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住宅用洗剤の種類│酸性・中性・アルカリ性はどう使い分ける?

住宅用洗剤の種類│酸性・中性・アルカリ性はどう使い分ける?

住宅用洗剤にはさまざまな種類があり、それぞれ用途が異なります。いつもは掃除していない場所や、汚れが多くこびりついている部分を掃除する際など、場面によって洗剤を上手く使い分けるのがコツ。この記事では、住宅用洗剤の種類や特徴・注意点、おすすめの使い方を始め、大掃除に活躍する洗剤の選び方と注意点を紹介します。

住宅用洗剤の種類・選び方

かごに入った黄色い洗剤
住宅用洗剤(合成洗剤)の種類(液性)は、大まかに言えばアルカリ性、酸性、中性に分けられます。細かく分けると、酸性・弱酸性・中性・弱アルカリ性・アルカリ性の5段階に分かれ、酸性やアルカリ性が高くなるほど、洗浄力が強くなります。

洗剤の表示は家庭用品品質表示法によって、以下のように定められています。
水素イオン濃度(pH) 表示
11.0を超える アルカリ性
11.0以下8.0を超える 弱アルカリ性
8.0以下6.0以上 中性
6.0未満3.0以上 弱酸性
3.0未満 酸性
また、汚れにも酸性の汚れやアルカリ性の汚れなどの性質があります。酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤というように、汚れの性質と反対の液性の洗剤を選ぶと、中和作用によって汚れが落ちやすいです。
中性洗剤は、幅広い汚れに使えます。洗浄力が穏やかで手肌に優しいですが、頑固な汚れは落としにくいです。洗剤は、汚れや肌質によって使い分けましょう。

洗剤の種類①アルカリ性

ガスコンロを掃除している人
アルカリ性洗剤にはアルカリ性と弱アルカリ性があり、汚れを落とすパワーが異なります。アルカリ性はしつこい油汚れ、弱アルカリ性は軽い油汚れや皮脂汚れ、タバコのヤニなどを落とすのに有効。ここでは、アルカリ性洗剤の特徴やおすすめの使い方、注意点を紹介します。

アルカリ性洗剤の特徴・おすすめ用途

アルカリ性の洗剤は、酸性の汚れに効果的です。
<酸性の汚れ>
・油汚れ
・手垢
・皮脂
・湯垢 など
アルカリ性洗剤は、弱アルカリ性の方が洗浄力は穏やかです。
<アルカリ性洗剤の主な用途>
・アルカリ性:レンジフード、ガスコンロ
・弱アルカリ性:レンジ周り

アルカリ性洗剤の注意点

アルカリ性の洗剤は、直接肌に触れると荒れる場合があります。アルカリ性の洗剤を使う時は、ゴム手袋を着けましょう。また次の製品、場所ではアルカリ性の洗剤が使えません。
<アルカリ性洗剤が使えない場所>
・アルミ素材のもの
・木を使った製品
・畳
・水拭きできないもの
・やわらかい素材の床
・フローリング(※ワックスが剥がれる可能性がある)
・家具
・塗装面

洗剤の種類②酸性

酸性の洗剤とレモン
酸性洗剤は汚れ落としだけでなく、臭い消しにも効果が期待できます。ここでは、酸性洗剤の特徴やおすすめの使い方、注意点を紹介します。

酸性洗剤の特徴・おすすめ用途

酸性の洗剤は、アルカリ性の汚れ落としに向いています。
<アルカリ性の汚れ>
・水垢
・石鹸カス
・尿汚れ
・カルキ汚れ など
また、酸性の洗剤には弱酸性のタイプもあります。酸性の洗剤は、便器にこびりついた尿石や水垢、弱酸性は軽い石けんカスや湯垢などを落とすのに向いています。
<酸性洗剤の主な用途>
・酸性:トイレ用
・弱酸性:食器洗い、お風呂用

酸性洗剤の注意点

酸性洗剤は塩素系洗剤と混ぜると有毒なガスが発生するため、絶対に併用してはいけません。アルカリ性の洗剤と同様に、手や肌に付くと肌荒れする場合があるのでゴム手袋をして使用してください。
金属は錆びる場合があるため、拭き残しには気を付けましょう。また、アルカリ性であるコンクリートや、天然石タイルに使うとダメージを与える恐れがあります。

洗剤の種類③中性

黄色い洗剤が入ったボトルとスポンジを持つ手
中性洗剤は、酸性とアルカリ性の中間の性質を持つ洗剤です。比較的手荒れしにくいので、日常的な掃除にも使いやすいでしょう。中性洗剤の特徴やおすすめの使い方、注意点を紹介します。

中性洗剤の特徴・おすすめの用途

中性洗剤は、酸性とアルカリ性の中間の性質を持ちます。酸性・アルカリ性ほど洗浄力は強くありませんが、さまざまな汚れに対応し、肌や素材を傷めにくいため安心して使えます。また、塩素ガスなどが発生することはないため、万が一他の洗剤と混ざっても安心です。
中性洗剤は、基本的に水洗いできる場所であれば使えます。汚れが酸性かアルカリ性かわからない時は、中性洗剤で掃除してみると良いでしょう。
<中性洗剤の主な用途>
・テーブルなどの食品汚れ
・手垢
・ホコリや砂
・皮脂汚れ
・軽い油汚れ

中性洗剤の注意点

中性洗剤は、界面活性剤で汚れを浮かせて落とすタイプの洗剤なので、こびりついた頑固な汚れには向きません。無理に擦ると素材を傷つけてしまう可能性があるので、注意が必要です。また、酸性やアルカリ性の洗剤のように強い刺激ははないものの、人によっては手が荒れる場合もあります。手荒れが気になる場合は、手袋を使用しましょう。

【選び方】大掃除に活躍する洗剤の種類

窓ガラスを拭いている人
大掃除では、普段は掃除をしない場所もキレイにしたいもの。ここでは大掃除で活躍する洗剤を用途別に紹介します。

カビには塩素系洗剤

カビはお風呂場や窓の結露など、湿気が多い場所にできてしまいます。カビを落とすには、塩素系洗剤が効果的です。カビができてしまったゴムのパッキンや溝に、塩素系洗剤を吹きかけて放置するとキレイになります。最近では、泡で出てくる使いやすい塩素系洗剤が豊富です。
ただし、強い洗浄力があるため、使用中誤って目に入ったり、皮膚についたり、吸い込んだりしないよう、眼鏡やゴーグル・ゴム手袋・マスクを着用し、窓を開けるなどしっかり換気をして、注意して使いましょう。

こびりついた汚れ・頑固な水垢には研磨剤入りの洗剤

コンロにこびりついた焦げや、シンク周りの頑固な水垢は、研磨剤入りの洗剤(クレンザー)を使うと落としやすいです。研磨剤入りの洗剤には、粉末状のものとクリームタイプのものがあります。落としたい場所に洗剤を適量出し、食器用スポンジなどで擦るとキレイになります。ただし、強く擦りすぎると素材を傷つける場合があるので注意が必要です。
以下の記事では、洗剤を塗って放置する時短掃除テク「ほったらかし掃除術」や洗剤を紹介していますので、併せてチェックしてみてください。

カーペットの染み抜きには中性洗剤または酸素系洗剤

カーペットに付いた染み抜きのポイントは、汚れの原因で使う洗剤・方法を変えることです。コーヒーなど水溶性の汚れは中性洗剤、チョコレートなどの油溶性の汚れは酵素系液体漂白剤を使います。
①水溶性の汚れ:中性洗剤
・コーヒー
・ワイン
・醤油
・ケチャップなど
②油溶性の汚れ:酸素系液体漂白剤
・パスタソース
・チョコレート
・口紅など
<注意点>
雑巾で擦るように拭くと汚れが広がる恐れがあります。汚れを雑巾に吸収させるように押し当てて落としていきましょう。また、漂白剤はカーペットが色落ちすることもあるので、事前にカーペットの端などの目立たない場所で試してください。

洗剤を使う際に気を付けること

台を拭いている人
家の中には木製、プラスチック、金属製などさまざまな素材が存在するため、掃除の際は素材に合わせた洗剤を使います。掃除したい素材に合っていない洗剤を使うと劣化を早めてしまったり、傷つけてしまったりします。洗剤容器の裏面には、必ず使っても良い素材か記載されているので、洗剤を使う前に確認しましょう。

住宅用洗剤は、素材や汚れのタイプによって使い分けよう

さまざまな住宅用洗剤
住宅用洗剤には多くの種類がありますが、素材や汚れのタイプによって、使う洗剤が異なります。紹介した液剤の性質、取り扱いの注意点を参考に洗剤を選び、大掃除を成功させましょう。
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