように違うかを説明します。冷房と2種類の除湿、それぞれの目的や消費電力を一覧にした表もチェックしてください。    

除湿の機能により電気代は変わる

除湿には2種類の方式があるので、冷房と除湿のどちらが電気代がかかるかは一概には言えません。エアコンにかかる電気代は、安い方から順に弱冷房除湿→冷房→再熱除湿です(部屋の広さや温度・湿度、外気温や運転時間といった条件により前後します)
一般的には、弱冷房しながら除湿する弱冷房除湿が一番安く、冷却した空気を再度暖める際の消費電力が大きい再熱除湿の電気代が最も高くなります。
なかには弱冷房除湿と再熱除湿の両方の機能を持つ、ハイブリッド除湿を搭載しているエアコンもあります。このタイプのエアコンは室温・湿度に応じて運転を自動調整し、電気代は弱冷房除湿程度に抑えられます。

冷房と除湿の比較表

冷房 弱冷房除湿 再熱除湿 ハイブリッド除湿
目的 温度を下げる 湿度を下げる 湿度を下げる 湿度を下げる
部屋の温度 最も効果的に下がる 少し下がる あまり下がらない あまり下がらない
消費電力の量

冷房と2種類の除湿、どんな時に使うのがベスト?

エアコンの温度設定
続いては冷房と除湿を使い分けるためのポイントを紹介します。除湿には弱冷房除湿と再熱除湿の2種類がありますので、それぞれの機能で使いたいシーンを紹介します。    

冷房:真夏の暑い時期

冷房は、部屋の温度を下げることを最優先にしたい時に使用します。例えば、真夏など気温が高い時や蒸し暑い時に使うと良いでしょう。
冷房は温度設定が可能です。さらに多くのエアコンには、設定した温度まで下げた後は弱運転や送風に切り替わる自動運転機能がついており、効率的に室内の温度を保てます。
なお、2005年度より地球温暖化対策の一環として政府が提唱する「クールビズ」では、冷房の設定温度の目安は28℃※とされています。
※出典:環境省|令和3年度 クールビズについて
https://www.env.go.jp/press/109505.html

弱冷房除湿:少し暑くて湿度も高い時

弱冷房除湿は、部屋の湿度も気温も下げたい時に使用します。例えば、梅雨の時期など湿度が高く気温が高めの時の使用がおすすめです。
弱冷房除湿は除湿するために冷やした空気を冷えたまま室内に送り込むので、湿度を下げるだけでなく室温も少しだけ下げることが可能です。

再熱除湿:部屋の湿度だけを下げたい時

再熱除湿は、部屋の湿度だけを下げたい時に使用したい機能です。例えば、春の長雨の時期や梅雨入りの時期など、肌寒いけれどジメジメしている時におすすめ。
再熱除湿は冷風を出さず、室内気温を下げないで除湿するので、肌寒い時に有効です。ただし、再熱除湿はエアコンの上位機種のみについている機能で一般の機種では選べません。

冷房効率アップ&節電効果を高めるエアコンの使い方5選

最後にエアコンの冷房効率および節電効果を高める方法を紹介します。冷房を効率良く使うには、室内機と室外機のお手入れが欠かせません。また冷房効果を高めるアイテムを上手に使うことで、エアコンで下げた室温をキープできます。    

1. こまめにフィルターを掃除する

フィルターを掃除する手
まずは、フィルターやエアコン内部のホコリを掃除しましょう。フィルターにホコリが付いていると、空気の流れが悪くなり、エアコンの風量が弱まってしまいます。こまめに掃除すれば節電にもつながります。
また、フィルターの目詰まりは異常音や水漏れ、ニオイなどの原因にもなり、さらにホコリはカビの繁殖も促すことに。エアコン内部にカビが生えると、カビの胞子がエアコンから吹き出され、空気中に散ってしまいます。
エアコンを使う時期や頻度により変わりますが、2週間に1度~月1度を目安に掃除をするのがおすすめです。エアコンの清掃については以下の記事を参考にしてください。

2. 室外機をメンテナンスする

エアコンの室外機
エアコンの室外機をメンテナンスすることも大切です。室外機は熱を逃がす役割を担います。室外機にホコリやゴミが溜まっていたり、吹き出し口のまわりに物があったりすると熱を逃がせません。室外機に熱が溜まると運転効率が下がり、最悪の場合は故障につながることもあります。
【室外機のメンテナンス例】
・室外機を定期的に掃除する
・室外機のまわりに物を置かないようにする
・すだれなどを利用して室外機への直射日光を防ぐ

3. 外の気温が高い時は「つけっぱなし」にする

夏は、気温や時間帯によっては連続運転でつけっぱなしにするのが効果的です。エアコンは電源を入れてから設定温度になるまでの消費電力が大きく、室温が下がれば設定温度を保つための電力はあまり消費しません。こまめな電源オフは意味がないどころか、逆に消費電力が大きくなることも。
外気温が高い時に、30分ほどの短時間の外出をするなら冷房をつけたままにするのが良いでしょう。気温が高い日はエアコンを切るとすぐに室温が上がりやすいので、再運転時に上がった室温を下げる方が消費電力は大きくなります。    

4. カーテンやブラインドを利用する

レースカーテンやブラインドを利用し、夏の強い日差しを遮るのも効果的です。特に昼間の外出時には、カーテンを閉めて出かけるのがおすすめです。
また、ドア・窓の開閉を少なくするのも節電につながります。気温の高い日はドアや窓から室外の熱風が入ると室温が上がります。ドアや窓の開閉を減らすことで、エアコンで下げた室温を保ちやすくなるのです。    

5. 扇風機やサーキュレーターを利用する

エアコンとサーキュレーター
さらに、エアコン使用時に扇風機やサーキュレーターを併用するのもおすすめです。
エアコンで冷却された空気は下に溜まりやすい性質があります。そのため扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させれば、部屋の温度ムラをなくせるのでエアコンの冷房効率が上がります。また扇風機の風が体に当たることで体感温度が下がり、より涼しく感じられるという効果も。
サーキュレーターは、雨の日の部屋干しを助けるアイテムとしても重宝されています。
梅雨の時期のお洗濯については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

除湿と冷房を使い分けて電気代を抑えながら快適に過ごそう

快適なリビングでくつろぐ家族
エアコンの除湿機能には、弱冷房除湿と再熱除湿の2種類がありますが、エアコンによっては再熱除湿を搭載していない場合もあります。自宅のエアコンの除湿機能はどちらかを確認し、気温や湿度に合わせて使い分けて電気代を抑えながら快適に過ごしましょう。    
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